いきなり「パンツか?スカートか?」と訊かれて…。「マッチングアプリでの出会いは恐怖でしかなかった」37歳女性の婚活の行方は(後編)
OTONA SALONE / 2024年12月21日 20時1分
今回は、マッチングアプリで婚活をする37歳の婚活ストーリーを紹介します。【後編】です。
好意を持てる相手は100人に1人いればいい
「それ以来、アプリを開くのがイヤになってしまいました」というA実さんに、私はこう伝えました。「学生時代、いいなと思う相手は40人のクラスに1人いるかいないかでしたよね。マッチングアプリで出会う人たちも同じです」
マッチングアプリに登録すると、「すぐにでも自分の条件に合う相手と出会えるに違いない」と期待してしまいがちですが、それは見通しが甘すぎるというものです。誰もが気軽に利用することができるのがマッチングアプリのいいところですが、不特定多数の人が登録しているため、中にはいろいろな人がいます。詐欺師や既婚者も潜んでいる可能性もあります。
婚活中の男性は、必ずしもコミュニケーション能力が高い人ばかりではないですし、失礼な質問をしてくる人や、返信に困るメッセージを送ってくる人もいます。そういう相手は、即ブロックするかスルーすればいいだけ。A実さんのようにまともにぶつかっていくメリットはほとんどありません。
「ポジティブな◯◯力」を発揮して 次ページ
「ポジティブなスルー力」を発揮してすべての人を応援
マッチングアプリに限らず、婚活に必要なのは「ポジティブなスルー力」です。答えたくない質問には答える必要はありませんし、不快なメッセージを送ってくる相手は、黙ってブロックすればいいだけのこと。そして、「はい、次!」と切り替えることが大切です。いちいち傷ついたり怒ったりしてネガティブな感情にとらわれてしまうと、婚活そのものに対してネガティブなイメージを持ってしまいかねません。
私の経験では、婚活で理想通りの相手と結婚する人は、すべての人に温かい目を向けています。そういう人は、縁がなかった相手に対して、「どうしてあんな人しかいないのだろう」などとネガティブな評価を下すことはしません。「自分とは合わないけれど、ほかの誰かとなら幸せになれるだろう。がんばってほしい」と相手を応援する心の余裕があるのです。
A実さんが出会った相手のように、顔が見えない相手だからとケンカ腰になったり、捨て台詞を吐いたりするのはもってのほか。お互いにイヤな思いをしますし、そのときはストレスを吐き出したように思えたとしても、あとで自己嫌悪に陥るはずです。
また、A実さんのように「男性に勝ちたい」という意識がある人は、それを自覚して手放すことも必要です。A実さんは当初「返信したのは、たまたまヒマだったからです」と話していましたが、「確かに、職場でも男性に負けたくないという気持ちがありますね」と自覚していました。
婚活は、ともに生きていくパートナーを見つける場です。相手を論破したり負かしたりする必要はまったくありません。
マッチングアプリで注意するべき7箇条 次ページ
マッチングアプリで注意するべき7箇条
婚活に改めて向き合ったA実さんは、もう一度別のマッチングアプリに登録することにしました。そこで、さまざまな人が登録しているマッチングアプリで婚活をするときに、注意してほしい点を伝えました。
- 会う前も会ってからも、「お金の話」が出たら即刻関係を断つ。
マッチングアプリで出会った人にワンルームマンション投資を勧める詐欺事件などが実際に起こっています。
- メールの文面が翻訳された文章の場合は、海外からの詐欺の可能性が高い。
日本語として不自然な文面のメールは、スルーもしくはブロックを。
- LINE IDや住んでいる場所などの個人情報は、聞かれても答えなくてよい。
何度か会って親しくなってから教えるのはかまいません。また、「より親しくなりたい」と思える相手なら教えてもOKです。
- 仕事が休みの日に会えない相手は、既婚者の可能性がある。
結婚相談所と違って、マッチングアプリは登録するときに独身であることを証明する必要がないことも多いので、独身で結婚する気があるかどうかを本人に確認しましょう。
- 初回は昼間、ホテルのラウンジやカフェで会う。
あらゆるリスクを想定して、暗いところや密室ではなく、大勢の人の目があるところで会うようにします。
- 初回は食事はしない。お酒も飲まない。
コース料理などを頼んでしまうと、「この人とは合わない」と思ったときにすぐに帰りにくいので、初回はお茶を飲んで話すだけにします。
- 初回は車に乗らない。
車はもちろんのこと、密室に2人きりにならないように気をつけましょう。
自分とは合わない相手には… 次ページ
自分とは合わない相手にもエールを
基本的には、マッチングアプリでのトラブルは自己責任になります。必要以上に警戒する必要はありませんが、中には悪質な利用者がいないとは限りません。自分で自分の身を守り、ポジティブなスルー力を発揮することが、婚活を楽しく継続する秘訣です。
A実さんはその後、失礼なメッセージや個人情報を聞き出そうとする質問はスルーすることにしました。そして、「自分とは合わない」と思った相手に出会ったときは、「がんばって」「幸せになってください」と心の中でエールを送り、「次へ行こう」と切り替えるように心がけました。
すると、いつの間にか婚活がつらくなくなったそうです。最近、「アプリで出会った2歳下の会社員と何度かデートを重ねています」と連絡をいただきました。うれしいご報告はもうすぐかなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回の働く女性の「婚活ストーリー」もお楽しみに。
『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)
▶ 電子書籍はこちらから
≪アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「58歳で離婚→66歳で再婚」3人の孫がいるおばあちゃんが"7歳下の男性とアプリ再婚"するまでにしたこと
プレジデントオンライン / 2025年1月31日 18時15分
-
「詐欺リンクに誘導」中高年向けマッチングアプリの落とし穴と、女性が沼る“2つのケース”
週刊女性PRIME / 2025年1月29日 20時0分
-
35歳の私。10歳年下カレの実家に挨拶に行ったら「息子が50歳のとき、あなたは60歳なのよ」と反対されて
OTONA SALONE / 2025年1月25日 20時0分
-
理想の相手と結婚して幸せになりたいと思っているなら…。婚活カウンセラーが教えるとっておきの秘訣
OTONA SALONE / 2025年1月18日 20時1分
-
「婚活で地獄を見た」恋愛経験ゼロ女性が、人生初の彼氏と“爆速で結婚”した理由。出会った場所も意外すぎた
女子SPA! / 2025年1月11日 15時47分
ランキング
-
1部屋を整理していたら、使っていない「クレジットカード」を3枚発見…!すぐに解約したほうがいい?
ファイナンシャルフィールド / 2025年2月5日 4時30分
-
2今年も大量廃棄「ご利益なんてない」売れ残った恵方巻きに疑問噴出、米不足も批判に拍車
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 8時0分
-
3函館のラブホテル社長が語る“ラブホ経営”の難しさ。「2日間部屋が使用できない」困った用途とは
日刊SPA! / 2025年2月3日 15時51分
-
4「五十肩」を最もスムーズに改善する方法…じっと安静はダメ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
5スタバのソイミルク変更、2月15日から無料化へ。「超ありがてぇ」「大好き民歓喜」
東京バーゲンマニア / 2025年2月4日 13時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください