「精子を遠心分離機にかけたらボロッボロと砕けた」話で外銀ハイスぺ男子が怯えた件【新婚活連載】
OTONA SALONE / 2018年10月20日 18時0分
OTONA SALONE読者の淑女の皆様、初めましてですね!
港区オバサンこと、カサブランカです。
カサブランカは昔乗っていた某国産ブランドのレアな愛車から取りました。
「マニアックすぎて誰も選ばない(しかも高級車とかでない)、しかも少量受注生産、ぱっと見は謎のクラッシックカー、でも国産、色も誰も選ばないゴールド」を選択するようなキメ細やかな自我の強さが、一事が万事的に日本のマスな男性を寄せ付けないのかしらん?とか思い、なんだか自分の分身のような気がしています♡
カサブランカは、そのデカさゆえ「ユリの女王」と呼ばれているとともに、結婚式の定番だったりして、なんだかいろいろな“ねじれ“もジワジワきませんか?きませんか。
体育会出身だったりするせいで、なんとなく使命感に駆られて仕事に邁進しているうちに40歳を超えてしまった感じです。博愛に満ちたオバサン道をひた走る、ガチの(教会サボりがちの)クリスチャンです。でも、数々のコンカツのお相手に「とても敬虔なクリスチャンというイメージじゃないですね(って別に“敬虔なクリスチャン”とか事前情報出してねーし 怒)」とか言われる人間ですのでご安心ください。
朝ごはんにトマトの四つ切を手渡されたハイスペ男子
第1回は、生殖ということを起点に考えたアラフォーの結婚(しかも男子の)、みたいなことに、底の浅い感じで思いを馳せてみます。
先日、学生時代の同級生から、「たまたま同じタワーマンションに住んでた元同級生の男性とかと今度白金で一緒に飲むからおいでよ♡」とお声がかかり、港区で天涯孤独風味に暮らす私はもちろん二つ返事でお邪魔しました。
カジュアルながらに美味しいイタリアンをいただける白金のレストランに、バリキャリのお約束、“どうしても仕事がこぼれてタクシーで駆け付ける”と、誘ってくれた既にママの同級生とそのお嬢様、とともに、イケメン・アスリート系男子(推定アラサー。なんと元Jリーガーという)とアンジャッシュ渡部さん風、質のいい白シャツに鍛えられた胸板の存在感を感じる港区アラフォー紳士(推定。でも当たってた)、そして、女優のシャーロット・ケンプミュールにしか見えない嫌味のない西洋風美女(推定同年代くらい。当たってた)の4人+1児と、私。
会合自体は和やかで、とてもチリングな空間。「みんな優しいな♡オバサンになっても孤独じゃなくてよかったな♡」なんて噛みしめながらがんがんワインが進みつつ、真面目に男性たちにフォーカスしてみます。
元Jリーガーくんはお若いのでまぁまだ未婚かな、と推定したらその通り。爽やか子犬キャラです。
さすがに渡部氏風さんは同級生、ということはオーバー40なワケで既婚だろう、そして聞くにハイスぺ男子ヒエラルキーのトップに君臨するかの外資系金融企業勤務で、白金の有名タワマンのハイセキュリティフロアにお住まいだと。
「VERY妻が出てきそうだな…」なんて聞いていたら、
な、なんと!!
弁護士!!
ただの外資金融でなくて、弁護士!!
ただの弁護士でなくて、外資金融の弁護士!!
いやー、ほんとVERY妻3人くらいでてきそうですね、
と思いながら
“ほけーっ”としてたら、
なんと、
「俺、〇(マル)なしなんですよ」
って。
「えーっ?未婚なのっ( ゚Д゚)!? ゲイですか?」
ってフツーに反射的に出ちゃうやつです。
渡部氏風さん「いつもそう言われるんですけどストレートなんですよね~」
っていう毎度のやつです。
聞くところによると、いわゆるひとつの“こじらせ”かな?と。(ディスりじゃないよ、心配です)
渡部氏風さん「聞いてくださいよ。昔、彼女を家に呼んで、誕生日のプレゼントも用意して、フルコースの料理を俺が作って振る舞ったんですよ」
全員「すごっ!!!そんな彼氏最高じゃんね!?」
渡部氏風さん「でしょ?!
それなのに、逆に俺の誕生日に彼女の家に行って、翌朝朝ごはんってなったときに、冷蔵庫とかも空っぽだし、何もしてくれる気配もなく…」
カサブランカ「えーっ、なんかオンナなのに料理しない、とかなやつ~!?」
渡部氏風さん「でも、冷蔵庫の中にほとんど何もないとかどうかと思うじゃないですか。
それだけならまだしも、『あ、なんか食べたいの?』っていって、
唯一冷蔵庫に入ってたトマトを包丁で4つ切りにして、
しかも手にのせて『ハイ、食べる?』って渡して来たんですよ!!
俺トマト嫌いなのに!!」
全員「うーん…なんとも…。なんとも…」
確かに…。トマトを手に載せて…って、サルかよ。
カサブランカ「うん、トマト口内炎のときとか痛いですしね」
渡部氏風さん「でしょ?間違ってるでしょ??」
全員「(そこか?)」
うん…まぁ、でも…港区女子なんてもんは冷蔵庫にビールとかしかはいってなくて、
冷やしトマトなんて生鮮品が入ってるのが逆に画期的、という捉え方もあるかもなぁ…とか思いつつ…。
「渡部氏風さんは理想が高いのね」、とかも思うが、こんなにハイスぺなのにも関わらずそんなんしか引っ掛からないって、なんというか、釣り場が悪いとか?
カサブランカ「どんなお相手が理想なんです?」
渡部氏風さん「俺の中では1つほんとうに決まってて。
“俺の子を育てられるか”、その一点なんです」
ほほう…。間違ってない。
恋愛感情は生殖のためのドライブに過ぎないと仮定したら、間違っていない。
カサブランカ「家庭的、ってことか。
でもさ、美人で家庭的な子、みたいなのをのぞむとなかなかいなくないですか?
年齢的に若い子で、そういう子狙っても、アラサー男子に負けちゃわない?
ブスでおうちのことができる子に絞ってみたら?」
(やだ、お前、こんなハイスペに何上から言っちゃってんの?と自分でジワジワ)
渡部氏風さん「や、見た目関係ないです。意外と容姿萌えがないんですよ」
全員「えー、ほんとうにー?」
とか通り一遍のリアクションをしつつ。
カサブランカ「……。まあ少なくとも、子どもを難なく出産できる若い女性のほうがいいというのは確かですね」
渡部氏風「うーん、そうなりますよね…」
そうそう。
“男は若いネーチャンが好き”的な話以前に、こういう生殖可能性如何的な壁もあるよね、我々アラフォーは…とか思いつつ、ん?つか、渡部氏風さんも、結構、大人じゃない?
そのとき、ふと以前仕事で取材した、東大で開催された女性シンポジウムみたいな会議のことを思い出しました。小池百合子知事とカリスマ産婦人科女医の先生が登壇していた発表の、衝撃的な映像…。
そのシンポジウムでは、高齢出産のリスクなどについて女医さんが結構刺激的な話をしていました。
女医さん「不妊原因が女性側にあると言われがちですが、実は男性側の精子の劣化による症例も多数見つかっています。ごらんください、この映像は、中年男子の精子を遠心分離機にかけた映像です。
このように劣化した精子は
頭がボロッボロに砕け散ったりします。
最悪、中が空っぽでスッカスカだったりします。
一重に女性に不妊原因があるとか、若い女性でないと元気な子が産めないとはいえません。言っちゃえば、男性の精子だって若いほうがいいんですよ」
会場「ザワザワ・・・・」
~~~~~~
思わず老婆心で渡部氏風さんにもその情報をダイジェストでお届けしました。
渡部氏風さん「精子が…?
ボロッボロに…?
遠心分離機で…」
カサブランカ「そうそう。まあ、男女問わず個人差があるでしょうけど。
っていうことで、『俺の子を育てられる人』とかの前に、いろいろ選んでないで、急いだほうがいいんじゃない?」
(ん?これよく女子が言われるやつじゃね?普段と逆じゃね?)
渡部氏風「いまので一気に酔いが醒めました…。
どうしよう…どうしよう…(震)」
カサブランカ「だっ、大丈夫ですよ!!すぐに素敵な女性が見つかりますよ!」
うーん…私の経験上、お料理作る、作らない、とかはあまり本質的じゃないというか、渡部氏風さんの愛情に彼女が応えていなかった=たいして彼に気がなかった、ってことで。愛情あったらギブ・アンド・テイクなやりとりになると思いますの。
ってか、“条件コンカツ”的には垂涎モノのハイスぺ男性だと思いますが、そんな彼に“冷や飯”ならぬ“冷やトマト”を喰わす妙齢女子もなかなかですね、MOTTAINAI(笑)
そんなんしてられるのも長くてあと3年だぞ、
ってその場に行ってはたいてやりたいですね、いくつか知らんが(笑)
まあ、自分の市場価値が暴落すると気付いたときから自分磨き(例:お料理教室とかヨガ)が始まるものでしすしね。(しみじみ過去を思い出し、遠い目…)それ以前は結構「暴君“怠惰”」みたいな感じでしょうね、港区女子は。
そんなこんなで、「渡部氏風さんには悪いことしたな、あんなコンカツヒエラルキーのトップに君臨する方に出すぎたコト言ったかしら、テヘペロ」とか思って、平和に解散したのでした。
そういや同級生の小さいお嬢様がいたのにどんな話しとんじゃい。(多角的に反省)
港区で足かけ15年以上(?)冷戦と停戦を繰り返した、外銀ハイスぺ男子との攻防戦の感覚も少し懐かしく…。冷戦終結?の最終砲が
「精子ボロッボロだぜ!(※個人差があります)」
だったのはなんだか複雑な気持ちです。
※あくまで、渡部氏風さん自体は素晴らしい優しい人物なので悪しからず…。
江戸の敵(かたき)を長崎で討つようなコトしてすみませんでした。
だって…大昔にゴルフ帰りにフェラーリの助手席に(たまたま)同乗した外銀エリートが
「ホラ、俺たちって”Arrogant(アロガント)”な恋愛するじゃん?HAHA」
(カサブランカ:あろがんと…?ああ、『傲慢か』、HAHA)
とか言われた経験が走馬灯のように…
とにかく、佐々木希ちゃんみたいな奥さんが来ることを心の底から祈ります。
◆募集◆
もしも渡部氏風さんの妻候補、「我こそは!」な淑女いらしたら、編集部にお便りくださいませ。(頼まれてないけど)
otona_s@shufunotomo.co.jp
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