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婚活アプリの男性がついていた「嘘」とは【40代編集長の婚活記#85】

OTONA SALONE / 2018年3月21日 17時0分

婚活アプリの男性がついていた「嘘」とは【40代編集長の婚活記#85】

40代で婚活を始めた、恋人いない歴8年のOTONA SALONE編集長・アサミ(45歳)。婚活パーティや知人の紹介などを経て、ネット婚活アプリを開始。同い年の男性メガネさんと出会い、3回デートを重ねる。そして深夜の電話でいきなりとんでもない告白をされるが……。

これは40代独女の実名+顔出しで書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

メガネさんが隠していた秘密

3回目のデートをした日、めずらしく深夜にメガネさんからメッセージが届いた。「どうしても伝えたいことがある」「電話してもいいですか?」と。

かかってきた深夜の電話で、彼はこんな告白をしてきた。

メガネ「僕、嘘をついてました」

アサミ「嘘? どんな?」

嘘をついていたと謝ってきたメガネさん。やっぱり結婚しているって話、か。40歳過ぎて出会う同世代の男性なんて、たいがいそうよね。

メガネ「実は僕……」

 

きっと予想通りの展開でしょ

はいはい。きっと「実は結婚してるんです」とか「実は家庭があるんです」とか続くんでしょ?

メガネ「子供と一緒に住んでるんです」

やっぱりそうか、そうきたか。だよね。

アサミ「あ、そうなんですか」

予想通りだったので、別に驚きはしなかった。やっぱりネット婚活って既婚者が紛れ込んでいるのね。

メガネ「でも、あの、離婚してるのはホントです。バツイチだし、独身なのは嘘じゃありません」

アサミ「え?」

 

婚活アプリ、プロフィールの嘘

ん? どういうこと? 結婚してるって話だと思い込んでいたから、脳内が混乱している。バツイチで子供と一緒に住んでいる?

メガネ「離婚したんですけど子供は僕が引き取っていて、一緒に暮らしているんです」

アサミ「だってプロフィールには」

子供と一緒に住んでいませんって書いてあったよ?

メガネ「すみません、プロフィールが嘘でした。一緒に住んでますのほうにチェックするべきなのに、一緒に住んでいませんにしちゃって」

アサミ「シングルファーザー、ってことですか」

既婚者じゃなかったんだ、メガネさん。よかった。私は不倫デートしていたわけじゃない。だけど、メガネさんが独身だと聞いても、私の中で何かモヤモヤするものがある。

メガネ「そうです。アサミさんが希望する男性は、子供と一緒に住んでいない人だって、わかってます。わかってました」

アサミ「はい」

ネット婚活アプリのプロフィール欄のことだ。私は離婚歴はOK、子供ありもOKだが、子供と一緒に住んでいるのはNGにしていた。

メガネ「シングルファーザーって、婚活するうえではやっぱりハンディキャップなのかなと思って」

 

シングルファーザーという告白

メガネさんがプロフィールを偽ってしまった気持ちはわかる。先日、独身の結婚願望のあるアラサー、アラフォー女性と話していて「バツイチはいいけど、一緒に子供がいるのはちょっと」と言っていたことを思い出した。確かに婚活市場においてシングルファーザーはハンディキャップなのかもしれない。

アサミ「お気持ちはわかります。それに男手一つで育児をされているのは、すごいと思います。私は出産も育児も経験がないので、子育てをしているかたは素晴らしいなって

もしかして告白されるかも……なんてドキドキしていた数分後なのに、私の脳はものすごく冷静。今起きているのは自分事なのに、ものすごく客観的に話をしている。普通ならこんなとき、どういう反応をするんだろう。

メガネ「ありがとうございます。いや、びっくり。正直、非難されたり、キレられたりしても仕方ないと思ったので。アサミさん、やっぱり大人な女性だ」

そうか、普通はキレたりするの? そんな気持ちにはならないけれど。

アサミ「毎日、お仕事と育児の両立で大変じゃないですか?」

メガネ「正直、そうですね。中2の娘はだいぶ手がかからなくなったんですが、小3の息子はもうやんちゃな盛りでやっぱり子供に母親は必要だなと感じます」

ん? 母親が必要……。ちょっと待てよ。メガネさんの婚活は、母親探しが目的?

 

「また会いたい」と言うメガネさん

メガネ「僕、アサミさんとまたお会いしたいと思ったので、でも、僕が嘘ついたままだと失礼だと思って」

アサミ「はい……」

嘘はイヤだけれど、正直に嘘を告白してくれたことには誠実さを感じなくもない。

メガネ「僕、こんなんですけど、2人の子連れなんですけど、また会ってもらえますか?」

答えに困った。メガネさん、共通点は多いし、穏やかだし、マジメないい人だとは思っていたけれど。でも……。

メガネ「アサミさん、しっかりしていて大人な女性だから……子供たちもなつくと思うんです」

 

急に「子供がなつく」と言われて

ん? なんで急に子供の話?

メガネ「あの、今度は……子供たちと会ってもらえませんか?」

アサミ「え?」

メガネ「どうでしょうか」

子供たちとに会う? いきなりすぎません? だって、メガネさんとも3回しか会ってないし、まだ好きっていうわけでもないし、付き合ってるわけでもないし。そこに子供と会うって……いくらなんでも急すぎないかしら。

アサミ「どうでしょうって」

メガネ「アサミさんなら、うちの子供たちもすぐ打ち解けそうな気がするんです。僕とも話が合うし」

いや、子供と打ち解けるとかそういう話じゃなくてさ……。メガネさん、話が飛躍しすぎてない?

アサミ「少し……時間もらってもいいですか? ちょっと頭が混乱しちゃって」

 

電話を切った。メガネさんはシングルファーザーで、次は子供と会ってほしいと言う。既婚者でなかったことにはホッとしたけれど、気持ちは複雑だった。

昼間のデートでは予想できなかった展開に、ただただ疲れを覚えた夜だった。

 

おまけ

相変わらず婚活のゴールが見えない編集長アサミですが、婚活を1年半やったなりに得たものもあります!

そのひとつが「40代からのモテる見た目」⁉ それを動画で話してみました。

よかったら、ご覧いただけると幸いです!

【動画】婚活1年半でわかった「モテる見た目」10のポイント by編集長アサミ

 

【シングルファーザーのメガネさんと、子供を含めてのデートになるのか? 3月28日(水)17時の更新をお楽しみに】 

【前回はコチラ】

婚活デート3回からの深夜の「告白」は、もしかして⁉【40代編集長の婚活記#84

【一気読みならコチラ】

40代編集長の婚活記まとめ

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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