気になる「時短家電」本当のコスパを比べてみたらどっちの勝ち?
OTONA SALONE / 2018年1月28日 11時30分
おトクとは、「限られた資源を有効活用する」こと。資源にもいろいろありますが、誰にとっても大切な資源は「お金」と「時間」です。お金を払っても時間が節約できるなら、総合的に考えておトク。賢いお金の使い方と言えるのではないでしょうか。
今回は、家事の時間を節約する時短家電を、従来型のものと比べてみました。
毎日のように使う家電は暮らしのパートナー。時短家電と従来型家電では、どちらが頼りになるのでしょうか。
第1回戦 ロボット掃除機 VS 掃除機
仕事が忙しく疲れた時に、帰る部屋がきれいだとホッとします。その反対に散らかっていたり、ホコリがたまっていたりすると、「あー、片付けなくちゃ」と思ってリラックスできないことも。
だからと言って、あわただしい朝に掃除をする時間はなかなかとれず、夜だと音がうるさくて近所迷惑、結局休日まで掃除機の出番はないことも。
そんな毎日の救世主が「ロボット掃除機」。これなら自分が仕事をしている間に部屋を掃除しておいてくれます。
最近は、
iRobotの「ルンバ」
パナソニックの「ルーロ」
ダイソンの「Dyson 360 eye」
など種類も多くなっていて、価格は4~13万円程度。
機種によって、ごみを除去するパワーや稼働時間、掃除をする時間を設定できるスケジュール機能の有無など違いがありますが、最初に買うなら、5万円程度の機種が人気のようです。
毎日の掃除をする時間を15分節約できたら、1ヶ月で7時間半、1年にしたら90時間です。1年で5万円のロボット掃除機を使い倒したとしても、1時間あたり555円。これはなかなかのコストパフォーマンスです。
この勝負、ロボット掃除機の勝ちです!
……ですが。
掃除の効果は部屋をきれいにするだけではありません。手軽な運動にもなり、ダイエット効果も侮れません。高い会費のスポーツジムに行くより、よっぽど安上がり。
というわけで、実は伏兵「雑巾」の勝ち!
第2回戦 乾燥機能付き全自動洗濯機 VS 全自動洗濯機
一人暮らしの女性なら、洗濯機は4.5kgや5.5kgのものが大きすぎず、使っている方も多いようです。このタイプの全自動洗濯機の価格は、2~3万円程度とリーズナブルで、お風呂の残り湯が使えたり、手洗いモードがあったりと、いつもの洗濯には困らない機能もしっかり備えています。
一方、乾燥機能付き全自動洗濯機の価格は、縦型で5~15万円、ドラム式で15~30万円。売れ筋としては、縦型が6万円前後、ドラム式が20万円前後の機種のようです。
洗濯乾燥機なら、洗濯物を干す時間を短縮できて、雨の日でも洗濯ができるので洗濯物がたまらないというメリットがあります。
しかし、一人暮らしなら洗濯物もそんなに多くはないので、全自動洗濯機でもいいかもしれません。
この勝負、全自動洗濯機の勝ち!
しかし、例外があります。花粉症などのアレルギーがあると、季節によっては洗濯物を外に干せないという人もいます。幹線道路や鉄道線路の近くも、外干しに抵抗がある女性が少なくありません。また、帰宅が遅くなりがちだと、防犯上外干しを避けたいケースもあります。しかし、部屋干しだとすっきり乾かなかったり、イヤなニオイがしてしまったりすることも。
そこで、
「外干しNGなら」という条件があるならば、乾燥機能付き全自動洗濯機の勝ちです!
第3回戦 自動調理鍋 VS コトコト煮込み
健康のためにもお肌のためにも、バランスのとれた食事は大切。忙しい毎日を過ごしていると、ついおろそかになってしまいますが、そんな時こそ野菜中心で手間ひまのかかったお料理をいただきたいものです。
野菜たっぷりのポトフやシチューなどは、身も心もほっこりさせてくれますが、お鍋を火にかけて作るなら1時間は必要。野菜のほかにスネ肉を使うと、コクが出ておいしくなりますが、その場合は3時間が目安。スネ肉は安く買えるので節約生活にはぜひ取り入れたい食材ですが、やわらかく煮るには時間が必要です。
そんな時には調理家電が便利。
シャープの「ヘルシオホットクック」
T-FALの「マルチクッカー クックフォーミー」
などが人気製品で、3万円前後から購入できます。
設定時刻に合わせて仕上げてくれる予約調理を利用すれば、朝食材を入れておくだけで、帰宅したら熱々のおいしい料理が出来上がっているという寸法。
予約調理は、食材の衛生面に配慮した温度帯に自動調節されるのも安心です。頑張って仕事をしている間に、キッチンで料理しておいてくれるなんて嬉しいですね。しかも、火を使わないので在宅中の調理にも便利です。
以上のことからこの勝負、自動調理鍋の勝ち!
しかし、多くのキッチンで意外と使われていないお役立ちアイテムがあることをご存知でしょうか。それは元祖時短道具とも言える「圧力鍋」。
圧力鍋なら、硬いスネ肉だけではなく、大根やじゃがいもなど、火が通っておいしくなるまでに時間がかかる食材を、あっという間に調理します。
帰宅したら食材をセットして火にかけ、メイクを落としている間に沸騰、火を消してお風呂、さっぱりした頃には食べごろの料理ができあがっています。
自動調理鍋は、急な予定変更に対応できないところがネック。予約調理をしていても、断れないお誘いがあれば帰宅時間が変わり、食べずじまいになってしまったらかえってもったいない。
というわけで、最終戦は元祖「圧力鍋」の勝ち!
以上、独断で勝負をつけてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
取り入れて便利な道具は、それぞれのくらしによって異なります。これから春にかけての時期は、割安に家電を買いやすくなります。どんな時短家電が便利か、ネットや店頭で見比べてみてはいかがでしょうか。
(FPCafe登録パートナー タケイ啓子)
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