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ボーダー服を着るオンナはモテないって言われたけれど【40代・最後の婚活#4】

OTONA SALONE / 2018年12月4日 17時0分

40代半ばにして再開した「婚活」。開き直ったものの、実は「自信のなさ」が空回りしていたことに気がつき始めた。それは、こんな「服選び」にも表れていたようだ。

 

20着は持っている、私たちの定番「ボーダー」

私はボーダーの服が大好きだ。有名ブランドからファストファッション、半袖や長袖、素材違いや色違いで20着は常備している。今もまさに白黒ボーダーのルームウェアでPCに向かっている最中だ。

 

そんなボーダーLOVEの私が、本屋で出会ってしまった。『ボーダーを着る女は、95%モテない』という、恐ろしいタイトルの本に…。

 

ボーダー着て許容されるのは100人中たったの「5人」!?

それ以外は、当然のごとく「男性ウケしない」の!?

 

今まで「モテ要素」マイナスの生活を送っていたとは…男性を寄せつけないバリアを無意識に張っていた私は、ショックを受けた。

 

冷静に考えるとボーダーに「モテる要素」はゼロ

一概に「ボーダー=男性ウケ悪い」と言われても、なんとなく信じがたい。ボーダー柄の人を見かけない日はないし、一家に1枚、いや一人1枚は必ず持っているアイテムだろう。

 

着るものが決まらないとき、自然とボーダー柄を手に取っていないだろうか。私は1週間色違いを日替わりで着ていたこともある。着ている人が多いからこそ、無難で安心できる服。まさに、困ったときの救世主だ。

 

一方で、「モテ要素が少ない」のも納得できる。トップスがボーダー柄、ボトムスがジーンズというコーデは、たしかに手抜き感があるかもしれない。私にとっては、迷いなく選ぶ最強コーデではあるけれども…。

 

女性らしさに欠ける?ーー太ボーダーは選び方に失敗すると、囚人服かラグビーのユニフォームに見えるよね。

 

汚れたらすぐ洗える!ーーうれしいポイント。でも、所帯染みちゃうよね。

 

手軽さゆえに油断するとおざなりになってしまうボーダー服。じつは、センスが問われる難易度の高い服だった。恐るべし!

 

では恋愛負け知らずのコーデとは?そこで気づいた「女子アナ」コーデ

男性はよく「女子アナ」コーデを好むという。ひらひらフリルのトロみあるトップスに、ほどよいふんわりスカート。高すぎない上品なパンプス。ほんのりブラウンの髪はコテでゆるく巻いて、耳元にゆれる小ぶりなピアス。

 

頭文字をとって、「ひらトロンふわゆら」コーデ(と勝手に命名)。その軽やかな響きからも、女性特有の優しさ・柔らかさ・しなやかさが感じられる。まるで甘い魔法にかかったかのように。男性は女性らしさを感じ、守ってあげたい気持ちになるのかもしれない。

 

一方で、ボーダー柄は男性も着る。自身も着るからこそ、ボーダー服の女性を中性的に意識してしまうのでは。「仲間」「同士」と感じてしまうのかもしれない。

 

ヘタすると、ペアルックになってしまうボーダー柄。「無難」「普通っぽい」ことから適度な刺激や緊張感が薄れてしまう。ここに、「ウケが悪い」原因があるのだろう。

 

ボーダーはモテないことを知らない皆さん、今すぐ知って……

ボーダー柄ばっかり着てきた私。ありがたいことに、お相手もボーダー柄を好んで着る方が多かった。そのため、幸か不幸か「ボーダーモテない論」の存在をまったく知らなかったのだ。

 

「ひらトロンふわゆら」コーデ、興味ありますよ。でも、悲しいかな、女子アナみたいにはなれない。逆に、着慣れたボーダー服が私の個性になってしまった。

 

だから、「ボーダー服しか着ない女性は…」と言う男性を自然と避けてしまった。私の個性を受け入れてほしい気持ち半分、「ボーダーモテない論」を疑わない、相手への警戒心半分で。

 

なんて…なんて、もったいないことをしてきたんだ!

 

自省。私のボーダー愛は「自信のなさ」そのものの表れだった

そう、私は守備範囲を狭めていたのである。「ボーダー柄OK」の人とピンポイントで狙いを定めているのだから、苦戦を強いられてもしょうがない。ボーダー柄で堂々と婚活パーティ、行きましたとも。結果惨敗なのは言うまでもない。

 

だから、言わせてほしい。

 

認めます。今までの自分は「自信がなかった」と。

「変化」をあえて避けてきた、と。

 

私は「無難」「安心」という観点でボーダーを着てきた。しかも、「わかる人にだけわかればいい」なんて、思いきりこじらせて。きっと、「自信のなさ」を認めたくなかったのかもしれない。

 

新しいものを受け入れるにはパワーがいる。特に、40代ともなると保守的にもなるし、冒険しづらくなる。受入体制を整え、変わるには時間と労力を要するのだ。

 

だから、変わりたいと思ったときこそ、チャンス。ちょっとだけボーダー柄の出番を減らして、自分らしい女性らしさを研究してみたい。そうしたら、出逢いの範囲も広がるかも!? ……洗いたてのボーダーを干しながらワクワクしてきた。

 

【毎週火曜17時に連載・つづく】

#1 結婚できないんじゃなくて、しない選択してきたんです!

#2 婚活カードの「性格」って何を書けばいいの?就活みたいな自己分析にウンザリ

#3 「見る目」があるから「結婚しなかった」んです!

#4 ボーダー服を着るオンナはモテないって言われたけれど

 

≪ライター・編集者 イトウウミさんの他の記事をチェック!≫

 

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