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40過ぎてFPに挑戦、独学で合格。仕事と子育てに追われる生活だけど、次はあの難関資格を目指したい(後編)

OTONA SALONE / 2024年12月29日 11時1分

日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。今回は、体験談をご紹介します。

 

宅建に合格した2年後、FPにも挑戦

当時、実務で不動産業をやっている義実家の次男(夫の弟)は何度も落ちていたので、合格できたときはちょっと誇らしかったです。社長である義父が「意外とこいつ、やるな」と、私に仕事でも振ってくれるかと淡い期待もしましたが、男尊女卑の家族なので、そんな素振りすら見せない。「事務員さんは受かりやすいらしいよ」と言っていましたよ……。ここまで来ると、虚しいというより、マンガみたいに笑っちゃう。むしろ、面白いな〜って。

やったあ。FP2級に合格!

さらに、その2年後には「2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)」にも挑戦しました。このときは体調の悪かった夫に、「病院に行って」と頼んでも行かないので、歯がゆい思いを抱えていて……。相続や事業承継、会社法などについても学べて、これまでやっていた経理の仕事の点と点が、1本の線につながったように感じられて、「勉強してよかったな」と思いました。仕事として資格を生かせてはないのだけれど、大切な友達の離婚や養育費の相談に乗ることもできて、資格を取得すると、結構、人の役にも立てるんだなと嬉しくなりました。

 

夫は、わがままな人だった。3年前に死別して… 次ページ

3年前に夫と死別し、寂しいけれど楽になった

 実は夫は3年前、2021年に亡くなりました。元々の酒好きに加えてタバコも吸っていましたし、さらに居酒屋でお客さんと飲む機会も多く、帰宅するときにはベロベロに酔っていることも日常茶飯事。病院嫌いでなかなか病院に行かず、やっと病院に行ってくれたと思ったらすでに手遅れで、45歳で亡くなってしまいました。

 

夫はカリスマ性のある人で、地元のテレビ番組には何度も出たことがあるんですが、結婚生活ではモラハラ気質でした。自分が帰宅する朝方2時に「起きて待っていろ」と言って、私は夜中に帰ってくる夫を待って、翌日は仕事もあるのに、その時間から夜の相手をさせられるという……。だから、寂しい気持ちもある反面、やっと自分の時間ができて、精神的にも肉体的にも楽になりました。

 

私が資格の勉強をする理由 次ページ

資格の勉強は「悔しいい思い」の克服と、未来への準備のため

今、居酒屋は夫から引き継いで私が経営を担っているのですが、休眠した会社がバブル期に作った借金がいまだに残っていて、いまでもその返済を少しずつ続けています。さまざまな理不尽さや、そこからくる悔しさを抱えながら、仕事を続けています。

 

長年働いてくれている仲間がいるので、今すぐに辞めたり、独立することは無理なのですが、「取得した資格はいつか独立するときの武器になるはずだ」と思っています。今は日中、義父と義弟と一緒の事務所で働いていて、好きに出かけることもできないから、いつか一人で、好きな時間に働ける環境になるといいなって願っています。

 

仕事も多忙だし、子育ても終わっていませんが、今度は実務でもやっている「社会保険労務士」の資格を取ろうと準備中です。次の幸せを掴むためにステップアップを図って頑張っています。

 


 

 

≪ヘルスケアライター 野添ちかこさんの他の記事をチェック!≫

 

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