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40代イラストレーター、突然都心から「小田原プチ移住」を決めた!その経緯とは

OTONA SALONE / 2018年9月21日 16時0分

前回、三重県からの旅帰りに、寝る前に布団の中でスーモのアプリをダウンロードした私。

 

この夏、箱根で絵の個展をしたことでよく訪れるようになった「小田原」という土地が、目の前に猛然と立ち上ってきたのでした。そこからはスーモで小田原の物件を眺めたり、小田原という土地について調べる日々。

 

都内で仕事をバリバリしている40を過ぎた女の人が、鎌倉とか葉山とかに越していくパターンってありますよね。人生の先輩のお姉さんたちが、ちょっとナチュラルっぽい格好になって、麻とか着て、ターバンとか巻いて、よくみんな海に山に越して行くなあと思って見ていたんです。そうして見ていた頃は、自然のある場所に越したくなる気落ちが、特にはわからなかったのですよ。

 

なんですけれども、ここにきて、自分の行動を振り返ってみたらね。都内で疲れて、息苦しくなっては、発作的に鎌倉だの箱根だのに出かけて、緑や湖や海を見て癒されて帰ってくるってことを、もうここ数年やっているわけです。意識してやっているわけではなくて、引き寄せられるがままに、本能の欲するがままに、もう自然が見たいカラダになってるんです。

 

旅の帰りに、都内の中心部へと帰る電車に乗っていると、グラデーション的に景色が変わっていく。グレーのビルが過密していき、それが高層ビル群になる。そこに突入していく時、いつも心が少しヒヤッとする。そして「俺はここで生きていくんだ」と三白眼になって自分を冷笑するような、トレンチコートの襟を立てたいような気分になる。まあ家帰ってお茶漬け食べて、あっさり落ち着くんですけどね。

 

20代から30代中頃まで、私は海にも山にも一切興味がなかった。街が大好き。都会の文化が大好き。都内でガリガリ働き、夜にはライブにもいくしクラブにもいくし、毎日寄席にも通って、帰りにあっちこっちで飲んで。恋に仕事に大忙し。

 

そんな私の内面で、ある意味王道のこんな気持ちが育っていた。

「自然の近くで、暮らしたい」。

まじか! なんだか恥ずかしいじゃないか! でも本当だからしょうがない。私って意外とそのまんまな女だったんだな。

 

そんなことで、先日。うれし恥ずかし、小田原物件の内見を済ませてまいりました。うふふ、どうだったかってね。窓の外には足柄平野の街並み。その縁にはくっきりとした山の稜線と海の水平線が見えました。さらに言うと、かまぼこ屋の看板と、新幹線と、小田原城も見えました。

小田原の賃貸物件は、おしなべて都内の家より家賃が安くなって、平米数も増える。部屋が一個増えるくらいのイメージ。駅徒歩8分以内、50平米以上、都心なら16万くらいの物件が、管理費込みで10万を切る。浮いたお金を新幹線代に当てて東京に行こうかな。小田原から品川まで新幹線で27分だ。自然が近くにある生活。やってみて住んでみて、向いていなかったらまた考えればいい。味わってみよう小田原を。

 

明日、契約してきます。

 

 

移住を決めたお話は → 「東京に空がない」と思ったのは、ある場所に行ってからでした。

 

【もっと読むなら】

40歳からのおしゃれ論

 

 

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