【相談事例】40代、年下男性とのデートは奢らってもらってもいい?
OTONA SALONE / 2017年12月30日 11時30分
生涯の「お金の相談パートナー」、フィナンシャルプランナー(FP)や士業の有資格者を探すサービス「FPCafe」に所属する女性FP4人が、みなさんのお役にたてるコラムを交代で書いていきます。今回は私、今関倫子がお送りします。
マネー相談では、保険の見直し、家計簿診断などの相談が多いなか、41歳A子さんの主な相談内容は「デート代」についてでした。周りは独身の後輩、もしくは既婚者という環境であり「デート代」は奢ってもらっていいのか割り勘なのか相談する相手がいないとのことでした。
■年下男性とのデートは悩みどころ
外資系IT企業勤務のA子さんは年収750万円で、世間一般に比べて年収は高いと実感はあります。結婚は良い相手がいたらしたいと思っているので、友人の紹介やホームパーティーなどの誘いがあれば積極的に参加するようにしているそうです。30代の時は初めてのデートで奢ってもらうことに、それほど抵抗がなかったそうですが40代になりデート相手が年下となると、奢られることに躊躇するようになってきたそうです。
もともと、収入が高いということもあり、金銭的には男性と対等といたいと考えるA子さん。過去の経験上、彼より収入が高いと思えば気がつくとお金を貢ぐ形になっていたこともあります。また、割り勘を強く迫ると可愛くないようで2度目の誘いがないなどの経験から、可愛く奢られるのがベストとは思いつつ、相手が年下となると悩んでしまうとのことです。
■1軒目は奢られて、2軒目は奢る
収入が高い女性は割り勘の方が気楽と考える方も少なくありません。しかし、相手が年下だろうがデート代は相手のお金に対する価値観がみえるきっかけになるとアドバイスしました。
デートの回数が増える度に毎回、奢ってもらっては相手に経済的負担がかかります。しかしながら、最初から割り勘が当たり前という意識の彼だと、結婚後も生活費は折半、お財布は別という流れになる可能性が強い傾向があります。共働きの夫婦ではお財布が別という家庭は多いですが、お財布は一緒の方がお互いお金を貯める意識を持ちやすくなります。したがって、年下でも初めてのデート代は、1軒目は奢られて、気になるのであれば2軒目で奢るのが良いですねという話をしました。
■結婚を意識する彼氏の金銭感覚のチェックポイント
お付き合いをしている間に確認したい金銭感覚の3つチェックポイントをお伝えしておきます。
1.趣味に高額なお金をかけている
2.収入以上に生活レベルが高い
3.お財布がレシートだらけで整理されていない
結婚したからといって趣味がなくなるわけではありません。マネー相談でも、ご主人がバイクやフィギュアにお金をかけすぎていて困っているという話は少なくありません。計画的にお金を貯めて趣味につぎ込むタイプであれば良いのですが、新作が出た、欲しい物があれば、何でも買いたがるというタイプであれば結婚後も趣味にお金をつぎ込み続ける可能性は高いです。
また、収入以上に生活レベルが高いケースでは、収入と見合わず高額なお店でしか食事をしない、いつも新しい高目の洋服を着ているとなれば貯蓄はない可能性はあります。3つ目のお財布がレシートで財布がぐちゃぐちゃになっているタイプは、計画的にお金を使っているタイプではない可能性があり、いくら使っているか把握できていない傾向にあります。
■何でも話合いができる相手かどうか
3つのチェックポイントはあくまでも金銭感覚を見る際のポイントです。反対にきっちりしすぎているタイプだと、貯蓄はあるけれど、結婚後は靴下を一つ買うのにご主人にお伺いをたてないと買えないという窮屈な生活になる可能性も秘めています。
どちらのタイプにしても、話合いができる相手なのかが重要です。金銭感覚をすぐに変えられなくても、2人で何でも話し合えて一緒に決められる相手であれば、結婚してすぐにマネープランを立て金銭感覚を合わせていくことができます。デートを重ねて、何でも話合いができる相手がどうかを見極めることが重要です。
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