#102 初めての「個室婚活」に行ってみた【40代編集長の婚活記】
OTONA SALONE / 2018年7月18日 17時0分
40代の婚活は、かなり険しい道のりだという。婚活歴1年11カ月となるOTONA SALONE編集長・アサミ(46歳)は、まさにそれに直面していた。
婚活パーティ、婚活アプリ、元カレとの再会、知人の紹介、出会いの多い場所へ行くなどで、7人の男性との出会いを重ねてきた。けれど、結婚はおろか恋人さえもできず……。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
初めての「個室婚活」パーティへ
2歳年下の独女の友Aに誘われ、久しぶりに婚活パーティに参加することにした。それは「個室婚活」というパーティ。
独女の友A「個室婚活に行ってみませんか?」
アサミ「個室婚活? 何それ」
独女の友A「婚活パーティなんですけど、全部個室で区切られてて1:1で話すんです」
アサミ「そんなのあるんだ。行く! 行ってみる!」
偶然に再会したカメラマンのロンドンくんにフラれ(?)、なおかつ恋のお説教をいただいたこともあって、何か自分から行動をしなくてはと感じていた矢先だった。
「出会い方」を選んじゃいけない
考えたら1年以上、婚活パーティには参加していなかった。
それは、いわゆる“婚活〇〇”での出会いは不自然で私には向いてない。もっと自然な出会いがしたい、と思っていたからだ。
けれど、そんなときに言われた言葉。
ロンドン「出会い方だってなんだっていいじゃない」
グサッときた。
そうよね、婚活〇〇がイヤだなんて出会いを選んでちゃダメだ……。そんな気持ちが高まっていたこともあって、お誘いにひとつ返事でOKしたのだった。
マッチングした女性がいると聞いて
いざ個室婚活に行くことになったのは、ある平日の夜。独女の友Aと待ち合わせをして、銀座にあるその会場へと向かった。
独女の友A「私も個室婚活は初めてなんですけど、知り合いがコレでマッチングしたって聞いたんです」
アサミ「結婚したの?」
独女の友A「まだ付き合い始めたばかりみたいですけど。個室婚活って普通の婚活パーティより、結婚に真剣な男性が多いらしいです。だからマッチング率が高いんですって」
アサミ「そうなんだ」
今まで婚活パーティ的なもので恋人ができた人を身近で聞いたことがなかった。以前「30~50代の婚活リアル事情」を調べたときも婚活パーティで恋人ができた確率はあまり高くなかった。
「個室婚活」に期待がふくらむ
けれど「個室婚活」パーティでマッチングした人が彼女の知人にリアルにいると聞いて、がぜん期待がふくらんだ。
個室婚活は、結婚に真剣な男性が多い……か。大人数のパーティや合コン形式のパーティより、お見合いに近い感じだものね。ライトな気持ちではなかなか申し込まないだろう。
一瞬、「恋がしたい」っていう私が参加していいんだろうかと思ったけれど。
ちなみにこの独女の友Aは、44歳で未婚独身、婚活歴は半年。もともと知り合いではあったがさほど親しかったわけではなく、私が婚活記を書くようになってから個人的に連絡を取るようになった。
つまり、婚活を始めたきっかけは私の婚活らしい(苦笑)。
8人の男性と1:1で話す
独女の友A「今日の個室婚活は8:8で40代男女が中心っていうパーティです。1人と話す時間は5分くらいみたいですね。それで最後、マッチング発表なんですって」
アサミ「そんな短時間でマッチングするのかな」
独女の友A「また会ってもいいかな、くらいで選ぶくらいのノリじゃないですか?」
アサミ「そのノリが難しいのよね」
8人の男性と1:1で話すのか……。婚活パーティ自体、1年以上参加していなかったので、一気にその人数と会うことに、ちょっと疲れそうにも思った。
あ、始まる前からこんなテンションじゃ、ダメよね。
自己PRのプロフィールカードを記入
受付をし、身分証明書を提出。チェックが終わると個室ブースへと案内された。独女の友Aとはここで別行動となる。
独女の友A「頑張りましょうね、アサミさん」
アサミ「うん、Aさんもね!」
個室婚活といっても扉で仕切られた完全な個室なわけではなく、半個室になっているブースだった。
女性は最初に案内されたブースから動くことはなく、男性参加者が時間ごとにブースを移動していく形らしい。
スタッフ「開始時刻までにこちらのプロフィールカードを記入しておいてください」
手渡されたプロフィールカードは、職業や趣味、特技、自分の性格のほか、デートで行きたいところ、好きなタイプなどを記入する欄があった。
ついに個室婚活、スタート!
開始時刻になった。
スタッフのかたに案内された男性が個室ブースに入ってきた。
この日の最初の婚活相手は、Tシャツにダメージデニムという服装に、長めの髪を後ろでひとつで束ねているワイルドな風貌の男性だった。彼をワイルドさんとしよう。
ブースに入ってきた瞬間、独特のにおいがした。少々においに敏感な私。
ワイルド「はじめまして」
アサミ「こんにちは。はじめまして」
ここで互いのプロフィールカードを見せ合って会話を始めることになる。……のだが、ワイルドさんはプロフィールカードをサッと一瞥しただけで、いきなり質問をしてきた。
ワイルド「単刀直入に聞くけど、アンタ犬10匹と猫7匹、ウサギ5匹にハムスター5匹と一緒に暮らせる?」
アサミ「えっ⁉」
あまりに突然の質問に驚く。と同時に、初対面でいきなり“アンタ”呼ばわりされたことにも引っかかった。
最初のお相手、ワイルドさん
いや、落ち着こう。個室婚活は始まったばかりだ。
ワイルド「どうなんだよ?」
アサミ「あの、ペットをたくさん飼っていらっしゃるんですか?」
ワイルド「ペットじゃねぇよ、家族だよ。オレの家族と同居できるかって聞いてんの」
何、この言い方……。 なんだか上から目線。ちょっと失礼じゃない? こういう話し方の男性は正直いって苦手だ。
そしてわかった。彼が入ってきた瞬間の独特の香りの原因。動物のにおいだ!
アサミ「犬も猫もウサギも……嫌いじゃないですけど、そんなにたくさんの面倒が見られるかというと、ちょっと自信がないかもです……」
動物好きであろうワイルドさんに少し気を使いながらも、正直な気持ちを伝えた。
いきなりこんなことって⁉
個室婚活は開始したばかり。話を少し変えようと、別の質問をしようと思った矢先だった。
ワイルド「あ、そう。じゃいいや。もう聞くことないから他に行くわ」
そう言い残してワイルドさんはあっという間に立ち去っていった。ポツンと一人で残された私。1人あたり5分と言われていたけれど、賞味1分。しかもなんだかイラッとする気持ちが残った。
何これ。なんだか一方的にフラれた感が満載なんだけど。
いい出会いがあるかもと期待をしていた分だけ、この先の「個室婚活」に不安をいだかずにはいられなかった……。
【個室婚活はいきなり荒れ模様! このあとに出会う人は……⁉ 来週7月25日(水)17時をお楽しみに!】
【前回はコチラ】
#101 ご無沙汰女が「恋を始める」には?【40代編集長の婚活記】
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