47歳になった私に「今なら子どもを持ってもいいよ」って…。夫に順風満帆な人生をズタズタにされて(前編)
OTONA SALONE / 2025年1月2日 20時0分
2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対し、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
国際機関で働くみずきさん(仮名:47歳)は、国家公務員の夫・順太さん(仮名:49歳)と2人暮らし。夫婦ともにサーフィンが趣味で都内と葉山の二拠点生活を楽しんでいます。しかし、夫が10歳年下の女性と不倫していたことが発覚して、メンタルが不安定になっているそうです。
28歳で結婚、順調だった人生前半
みずきさんは、27歳で順太さんを女友達から紹介され、28歳で結婚しました。思い返すと、人生の前半は「順調だった」そう。
「仕事も好きですが子供も欲しかったので『20代で結婚できたらいいな』と思っていたら、20代後半で好みの男性に出会って、交際する時に『結婚を前提に付き合って』とプロポーズされていました。思い返せば、氷河期世代ですが、大学受験も就職活動も第一志望に受かって、結婚もほぼ希望通り。このまま、自分の人生は安定して『中の上ゾーン』を進んで行くんだ、と思っていました」
中央省庁で働く公務員の順太さんは、芸能人のような完璧な美形ではないものの目鼻立ちが整っており、かたい仕事の割におしゃれでスタイルがいいそう。
「今では普通のハーフっぽいおじさんですが、出会った頃はアパレル関係なのかと思ったほどおしゃれでした。私は、『結婚相手の条件』を密かに紙に書いていたのですが、背の高いイケメン、英語が堪能、MARCH以上の学歴、長男じゃない、などなど全部当てはまっていました」
みずきさんと順太さんは、サーフィンという共通の趣味もあり、旅行も大好き。みずきさんが相続した葉山の別荘をリノベーションして、真冬以外は毎月のように足を運んでいるそうです。
高度不妊治療を拒否した30代の頃の夫
「コロナの影響で、2人ともリモートワークが多くなったので、別荘というよりは2拠点生活に近いかも知れません。数年前に柴犬を飼い始めて、子供のようにかわいがっています。昔ほどベタベタはしないですが、在宅勤務の日は隣の席で仕事をしてウーバーイーツでなにをとろうか相談して、夕方に犬の散歩に行くような平和な日々が続いていました」
そんなみずきさんの心残りは、多くの友人が出産した30代に不妊治療ができなかったこと。
「35歳くらいまでは、自然に子供ができると思っていました。でも、その頃から性交渉の頻度も減って、同時にキャリア志向だった同級生が続々と体外受精など高度不妊治療を受けて出産し始めました。当時、芸能人がブログで不妊治療状況を発信していた影響もあり、『私もぜひ受けたい』と夫に訴えたことを覚えています」
しかし、順太さんは「俺ちょっと嫌だなぁ」と首を縦に振らず、のらりくらりとかわす日々。
「彼は深刻な話をするのを嫌がっていましたが。ちょうど私が別荘を相続するタイミングで、お金の話をしなければいけなかったので、ついでに本気で妊活の相談をしました。そうしたら彼は涙目になって、『兄貴が不妊治療で奥さんとケンカして、家庭がピリピリして結局離婚するのを見てきた。みずきとは仲良く平和に暮らしたい』と言われました。その日はだいたい半日話し合って『俺は産婦人科には行かない。でも、タイミング法ならできるだけ付き合う』という落とし所でまとまりました」
当時順太さんの兄はバツ2で子供はおらず、2番目の妻とは不妊治療のストレスからケンカが増えて離婚したそうです。
本編では、恵まれた人生を歩んできたみずきさんが30代半ばで夫に不妊治療を拒否されるまでのお話を伺いました。続く後編では、心機一転して新しい人生を歩もうとした矢先に起きた「事件」についてお伝えします。
夫が不妊治療を拒否していた「本当の理由」は、実は…
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