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#101 ご無沙汰女が「恋を始める」には?【40代編集長の婚活記】

OTONA SALONE / 2018年7月11日 17時0分

恋人いない歴9年を超えた40代独女。44歳にして婚活を始めてみるも、誰ともうまくいかないまま1年11カ月が経ったOTONA SALONE編集長アサミ。現在46歳。

婚活パーティや婚活アプリ、元彼や友達との再会、知人からの紹介などさまざまな婚活を経たことで、やっと自分自身の「結婚観」や「男性観」が見えてきて……。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

46歳、恋したっていいじゃない

7年ぶりに偶然再会したカメラマンのロンドンくんと話していてわかった。

私は「ちゃんと恋をしたい」。

恋人いない歴(=9年)のぶんだけ、私は恋をしていない。それ以前にお付き合いした相手とだって、ずっと一緒にいるような親密な関係をほとんど築けなかった。

46歳で「恋したい」なんて、いい年をして……という人もいるかもしれないけれど(苦笑)。

でも、恋愛は若い人だけのモノじゃない。40代、50代だろうが、それこそ60、70、80、90代になっても恋したっていいじゃないか。いまは人生100年なんだもの!!

 

若い頃、恋愛しなかったワケ

振り返ってみて、10、20、30代で私はマトモに恋愛をしてこなかった。普通はその世代のうちに恋愛をしてくるのだろうけれど、そのときの私にはできなかった。

理由は自分でザッと考えて、7つほどある。

 

1.もともと恋愛に興味がなかった(恋に“落ちた”ことないし)。

2.めんどくさがりでマイペースだった(プライベートで誰かに合わせて生活するのはちょっと)。

3.仕事を最優先していた(忙しかったしつらいこともあったけど、楽しかったし頑張りたかった)。

4.他人に頼る気持ちがなかった(たいていのことは一人でできたので)。

5.自分の趣味や興味で満たされていた(好きなことに囲まれていれば十分幸せ♡)。

6.仕事と恋愛を両立できる器用さがなかった(ON/OFFの切り替えをできる余裕がなかった)。

7.たぶん、男を見る目もなかった(だから痛い目にあって男性不信に)。

 

言い換えれば、恋愛をしなくても十分楽しく充実した日々を過ごせていた。

 

恋できないもうひとつの理由

OTONA SALONEの人気記事に「結婚していない40代の独身女性に共通する9つの特徴 【40代独女あるある】」があるのだけれど、かなりこれに合致している。もちろん、全部ではないけれど。

 

さらにもうひとつの理由があると、ロンドンくんは言った。

ロンドン「恋愛センサーが鈍いの! 相手のこと周りのことをごちゃごちゃ考えるから。恋愛センサーが反応しないのよ」

考えすぎる思考回路のせいで自分の恋の芽生えに気づけていない、というのだ。余計なことを考えず、自分に素直にならないと恋愛はできない、と。

 

ものすごく的を射た指摘、だと思った。

 

いまなら恋愛できるかも?

若い頃に恋愛をしてこなかったことに、後悔はしていない。

恋愛よりも面白いことや夢中になれるものが、仕事や自分自身のことだった。それを自ら選択したからいまの自分がある。ガムシャラに仕事をしたり自分自身を楽しむことだって、若いときだからできたこと。

 

でも46歳になって……変化があった。

さっきあげた7つのうち5つは、いまは違うと感じている。

1.やっと恋愛に興味が出た。

2.誰かのペースに合わせてもいい気がしてきた。

3.仕事を大切だけど、別のことを優先するときもあっていいと思うようになった。

4.ときには誰かを頼りたいキモチもある。

5.仕事と恋愛の両立ができるようになった、と思う(少なくとも仕事と婚活の両立はできている)。

 

これもまた言い換えれば、時間と心に余裕ができた、ということかもしれない。

 

だけど「出会いがない」

あとは、ロンドンくんが言うところの「自分に素直になること」。

対象となる相手に出会ってないからわからないけど、これは自分なりに努力してみるしかない。できるかぎり。考えすぎる思考回路は性格なのだと思うし、そう簡単に変わらないかもしれないけれど。

 

その前に、相手を探すべく「婚活」をしていたけれど、これまたロンドンくんには否定された。

ロンドン「出会いはね、毎日あるの。同僚とか友達とか、前から知ってる人だって日が変われば新たな出会いよ」

ロンドン「出会い方だってなんだっていいじゃない。ナンパだろうが、ネットだろうが、電車の中で一目ぼれしたっていいじゃない」

そういう考えはまったくできなかった……。

前から知っている人はもう恋愛対象外だと思っていた。

ナンパとかネットとか一目ぼれとかも、出会いのきっかけとしては不真面目っぽくてイヤだった(ネット婚活してたけど)。

それでも出てくる悪いクセ

アサミ「わかったわ。まずは知ってる人の魅力再発見ね」

ロンドン「ディスカバーフレンズよ!」

アサミ「あとは一目ぼれ? 一目ぼれの仕方がわからない」

ロンドン「二目ぼれでも三目ぼれでもいいのよ。よく行くお店でちゃんと見てみなさいよ。僕だって六目ぼれよ」

アサミ「よく行く店のマスター、既婚だわ」

ロンドン「それは残念。じゃナンパ待ちでもしたら?

アサミ「待ってても誰もナンパしてこないわよ。仮にあってもナンパしてくる人なんて軽そうだし……」

ロンドン「またアサミちゃんは決めつける~」

アサミ「あ、すみません」

ロンドン「あら、素直ないい子。そうよ、そういう素直さが恋を引き寄せるのよ。とりあえず来るもの拒まず」

アサミ「はい。わかりました」

 

やっぱりゲイはスキンシップがお好き

なんだか最後はすっかり、ロンドンくんが恋の伝道師になっていて、私が教えを乞うみたいな形になってしまった。

よく考えたら、ロンドンくんだってまだ恋が成就してないのにね(笑)。

 

ロンドン「今夜は久しぶりに会えてホントよかった。楽しかったわ」

アサミ「私も。いろいろ教えてもらったし」

ロンドン「ありがとう。はい、握手」

そう言って、右手をスッと出してきたロンドンくん。別れ際に握手をするなんて普段ないからちょっと戸惑ったけれど、私も手を出しギュッと握手をして別れた。

やっぱりスキンシップが好きなのね、ゲイって。そういえば以前によく仕事をしていたそっち系のヘア&メイクさんも、仕事終わりにギュッと握手をするのがお約束だったわ。

 

「恋を始める」ために大切な5つのこと

恋多きロンドンくんから教わった、オトナの恋の始め方で大切なのはこの4つ。

1.考えすぎない。

2.自分に素直になる。

3.ディスカバーフレンズ(笑)。

4.出会い方も気にしない。

うーん、守れるかどうかわからないけど、努力はしよう。少なくとも彼はつねに恋できているのだから。

あと、私自身の経験から、これも大切なのかなと感じた。

5.時間と心に多少の余裕があること。

 

仕事や自分自身のことでいっぱいいっぱいだと、恋愛をする気にはなれない。私は40代半ばになってやっと、時間と心に少しは余裕が持てるようになったんだと思う。

 

 

「出会い方」にこだわっていたけれど

ロンドンくんと再会してから、しばらく考えていた。

婚活〇〇じゃなくてもっと自然な出会い方をしたいと思っていたけれど、その考え自体が出会いを遠ざけているのかもしれないと感じた。

つまらないこだわりは、やめよう。

私はいま「恋をしたい」「恋愛する相手と出会いたい」のであって、「知り合い」や「友達」を増やしたいわけではない。「自然な出会い」にこだわって、カウンターのあるバーに行っている場合じゃない!

そんなとき、2歳年下の婚活中の独女から連絡があった。

年下独女「アサミさん、その後、婚活はどうなんですか?」

アサミ「どうにもなってないわよ。持ち駒ゼロです」

年下独女「じゃ、個室婚活に行ってみません?」

アサミ「個室婚活? 何それ」

年下独女「婚活パーティなんですけど、全部個室で区切られてて1:1で話すんです」

アサミ「そんなのあるんだ。行く! 行ってみる!」

 

出会いのカタチにこだわっていちゃいけない! 新たな出会いを求め、私は久しぶりに「個室婚活」という婚活パーティに参加してみることにした。

 

【次週、個室婚活パーティに参加! どんな出会いが待っているのか? 7月18日(水)17時の更新をお楽しみに】 

 

【前回はコチラ】

#100 彼氏いない歴9年「オトナの恋の始め方」って?【40代編集長の婚活記】

【一気読みするならコチラ】

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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