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40代一人暮らし女性と地震、普段から備えておきたいものは!

OTONA SALONE / 2018年6月18日 17時30分

大阪北部地震で被災なさった皆様、影響を受けた皆様、お見舞いを申し上げます。

余震があるかもしれませんし、また日本はおおむね全国のどこにでも地震のリスクがあります。

とはいえ、防災情報はどちらかといえばお年寄りやファミリーなどに向けが中心。一人暮らし女性が日頃から何を備えておくべきなのか、改めてリストをチェックして盲点をピックアップしました。この機会に自分の備えを更新してください。

 

意外と持っていないのが「懐中電灯」「ラジオ」

まず、NHK「首都圏地震防災メモ」から、「コープ神戸」のユーザーが阪神淡路大震災の被災時に実際に役立ったもの20位のうち、一人暮らし向けの盲点アイテムをピックアップします。

1位 懐中電灯

少々の時間ならスマホで代用できますが、LEDライトは100均にもあります。手を離して使えるLEDランタンがいいと思います。1つ買っておいても。いざというとき断線していたり電池がなかったりでは困りますから、お手入れが大事です。持っている人も今日帰ったらすぐつけて確認してください。

3位 ラップ、4位 ビニール袋

東北の震災でも洗い物を出さないために、ごみをまとめるのに、どんなシーンでも役立ったとの声が多数。ラップは1本多く、ビニールは持っていない場合も多いでしょう。これも一緒に100均のものを買っておいて。

5位 小型ラジオ

スマホに頼っていると一瞬でバッテリー切れになるので、小さなものを1つ持っておいたほうが安心です。スマホへの充電もできる無印良品の手回し充電ラジオはいかがでしょう。私は古いタイプを1つ持っています。

6位 トイレットペーパー、8位 ウェットティッシュ

普段から「ちょっと多め」に備蓄しておいたほうがいいでしょう。トイレットペーパーで全部済むので、ティッシュではなくトイペ集中で収納スペースを都合してください。

 

10位 小銭

これは阪神の時点よりも優先度が下がった可能性もありますが、今でも停電が長引けば電子マネーが使えなくなります。また、公衆電話から電話をかける場合もあるでしょう。ぜひ玄関先に置いておいて。

11位 使い捨てカイロ

真夏以外の全シーズン、明け方は思ったより冷えます。腐るものではないので、お水と一緒に収納場所を確保して。

14位 薬、19位 生理用品

常備薬はストックを用意して損はありません。また、生理用品は長期戦になると手に入りにくくなるかもしれません。普段から多めに用意しておくといい筆頭です。

20位 帽子

阪神も東北も、どちらも冬場の地震でした。夏場なら帽子は言うまでもありませんが、冬場でも余震その他での落下物は警戒したほうが。これも1年中玄関先に備えておきたいアイテムです。靴を1足断捨離して、そこに帽子や小銭、カイロなどの「それほど使わないアイテム」を入れておいてはどうでしょう。

 

 

 

一人暮らしの備蓄はまず「水」「食品」から

東京都が配布した防災ハンドブック『東京防災』はPDF版でも見られるほか、kindleなどの電子書籍版も無料でダウンロード可能です。タイトルこそ「東京」ですが、防災の基本はどこも同じです。この機会にご一読ください。

 

でも、備蓄リストを見ると「……この家の中のどこにそんなにたくさんのものを置くの?」とうんざりしてします。自分のための備蓄でも、難しい場合は難しい。

 

とはいえ、全く何もないよりはあったほうが絶対いいので、まず「水3日分」と「食べ物のストック5日分」がある状態を保ってみてください。

 

水は1人あたり1日3リットル3日分が最低備蓄ラインだといいますので、2リットルペットボトル1ケース(6本12リットル)をどこかに収納。もちろん、あればあるほどいいので、2ケース収納できればしてください。

 

食事は乾燥麺、即席麺、缶詰などを3食*5日=15品ストックする、これならちょっとできそうです。

 

缶詰はさばの味噌煮やさんま、鮭など「そのままおかずになるもの」が回転利用もしやすくていいと思います。レトルトご飯もあれば上出来。被災すると汁気のある食事が食べたくなると聞きますので、さらにインスタント味噌汁もあればかなりしのげると思います。電気の復旧はガスより早いケースが多いので、電気ケトルを買うか迷っていた人は買ってもいいかもしれません。また、ごみを捨てられるようになるまで日数がかかるので、普段からビニール袋はちょっと多めに買っておいたほうがです。

 

なお、使い捨てコンタクトレンズを使っている人は、枕元にメガネを置くほか、コンタクトのストックを1ヶ月持っておいてください。

普段からまとめておいたほうがいいもの

非常時の持ち出し防災袋とはまた別に、「普段からまとめて収納しておいたほうがいい」アイテムがあります。銀行の通帳や印鑑などです。これはこの機会にチェックしてください。

  • 家族の写真
    貯金通帳
    株券
    免許証
    健康保険証
    お薬手帳
    年金手帳
    印鑑

 

「紙製の証書や証明書、印鑑などはファスナー付きビニールケースに入れておくと、防水にもなります。万一のために家族の写真を持ち歩くのもよいでしょう」(「東京防災」p.91より)。

ここには記載がないですが、パスポートも入れてほいたほうがいいでしょう。

「備蓄」5つのポイント

「東京防災」に記載されている内容のうち「私たちにもできる」ものが「日常備蓄」です。少し多めの買い置きをしておき、支援が届くまでの1週間を自力で暮らせるようにしておく、というのが目標です。細かなアイテムは「東京防災」を読むとして、その「備蓄する優先順位」を抜粋します。

(談)重川希志依/常葉大学大学院環境防災研究科 教授

1・ 冷蔵庫は食料品備蓄庫

一般家庭であれば、冷蔵庫の中やそのほかの買い置き食料品が1〜2週間分あると言われています。例えば冷凍庫の物から食べ始め、次に冷蔵庫の物、そのほかの食品、と順序を考えれば、普段ある物で数日間は食べつなぐことができます。

2・生活用水の重要性

断水になると、最も困るのは生活用水が使えなくなること。いざというときに備えて、常に風呂に水を張っておきましょう。また、集合住宅では受水槽の水も使えますが、どのように配分するかルールを決めておくことが大切です。

3・オール電化住宅の必需品

オール電化住宅の場合、停電になったときにはお湯を沸かすこともできなくなります。お湯が使えれば、カップ麺など多くの食料品を利用できます。そこでカセットコンロ・ガスボンベを用意しておきましょう。オール電化住宅ではなくても、ガスが供給されなくなったときにはカセットコンロが大いに役立ちます。

4・ひとり暮らしの備蓄

コンビニ利用が多いひとり暮らしの人は、冷蔵庫に1週間分の食料品はないでしょう。そんなときには、コンビニでカップ麺やレトルト食品、スナック菓子、ビールなど、自分の好みの物をいつもより少し多めに買い置きしておけばいいのです。

5・使用期限をチェック

食品の賞味期限と同じように、電池、薬、使い捨てカイロなどにも使用期限があります。いざというときにあわてないよう、定期的に点検しましょう。

(「東京防災」p.93より)

 

信頼できる防災情報を確認し、デマに惑わされないことも大切です。備えあれば憂いは減ります、今日すぐ始めてください!

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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