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梅宮アンナ「離婚はいいことだらけ」発言から考えるオトナになれないオンナ

OTONA SALONE / 2018年10月19日 21時0分

タレントの梅宮アンナが自身のインスタグラムに「離婚はいいことだらけ」と書いて、ネット上でバッシングを受けています。アラフォーにはおなじみ、梅宮アンナですが、ご存知ない方もいるかもしれないので、アンナの人生を簡単におさらいしましょう。

 

梅宮アンナ、日本一のだめんず・クィーンへの軌跡

俳優・梅宮辰夫のひとり娘で「JJ」(光文社)モデル、何不自由なくお嬢さまとして育ったアンナですが、彼女を有名にしたのは元タレント・羽賀研二との恋愛でした。巨額の借金を持ち、女グセも悪かった羽賀との交際に辰ちゃんは大反対。ワイドショーが追いかけることで、アンナの知名度はどんどん上がっていきますが、破局。知名度も上がったので、芸能人的には大正解ですが、できちゃった結婚をした一般人男性と1年8か月で離婚します。ちなみに羽賀研二も元夫も警察のお世話になるという共通点を持っています。

 

シングルマザーとなったアンナですが、男を見る目のなさは相変わらず。元中日ドラゴンズの妻子ある立浪和義選手との交際を「FRIDAY」(講談社)にキャッチされます。その後も山形在住の実業家との交際のために、単身で仙台に移住(一人娘は辰っちゃん夫妻に預けていたそうです)しましたが、彼には家庭があったことが判明し、破局。

 

家に戻ったアンナですが、思春期を迎えた娘さんと取っ組み合いのけんかをするほどの衝突を繰り返したこともあって、娘を実家に残し、アンナが一人で部屋を借ります。このあたりの“別居”の顛末を「女は『ひとりの時間』に磨かれる」(中経の文庫)で発表しましたが、「育児放棄だ」とバッシングを呼びました。

 

今年に入り、「週刊ポスト」(小学館)が、梅宮辰夫の芸能界引退を報じています。辰夫夫妻は渋谷にあった豪邸を手放し、別荘のあった真鶴に移住。辰っちゃん夫妻と暮らしていたお嬢さんは、アンナと一緒に生活することになります。インスタグラムには、アンナが午前三時に帰宅したこと、けれど、お嬢さんは朝ごはんや夕食は自分で作ること、ペットの世話もきちんとするなど、母親が必要ないほど自立したお嬢さんであるエピソードがつづられています。

 

インスタには「素敵な親子関係ですね」といった具合に、肯定的なコメントがついていましたが、おそらくアンナのファン以外からは共感は得られないと思うのです。

 

「いい母親」とは何なのか。そしてアンナの打つべき手とは。次ページ

アンナに欠けている3つのもの

「いい母親とはどんな女性か」について、女性たちは確かな答えを見つけられていないように思います。なぜなら「私はいい母親です」と世間に向かって胸を張るには“実績”が必要だから。人から見てむちゃくちゃな子育てでも、お子さんが東大に入ったり、オリンピックに出れば「常識を破る教育法」をほめられるでしょうし、逆にどんなに頑張って育てても、子どもが警察のお世話になれば、人は「いい母親」とは認めてくれません。

 

“実績”には本人のキャリアも含まれます。たとえば、同じシングルマザーでも宇多田ヒカルが「子どもとは別に住んでいる」と言えば、「しょうがないよ、あれだけ仕事してるんだし、見てくれる人だっているだろうから」と好意的な反応が返ってくるのではないでしょうか。アンナはアパレルブランド、Anna Daysをプロデュースしていますが、大ヒットとまでは行っていないようです。「通販の女王」、モデルのアンミカはプロデュースした洋服を適度にアップしていますが、アンナのインスタグラムはいつも自撮ばかり。実績もさることながら、プロデュースした商品を売るのが自分の使命という責任感も足りないように感じられます。

 

自分中心な思考回路のアンナですから、当然物議をかもすような発言にも事欠きません。
アンナは「バイキング」(フジテレビ系)に出演した際、お嬢さんのために料理を作らないと話していました。その理由を「子どもにまず聞くんですよ。『お弁当作らないといけないですか?』って。そうしたら『興味ないから』って」と、娘がお弁当を望んでいないことを理由としてあげていましたが、「〇〇しないといけない?」という聞き方は、聞き手にとっては「〇〇したくない」と言っているのと同じだと気づく想像力がないのです。

 

その証拠にと言っては何ですが、番組名は失念しましたが、タレント・西村知美がお嬢さんと料理を作っているVTRを見て、アンナのお嬢さんが「いいな」「そういうのが夢」と漏らしたことがありました。「ビビット」(TBS系)や「モシモノふたり」(フジテレビ系)に出演した際も、お嬢さんは「お母さんは料理をしない」と話しています。これは「お母さんに料理をしてほしい」気持ちの表れではないでしょうか。子どもは空気を読みますから、母親が嫌がりそうなことは言わないこともあります。だって、子どもは母親に見捨てられたら、生きていけないのですから。インスタグラムにアンナは「何でも話し、報告して。有難いことに、私たちは価値観が近くて。(中略)私が好きなこと、好きな物がモモに近い」とお嬢さんとの相性の良さをアピールしていますが、お嬢さんが合わせてくれている可能性はみじんも感じていないようです。

 

アンナ、キャラ変更のススメ

年を取るのは簡単ですが、オトナになることは難しい。どういう人がオトナか定義することは難しい問題ですが、相手側から物を見ようとしない人はオトナではないのではないでしょうか。恨まれたりもめたりするのがイヤなので、オトナになるほど「本当のこと」を言ってくれる人は減ります。だからこそ、家族であっても、自分にとってAであることが相手にはBかもしれないと考える客観性や慎重さが求められると思うのです。

 

女性芸能人にとって、離婚はマイナスだと思われていた時期がありましたが、シングルマザーの小倉優子が、洗剤という家庭用品のCMに出演していることでもわかるとおり、時代はゆっくりと変わりつつあります。「結婚(離婚)してるから幸せ(不幸せ)」という決めつけが通用しなくなるということは、それだけ本人の実力が問われるということ。そもそも、アンナのウリって何なのでしょうか?

 

世の中にはアラフォーでも、何でも親がかりという人は結構います。アンナも変に独立してますウリするよりも、いっそのこと、「何でもパパにお任せで育ってきたので、自立できなくてこの先不安ですキャラ」で行ったほうが、そこそこ需要がある気もします。

 

 

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