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節約に見えて実は浪費?!やるだけ損のダメ節約4

OTONA SALONE / 2018年6月5日 11時30分

限られたお金は大切に使いたいものです。節約できるところはしっかり節約して、有効なお金の使い方をしたいですね。

ところが、節約のように見えて実は浪費になっていることがあります。

節約の頑張りが報われないどころか、逆に損しているダメ節約とは、どのようなものがあるでしょうか。

 

1・お風呂の残り湯を洗濯に使うのは?

夏でもバスタブにつかってリラックスするのは、とても気持ちがいいですね。でも、残り湯をそのまま捨てるのはなんだかもったいない。そう思ってポンプを使って洗濯に使う人もいるのではないでしょうか。

残り湯を洗濯に使えば、その分水道代が節約できます。しかし、ポンプを使う電気代がその分かかっています。本当に節約になっているのか、疑問に思ってしまいますね。

確かに、洗濯に使っただけでは節約効果は少しです。しかし、洗濯に温かい残り湯を使えば汚れ落ちがよくなります。洗剤も溶けやすいので洗濯時間を短くすることもできます。また、すすぎが1回ですむ洗剤なら、さらに節約できます。

せっかくお風呂の残り湯を再利用するなら、ポンプでくみ上げるだけでは不十分。むしろポンプを動かす電気代の浪費です。洗濯コースを「通常コース」から「お急ぎコース」に変えて、節約効果をアップさせましょう。

 

2・エアコンのスイッチはこまめに切る?

テレビや照明は、使わないときにスイッチを切るのはみなさんやっていると思います。では、エアコンはいかがでしょうか。

実は、エアコンの電気代は、スイッチを入れた直後が最もかかります。そのため、スイッチをこまめに入れたり消したりするのは逆効果。かえって電気代を浪費しています。

最近のエアコンは省エネ性能が向上していますので、自動運転モードに設定しておくと、低電力で快適な室温をキープしてくれます。30分くらいの外出なら、つけっぱなしで出かけてもいいのです。

エアコンは基本的につけっぱなしが一番おトク。ただし、運転モードは「強」ではなく、「自動運転」や「節電モード」にしましょう。

 

また照明も、種類によっては頻繁にスイッチの入切をしないほうがオトクなものがあります。

蛍光灯はスイッチを入れるたびに寿命が30分も縮みます。そのため、蛍光灯は一度スイッチを入れたらしばらく照明をつけておくような所、たとえばリビングなどでの使用に向いています。

逆に玄関やトイレなど、使う時の短い間だけ照明が必要な所には向きません。照明も適材適所が大切。向いてない場所で使うのはかえって損になります。

 

【毎日のあの習慣、じつはダメ節約?次ページ】

3・ガスと電気、どっちがおトク?

あたたかいハーブティーなどでホッとしたひと時を過ごすと癒されます。そんな時のお湯は、ガスと電気のどちらで沸かすとおトクなのでしょうか。

朝と夜に飲む程度なら、電気ポットで長時間保温するより、毎回沸かしたほうが光熱費は節約できます。ガスなら強い火力のため短時間で沸かせるので、時間の節約にもなります。

しかし、やかんをガスにかけたまま、うっかり他の用事に気を取られてしまったら大変危険。そんな心配がいらないのが、テーブルでお湯を沸かせる電気ケトルです。沸騰後に自動でスイッチが切れるタイプなら、保温のコストもありません。オシャレな見た目も嬉しいので、ぜひ我が家にも欲しい一品です。

 

4・安売りを目指して遠いスーパーまで行く?

チラシやネットで見つけたおトク情報は活用したいですね。しかし、ほんの数百円のためにわざわざ遠出をして、せっかくだからと買物をし過ぎてしまったら、お金と体力の両方を浪費しています。買物帰りは荷物が多いのでタクシー、というのでは節約どころか完全に浪費です。

スーパーやドラッグストアは、行きつけを決めておくとポイントがたまりやすいうえに、目新しさから無駄遣いをする機会が少なくなるので、効率的でおススメです。

 

では、いつも同じ一店舗だけに行った方がよいのでしょうか。実はそうとばかりも言えないのです。スーパーもドラッグストアも、多くの商品を扱っていますが、その中でも強みがあるジャンルがあります。

 

たとえば、元々は八百屋だったお店がスーパーになっていると、野菜のいいものが安く出ていることが多いようです。同様に、元肉屋なら肉、元魚屋なら魚が強い傾向にあるので、良いものを安く買う視点から、スーパーの前身を調べてみるのも面白いかもしれません。

 

また、スーパーの近くにあるドラッグストアは、お客さんを呼び込む狙いで、パンや牛乳、お米、調味料などを格安で売っていることがよくあります。

 

ドラッグストアは、化粧品や薬など利幅が大きいと言われる商品がメインなので、食料品などの思い切った値下げをしても他の商品でカバーができることが強みのようです。

 

そこで、買物をするお店を使い分けるなら、その店舗の特徴に合わせるとよいでしょう。注意しなければならないのは、おトク商品につられて割高な商品をつかまされないようにすることです。

 

財布のひもがいったんゆるむと、いつもは我慢しているものまでつい買ってしまうもの。財布の中の1万円札を崩すと、あっという間に使い切ってしまう人は要注意です。

 

節約と浪費は、実は隣り合わせ。本当におトクなものを賢く選びたいですね。

 

タケイ啓子
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー

 

 

≪ファイナンシャルプランナー(AFP) タケイ啓子さんの他の記事をチェック!≫

 

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