#70どうして? 男はあるとき急に態度が変わる問題【40代編集長の婚活記】
OTONA SALONE / 2017年12月6日 17時0分
40代・独女・恋人いない歴8年のOTONA SALONE編集長・アサミ(45歳)。40代にして初めての婚活市場にチャレンジしたものの、まったく上手くいかないまま1年4カ月が経過。
婚活で出会った男性とデートをしてもなかなか上手くいかない原因は、過去の恋愛による「男性不信」が実は無視できず……。これは40代独女のリアル婚活ドキュメントである。
男性不信を払拭するために
結婚どころか恋愛すらできない40代独女が抱えている、根深い「男性不信」。
これを払拭できない限りは、きっと婚活も前へ進めない。そう感じてから、私は自分の過去の男性不信となった事件と改めて向き合ってみようと思った。
第1は「浮気」事件だった。最初にお付き合いした彼・サンコウくんに浮気されたこと。
第2は「心無い言葉」事件だった。合コンで3人の男性に「ボツボツ、ハズレ、気持ち悪い」と陰口を言われたこと。
そして第3の事件は、30代後半でお付き合いしたシンユウくんとの出来事だった。
昔からの友達のような交際
信頼する同僚を介して知り合ったシンユウくんは、その同僚のまさしく親友だった。すでに第1の事件、第2の事件で男性不信が始まっていた身としては、かなり慎重に考えた。
同僚の親友なら、私を裏切ったりしないよね。そう思って、シンユウくんからの告白を受け入れた。そして、自分の病気のことを話してもシンユウくんは優しく受け止めてくれた。
私は基本的に隠し事をするのが好きではないので、彼に相談し、共通する知人たちに交際していることをオープンにした。みんなも祝福してくれた。同い年ということも、同じイベントを一緒にやり遂げたこともあって、昔からの友達のような穏やかなお付き合いが始まった。
急にシンユウくんの態度が変わる
しかし、シンユウくんとの蜜月期はそんなに長くは続かなかった。あるとき急にシンユウくんが私を避けるようになる。付き合い始めて半年も経っていないころだった。
それまでシンユウくんはとてもマメだった。ほぼ毎日、メールか電話をくれたし、返信も早かった。週末もお互いの出張などがなければほぼ一緒にいたと思う。
様子がおかしくなったのは、私の37歳の誕生日を過ぎたときからだ。
彼からの連絡が、プツリとなくなった。私の誕生日をお祝いしてくれたことについてお礼のメールをしたのだが、何日経ってもまったくレスがない。忙しいのかな? 何かあったのかな?
私が、彼の気分を害してしまったの?
もしかして、気分を害したのかな? 心当たりはない……いや、かろうじて1つだけあった。誕生日祝いをしてくれたお店で生牡蠣を食べたのだが、実はその夜、人生初の牡蠣にあたった。それまではあたったことがなかったのに。
私をよろこばせようと選んでくれたシンユウくんの馴染みの店の食事で、具合が悪くなったから……?
そんなわけはないと思うが、それしか心当たりはなかった。なので、お詫びのメールを送ってたけれど返事はない。
私の誕生日に会って以来、1週間以上も何の連絡もくれなかったので、さすがに気になって電話をした。
1週間ぶりの電話にて…
そのとき言われたのだ。
シンユウ「距離を置きたい」
そう言って、なんの説明もなく一方的に電話を切られた。もう一回、電話をした。
アサミ「どうして?」
シンユウ「とりあえず距離を置きたいんだよ」
アサミ「どうして急に? 理由を教えて」
シンユウ「ちょっと時間を置きたいんだよ」
アサミ「……わかったけど。え、この間、牡蠣にあたったから?」
シンユウ「それは関係ない」
アサミ「誰か好きな人ができたとか?」
シンユウ「そんなのいないよ」
アサミ「じゃ、どうして?」
しばらくそんなやりとりをしたあと、彼は「こっちから連絡するから」と言い放って、一方的に電話を切った。私はまだまだ聞きたいことがあったのに。
どうして距離を置きたいの? 私が何かした? 何か悪いことした? いろいろ考えてみても牡蠣しか思い当たらない。
これを、生麦事件ならぬ「生牡蠣事件」という(苦笑)。
何をしてもノーリアクション
そのあと一度だけシンユウくんとは会ったけれど、それは作業的なことの手伝いで会っただけで、「置いていた距離をどうするか問題」についての話は、まったくできなかった。
シンユウくんから連絡が来ることもないまま、2カ月以上が経過した。私からメールを何回かは送ったと思うけれど、まったく返信はなかった。
何も言われていないけれど、さすがにもう「別れる」ということだろうと察して、私の自宅にあった彼の荷物やプレゼントでもらったものを全部、宅急便で返却した。いちおう、彼の家にある私の荷物も返却してほしいと頼んだが、ノーリアクションだった。
感覚としては、勝手に去っていかれた気分だった。
信頼する同僚の親友だから、信頼したのに…
やっぱり男は身勝手だ。
自分から近寄ってきたのに、突然、理由も言わずに自分から離れていく。
しかも、最初はやさしかったのに、あるとき手のひらを返したように冷たくなる。どうして? 思い当たるのは生牡蠣事件しかない。でもきっとそれが理由じゃない。
人間、何事にも飽きるときはくるのかもしれない。好きになった人がそうでなくなるときがくるのかもしれない。けれど、もう少しグラデーションがあってもいいじゃないか。せめて、お別れしたいならその理由の説明くらいあってもいいじゃないか。
ましてや、私が信頼する同僚の親友だった、シンユウくん。
お互いに共通の、大切にしている人を介して知り合ったのだから、たとえお別れするときがきても、勝手に去っていったりしないでちゃんと真摯な対応をしてくれると思っていた。
すでに男性不信があった私がシンユウくんと付き合うことにしたのは、ある意味、共通の大切な人がいるという担保みたいなものがあったからなのに。そんな関係性があったからこそ、シンユウくんという男性を信頼したのに……。
男は浮気する。
男は女を見た目で判断する。
男は身勝手。
3つの事件で得た私の教訓こい。男性なんて付き合うもんじゃない……。私の「男性不信」は加速するばかりだった。
【その数年後、またもや起こる第4の事件! アサミは男運が悪いのか? 12月13日(水)17時をお楽しみに】
【前回はコチラ】
#69「もう傷つきたくない」独女が久しぶりに交際した男性とは【40代編集長の婚活記】
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