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#74「ぼっち」な40代独女が、婚活で得られたもの【40代編集長の婚活記】

OTONA SALONE / 2018年1月3日 17時0分

#74「ぼっち」な40代独女が、婚活で得られたもの【40代編集長の婚活記】

40代、未婚、独身、恋人いない歴8年のOTONA SALONE編集長・アサミ(45歳)。20代、30代と少ないながら恋愛をしてきたものの、相手に浮気されたり、理由もわからず距離を置かれてフラれたりするばかり。40代になって久しぶりにアプローチしてくれる人が出てきたかと思いきや、ちょっと調べたら既婚者であることが発覚したり……。どんどん男性不信が加速するばかり。

これは40代独女の、実名+顔出しで書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

40代おひとりさまの新年

2018年のスタート。新年あけましておめでとうございます。本年も、どうにも進まない40代独女の婚活にまつわる話を、どうぞよろしくお願いいたします。

40代独女がどのようにして新年を迎えたかというと、一人暮らしの自宅でゆるっとテレビを観ながら。しかしこれは20代、30代の頃からのベーシックな新年の迎え方。

そのうちの何年かはカウントダウンライブ(※仕事)で迎えていたけれど、基本だれかと一緒に過ごすでもなく、イベントに行くでもなく、いわゆる“ぼっち”。クリぼっちだけでなく、年末年始ぼっちだ。なにせ、ぼっち歴が人生の4/5以上にもなるプロぼっち。安定の過ごし方だ。

 

「一人=さみしい」がわからない

本当に強がりでもなんでもなく、これがとてもお気楽で好き。家でのんびりぬくぬくダラダラ過ごすのが、幸せな迎え方だと思っている。誰かと一緒にいたければいればいいいし、一人でいたいなら一人でいいじゃないか。

ときどき「一人でさみしくないの?」と聞かれるけれど、どうして「一人でいる=さみしい」と思うんだろう。むしろ、その思考回路がわからない。

まぁ、こんな調子じゃ2018年の婚活もまったく期待ができない……と、思われるかもしないけれど! 相変わらず一人好きな40代独女が、いままでの婚活を通して、実は恋愛や結婚、男性不信などについて考えが変わったというか、得られたものがあるのです!

 

得られたもの1:デートがめんどくさくなくなった

実を言うと、デートがめんどくさいと思っていた。それは恋人がいたころでも(苦笑)。そのために準備をしないといけないし、「通常の自分の生活サイクル」を一部変えることになるし。ドタキャンしようと思ったことが何度かある。。。

例えば土曜日の昼間にデートの約束があるとする。ふだんなら、遅めに起きて掃除して選択して、朝昼兼用のご飯食べて、ちょっと自宅で仕事をやったり……みたいな感じだ。けれど、デートの前にそれを終わらせるなら早めに起床しなくてはいけない。もしくは起床時間は変えず、掃除や洗濯、仕事は日曜日にまわす。でも、土曜が天気よかったのに日曜に悪かったりすると、もったいなかった気がする。

デートって、相手に合わせて自分の予定を変えなくちゃだから、ホントめんどくさい……。実は、ずっとそう思っていた。

 

「習慣化」するとめんどくさくない

なのだけれど、婚活を始めて1年5カ月の間、複数人の男性とデートをした。過去の人生でこんなに短期間に集中して数人の男性とデートしたことはない。結果的に誰ともうまくいっていないのだが、自分の生活サイクルにデートというものが組み込まれたことによって、デートがそれほどイレギュラーなことではなくなった。

つまり、頻繁にデートしたことによって、「通常の自分の生活サイクル」の中に、「デートがないバージョン」と「デートがあるバージョン」ができてくる。それによって、デートがイレギュラーではなくなり、レギュラーのうちの1バージョンに変わった。

よく、ダイエットもトレーニングも勉強も、「習慣化」することが一番の上達の近道だという。私はデートが習慣化されたことによって、デート時間の捻出の仕方が上達した(←なんだそれ。笑)。デートがある場合の、それ以外のことへの時間の使い方がみえてきた。そのため、デートがめんどくさいと思わないようになったことが得られたものの一つだ。

 

得られたもの2:フラれた原因を自分に見つけようとしない

婚活記#67~#73の「男性不信シリーズ」の回で書いたように、私はものすごく男性に対して不信感があった。友人や仕事での男性にはそう思っていないのだが、恋愛においてのみものすごく男性不信だった。

私に恋愛的な好意を示してくる男性には、ろくな男がいない。浮気する男、勝手に去っていく身勝手な男、独身だと嘘をつく男。#67~73のエピソードを読むと男性側を悪いと思う人がいるかもしれない。

でも、私はつねにそうは思っていなかった。彼らが悪いんじゃなくて、そういう男性しか引き寄せられない「自分が悪いんだ」、と。私の何かがよくないから、彼らが浮気をしたり、私に飽きてしまったり、私と別れようとしたんだろうと思っていた。だから、勝手に去っていった人には去っていった、私の欠点を教えてほしかった。

 

別れることになった原因はただ一つ

「残念ながらご縁がなかった」、そう思うことにした。

思えば過去に付き合った相手は、長期間じっくり話し合った一人(以前登場したモトカレさん)をのぞいて、全部フラれてお別れした。私自身はまだ、気持ちが残っていたし、お別れしたくなかったけれど。

過去を振り返ると、付き合うきっかけは相手からのアプローチで始まっているので、私自身は比較的、気持ちはローテンションで交際がスタートしていた。けれど、私は付き合っているうちにだんだん気持ちが高まってしまう。好きの度合いが強くなっていくというか……。これをもしかしたら「重い」というのかもしれないけれど、私的には重いんじゃなくて、「深い」と言いたい!

だから、告白してくれたのは男性だけれど、お別れの言葉を男性から言われると、気持ちが深まっていた分だけ悲しくてつらくて涙が止まらなくて……。私の何がいけなったのだろう、どうしたらよかったのだろうと、ひたすら自分の中に原因を探した。

でも、たぶん明確な原因なんてなくて、「ご縁がなかった」。たぶん、それに尽きるのだろう。

そうじゃないかもしれないけれど、そう思うことが、男性不信になってしまわないために、自分を責めないことは大切なのかなと感じた。とはいっても、これからも誰かとお別れするたびに、自分を責めてしまったり、自分の中に理由をみつけようとしてしまうのかもしれないけれど……。性格的に仕方ないのかな。

 

得られたもの3:本当に結婚相手に求めるものが見えてきた

去年の4月、「#37 40代独女が「婚活」を半年やってわかったこと」で「結婚相手に譲れない条件」を8つほど挙げていた。いま改めて読んでみると……うーん、そういうものじゃないんだよな、結婚したい相手って!と、我ながら思う。現状でも結婚できていないお前がいうな、なんだけど(苦笑)。

あの当時、ホワイトさんに「あれもダメ、これもダメって言ってるからキミは結婚できない」と言われた記憶がよみがえってくる。当時は「なにそれ!」と思っていたけれど、今は「そうそう」と相槌を打ってしまう気がする。結婚したい、一緒にいたい相手を探すことって、NG条件をみつけてそこに合致しない人は排除するとか、そういうことではないんだと気づいた。

 

私にとっての「一点突破」とは?

去年の夏に、岩井志麻子先生との対談【岩井志麻子×編集長対談・後】結婚相手は、お◯ックスよりチューが大事!?で、「一人の男にすべてを求めるな」「一点突破があればいいじゃない」という話を、志麻子先生からいただいた。

そのときから、私にとっての一点ってなんだろうと考えてきた。志麻子先生にとっては「オモロイかどうか」だったと言うけれど、私にとっては? そのときは答えが出なかった。

でも婚活を始めて1年5カ月たったいま。やっとわかってきた。「尊敬できるかどうか」が、私にとっての一点だ。

何をもって尊敬できるか、ものすごく曖昧かもしれないし、人によってその基準は違うと思う。でもよく考えたら志麻子先生の「オモロイ」も、人によって基準が違うものだ。

私は、私が尊敬できれば、肩書とか年収とか、関係ないと思っている。そして以前にNG条件にあげていた離婚歴も家庭に入ることも体毛も、もしかしたらどうだっていいかもしれない。あ、でも、苦手なにおいだけは……やっぱり無理……かも⁉

これを言ってるうちは、まだ婚活は長く続きそうな気がしますね。

 

【「まとめ」な2018年幕開けでしたが、次週はリアル婚活モード。新たな登場人物が! 1月10日(水)17時をお楽しみに】

 

【前回はコチラ】

#73 闇をかかえる独女、ついに恋愛ができるのか?【40代編集長の婚活記】

 

【一気読みならコチラ】

40代編集長の婚活記まとめ

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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