「なんだかずっと身体がだるい…」更年期の不定愁訴を軽減するストレッチとツボ押し
OTONA SALONE / 2018年10月22日 20時0分
40代になりたての頃は他人事だと思っていた更年期ですが、40代なかばともなるといつのまにか周囲も軒並み不調をかかえ、30代では感じなかったトラブルを持っているのではと思います。
もしあなたが「もしかして更年期?」に思い当たる場合、まず試していただきたいのがストレッチやヨガ。動悸、めまい、疲れやすい、不眠、イライラ、頭痛、だるい、肩こり。更年期の入り口でまだ軽い場合、辛さがかなり軽減される場合もあります。
1日5分間の更年期対策で、毎日の心身を軽やかに過ごせるようなヨガの知恵をお伝えします。
オトナの女性の通過儀礼?
女性なら誰でも訪れる更年期は人生の通過儀礼のような時期です。
女性ホルモンの働きが低下し、卵巣からの分泌が停止し無月経が1年以上続く状態と閉経と言い、この閉経を挟む約10年間のことを更年期と呼びます。日本人女性の閉経平均年齢は50.6歳です。
更年期そのものは、誰でも必ず45歳から55歳ごろの間に訪れます。女性ホルモンの1つ、エストロゲンが減少して起きる身体の症状です。「更年期」とはこうした状態になる期間のことを示すのであって、不調のことは指しません。人によっては、更年期と気がつかないほど健康的に過ごせる人もいれば、辛くて起き上がれない、いわゆる「更年期障害」の状態になる人もいます。
女性ホルモンが急激に減る→女性ホルモンを増やせばいい→恋愛をすると女性ホルモンが分泌されるというから恋愛をすれば?とよく言われますが……、これはエストロゲンが結果的に肌や髪のツヤを良くし女性らしさが魅力を増すので恋愛と関係していると思われがちな、若干の誤解です。ただし、毎日を楽しく前向きに過ごせばストレス解消になりますから、更年期の不快症状が軽減する可能性はあります。
この女性ホルモンの働きは脳が司っていて、脳の指令に対して卵巣の働きが追いつかないため同じ脳内の視床下部にある自律神経のバランスが崩れやすくなり、心身の不調が出やすくなるのが更年期症状です。
自律神経のバランスを整えるには緊張と弛緩の交感神経と副交感神経の働きをバランスよくすることです。じっくり身体を動かしたら休息もしっかり取りましょう。
吸う息は交感神経が優位になり、吐く息は副交感神経が優位になるので呼吸法もオススメですよ。
以前の記事の更年期の心身を整える呼吸法も参考にしてみて下さいね。
「この不調、更年期かな?と思ったら始めどき。自律神経を整える呼吸法」(https://otonasalone.jp/65384/)
さらに、ツボ押しも更年期の不調を軽減します。
「水泉」内くるぶしの斜め下辺り(踵に向かって)をゆっくりじんわり押してみて下さい。更年期、ホルモン系の不調、めまい、むくみなどに効果的です。ツボ押しが痛い!と思ったらこれらの前兆と考えられています。
更年期“障害”を招かないように毎日を健やかに過ごすには、自分の身体を大切に扱いストレッチやツボ押しなどで意識的にセルフケアを取り入れていきましょう。
全身の疲れが取れる「犬のポーズ」
気分爽快の代表格ポーズです。更年期のイライラや精神的不調、だるいなどの身体的不調も軽減します。
①両足を床に着きお尻の位置を高くします。雑巾掛けのようにして上半身を伸ばします。慣れないと両手に重心がかかりがちですが、最初はヒザが曲がっても良いのでなるべく体重を両手と両足に均等にかけます。
②腰を伸ばして身体全体で三角を作ります。大切なのは上半身が肩から腰までまっすぐに。できる限りヒザを伸ばして踵を床へ下ろします。おヘソを見て首や肩の力を抜きます。
効果:更年期の疲れやすい全身の疲れがとれ心身がシャキッと生き生きしてくる。骨盤の位置を正し、肩コリ、肩甲骨辺りのコリを解消。
いかがでしたでしょうか?
足全体が伸び、さらに腰や肩甲骨周りもしっかり伸びて気持ちが良いですね。とてもリフレッシュできます。
余談ですが……南米アマゾンに一人旅した時にデコボコすぎる泥道をクッション性の無い車で長時間走り、腰がもげる程の酷い腰痛を経験しましたが、数日ほどポーズしたら治りましたよ。腰が痛くて辛い時にも使える効果的なポーズなので、1日5分間ほど取り入れてみて下さい。
「安藤けいこさんの個人ワークショップが開催されます」
大人の呼吸法、体を温め心を鎮め、心身の垢を取り除く呼吸テクニック
2018年11月25日(日) 鎌倉 光明寺vol.14
詳細はhttps://20181125artyoga.peatix.com/
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