究極の「頑張らないダイエット」はコレだったかも…50目前でたどり着いた悟り
OTONA SALONE / 2018年2月3日 17時0分
ダイエットは「運動習慣」「面倒な食事ルール」が重要。でも頑張ることに疲れたら、頑張らないダイエット法はいかがでしょう?
【人生最後(かもしれない)ダイエット戦記】Vol.21
前回までのあらすじ:「ピンときたダイエット方法はあれこれ迷わず即試す」アラフィフ藤井。今から1年半前、16/10/3の第1回では63.8㎏をマーク、その後も思い出したように連載は続き、前回の第20回では59.0キロとようやくじわじわ変化が!しかし不健康になりつつあり、ドクターストップ。やはり藤井の努力は報われないのか?
私が成功した「意地でも頑張らない」ダイエット
お久しぶりです。
前回で気の抜けたダイエットにドクターストップがかかりましたが、元気にしております。もうね、腹が立つレベルで健康。悲しくなるほど健康。
身内とコネを駆使して「結果が出るまで時間かかってもいいから健康にやせる方法」で頑張ってきたのに、ドクターストップですよ。無理してないのに体内が「無理!やめて!しんどい!」と叫ぶ、この情けなさよ。
そんなわけで年末年始も「ダイエット?知るかよ!」ってな勢いで暮らしてました。今も継続してます。
とはいえリバウンドもきてないですね。
さらに言うと、周りには「あれ、またやせた?」と言われております。少し考えてみると、ドクターストップから実行していることが3つありました。その3つがコレです。
・さっさと寝る。
・きちんと食べる。
・楽しいことを中心に選ぶ。
3つ目が曖昧ですが、早い話が「快楽に忠実な生き方を選ぶ」ですよ。私はそれほど快楽のバリエーションもないんで、そのとき何をしていたいかを単純に選んでいるだけです。「素敵な殿方と楽しい時間を過ごすことかしら?」みたいな人生を送ってみたかった……。
さっさと寝る、これは「寝る=眠る」だと限らない
48年間の平坦な人生で学んだことは、おおよそのことは寝てるだけでリセットが効くってことと寝ないといろんな意味で危険ってことです。さらに40代後半になると、睡眠時間が短くなるってことと寝る意味は睡眠だけではないってことも加わりました。
10年前は8時間以上眠っていても「まだ寝かせてくれ」とか思ったもんです。今は就寝時間が遅くなっても、早朝に目覚めるという状態。しかしながらやらかしていることは10年前と変わらないので、どんどん体力も精神力も削られるのです。
その中での妥協案が「もう眠くないけど、横になっている」というもの。早い話が寝てるだけという状態でひたすら回復に勤しむという方法です。はっきりいって動物と変わりません。とはいえこれだけでかなりあれこれ回復するんですよ。
ダイエットをストップさせてからは、寝ることを重視してます。何にもせず、何も考えず、身体も動かさず、飽きるまでベッドの住人として過ごしていると、私の場合は削れた部分が回復するんです。
世間では『睡眠ダイエット』なんてもんもありますけど、そういうものも考えないで寝てるだけでいいのです。考えたら寝てるときはものも食べられないんで、過食を防ぐ効果はあるでしょうね。意外と食べるより寝ていたいなんてこともあるのが人間ですから。
きちんと食べる、実はカロリーは正義の証かもしれない
40代前半では実感がなかったんですが、40代後半になるとわかることがあります。それはあらゆる意味で不足していくということです。実際に私がダイエットをストップせざるを得なかった理由も「不足」が深く関係していました。
思春期で「不足」する理由は急激に成長するからなんですけど、40代後半からの思秋期は減っていくスピードとの兼ね合いが悪くて「不足」するんです。だから単純にこれで健康的にやせるという方法で、身体が悲鳴を上げても不思議じゃありません。
もちろん食べ過ぎていれば太ります。それ以上に食べなさすぎることも健康から遠ざかる。それが思秋期の宿命。そんなわけで食事を減らすとか、カロリーを気にして食べるものを選ぶという選択肢を消しましたよ。カロリーが高くても、その中の栄養素のほうが欲しい。
カロリーに対する抵抗が消えると、食べたいものが身体に不足している栄養素を含むものだったりして、かなり面白いです。「レバー食べたい」と思っていると、下まぶたの裏が白っぽかったりしますしね。化粧品のメンテに加えて食べるメンテも40代後半は必要です。
食べたいものこそ正義!
カロリーを讃えよ!
胃袋を捧げよ!
しかし今は2年前より食が細くなっています。なんっということだ!これが「老い」か!と軽く絶望しています。もちろん食べたいのに量がはかどらない自分に、ですけど。
楽しいことを中心に選ぶ、それは重要なことだ
我慢、よろしくない。
普通にしてたって我慢し通しで、頑張っている我々がそこまで我慢しなくていいんじゃないの?
とか常日頃思っております。さすがに人に危害を与えるとかはNGですけど、楽しいことって割と平和なもんが多いと思うんですよ。私だとだらだら寝る、おいしいものを食べる(誰と食べるかも重要)、気に入っているSF小説を読みふけるってラインナップですもん。
「ああ、楽しい!」と思うことを優先させてもいいとする日を作ると、我慢を強いられる日が続いても、なんとなーくこなせるもんです。厳格なダイエットをしていても週1でタガを外す日を作れっていうアレと同じです。
メンタルが安定していると、衝動的な行動をしにくくなるようです。つまり食べ過ぎるということでストレスを発散しようとかしないんですね。ドクターストップがかかるまで、無意識に我慢していたのかもしれないなあ、と我慢をやめた私なんぞは思うのです。
オフィスでは我慢し続けてるでしょうけど、自宅に戻った瞬間、少しは楽しいことを優先させてもいいんじゃないでしょうか。
楽しい時間は自分のチューニング。この時間がないと健康な状態でやせることは不可能かもしれませんよ。ダイエットはそういう準備も大切です。
今回の体重:59.0キロ(スタートから-4.8㎏)で変動なし。でも「やせた?」と言われる。
≪ライティング・ダイエッター 藤井環さんの他の記事をチェック!≫
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