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浅野ゆう子、小室哲哉、小泉今日子。「オトナの恋愛」報道から見えてきたもの

OTONA SALONE / 2018年2月5日 21時0分

浅野ゆう子、小室哲哉、小泉今日子。「オトナの恋愛」報道から見えてきたもの

浅野ゆう子さん、小室哲哉さん、小泉今日子さんと豊原功補さん。大人の男女の恋愛に関する話題が続いています。そこには「惚れた腫れた」だけではない共通するものがあるような気が……。恋人いない歴8年以上で恋愛からはだいぶ遠ざかっている婚活中の40代・OTONA SALONE編集長・浅見が、大人の恋愛について考えてみました。

 

浅野ゆう子さん57歳の結婚について

年明け早々、昨年末に入籍したことを発表した浅野ゆう子さんは、57歳で初婚。お相手は同年代の一般男性。所属事務所の公式サイトでは結婚に至った理由について、

「この年齢だからこそ、互いの健康に気遣いつつ、寄り添いながら穏やかに、これからの人生を歩んでいこうと決めました」

と、綴っていました。

この一文を読んで婚活中の40代独女は、「そうそう!」と共感するほかありませんでした。互いの「健康」に気遣いつつ「これからの人生」を歩んでいく。衝動や情熱というのではなく、一緒に生きていくパートナーとしての結婚。

私自身、婚活を始めて約1年半。最初は正直あまり結婚する気はなかったのだけれど、続けているうちに、まさに浅野ゆう子さんの言葉のような気持ちで結婚を考えるようになっていた気がします。

 

 

小室哲哉さんが抱える介護「する側」の問題

小室哲哉さん(59歳)は不倫疑惑報道からの引退宣言。

記者会見で小室さんが語ったのは、妻であるKEIKOさんの介護問題や自身の体調不良のこと。その治療や精神的支えとして看護師A子さんに助けてもらっていたことでした。

印象に残ったのはKEIKOさんのいまの状況を、くも膜下出血による後遺症で「だんだんと大人の女性から女の子へと変わっていった」と表現したこと。

KEIKOさんはいま、45歳。同い年だけに、他人事には思えませんでした。自分もKEIKOさんと同じような状況になるかもしれません。また、婚活によって出会ったパートナーがそのような状況になり、私が小室さんと同じような立場になるかもしれません。

そんなとき、精神的支えを欲するのでは?

 

小室さんとKEIKOさんが結婚したのは2002年、小室さんが44歳のときです。そのときは、きっと「これからの人生をKEIKOさんと一緒に歩んでいこう」と決意したんじゃないかと思うんです。

一緒に歩んでいくって、何だろう。他愛もない会話をしたり、食事をしたり、出かけたり……当たり前の毎日を共有して過ごすことじゃないかと思うんです。でもそこには、浅野ゆう子さんの言葉じゃないけれど「互いの健康」が前提であって……。

大人としてのコミュニケーションが難しくなったKEIKOさん。そんな状況をなかなか誰かに相談することもできず、つい、自分の病気の治療を手伝ってくれていた看護師さんに「精神的支え」になってもらった……。これはいけないことなのでしょうか。

 

【そして、小泉今日子さんと豊原功補さんの「恋愛関係にある」ってさ……!】

 

小泉今日子さんの発表の根底にあるもの

そして、小泉今日子さん(51歳)が事務所の独立宣言とともに、豊原功補さん(52歳)と「恋愛関係にある」と発表したこと。豊原さんは妻子がいるため、平たくいえば不倫関係にあるというわけです。「彼女らしくて潔い」とか「カッコいい」と称賛する声がある一方で、「恋愛関係と言ってるけど結局は不倫」「略奪愛ですよね」など否定的な声もあります。

40代まで一度も結婚したこともなければ、恋愛関係からもご無沙汰な独女としては、そもそも恋愛ができることが「すごいなぁ」と思うくらいで、潔いとかカッコいいとかはまったく感じません。ただ、どう表現しようと不倫であることは事実。

そして不倫が民法違反かというと必ずしもそうではないようで、確かに不貞行為は離婚裁判を起こす理由にはなり得ります。また、民法には夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならないと記載されているので、同居義務や扶助義務はあります。

とはいえ、不倫については当人とその家族の問題。本当にどうでもいいというか、当人とご家族の間で問題が解決されるといいですねとしか……。

小泉さんの発言で気になったのは、「50代になり残りの人生を意識した時にこのままでいいのかという疑問が心に生じました」という点。事務所独立に関するコメントですが、豊原さんとの恋愛関係を公表するに至ったことも、残りの人生を意識してのことなのではないでしょうか。

 

大人の恋愛に共通するものとは

大人の恋愛の報道を通じて見えてきたもの。それは「残りの人生、これからの人生をどう過ごすか」ではないでしょうか。

残りの人生をどこで、誰と、何をして過ごしていくのか。やっていなかったこと、やり残したことは何なのか。本当はやりたかったことは何なのか。どう過ごしていくことが幸せなのか。

大人の恋愛は、「惚れた腫れた」だけの問題ではなく、「残りの人生をどう過ごすか」を考えたうえでの人生の選択なのかもしれない。40代・未婚・恋人いない歴8年以上の私がなぜ「40代編集長の婚活記」で婚活を続けているのかというと、恐らくその根底には「残りの人生をどう過ごすか」というテーマがあるのだと、3つの報道から改めて感じている今日この頃です。

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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