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彼氏は欲しいけどズボラな自分を変えられない。40代独女が悩む「女性らしさ」の壁

OTONA SALONE / 2018年11月26日 17時30分

 

もう何年、彼氏がいないんだろう……。

未婚独身のまま、気がつけばもう40代。まだまだ恋愛はしたいけど、一人の時間が長かったせいかズボラな生活から抜け出せない。

ある40代の女性は、そんな「女性らしさを失った自分」について悩んでいました。

でも、彼女が本当に考えるべきなのは、キラキラした女性になる方法ではなく、「今の自分を知る」こと。

目的を持った生活がより自分の中身を充実させてくれることについて、お話します。

 

プライベートは「まるで中年のオッサンみたい」

「30代後半になってから、自分のダメダメなプライベートが気になり始めました。

仕事が終わればコンビニかスーパーに寄って晩ごはんのお惣菜と缶チューハイを買い、夜はネットや動画を観ながらお酒を飲んで時間を潰し、お風呂は面倒くさくなったら次の日の朝に入ることもあります。

自分でも「中年のオッサンみたい」と思うのですが、誰にも怒られないし、とにかく部屋ではダラダラしたくて。

掃除が嫌いなのでゴミは毎日小さい袋に詰めてコンビニに捨てて、メイクも興味がないので安いメーカーのものをチビるまで使い、服はネットの安売りから選ぶような毎日です。

勤めているのは小さな会社で、周りにいるのは自分より年上の既婚男性ばかり。

オシャレしたところで褒めてくれる人もいないし、事務だから外部の人に会うこともないので年中同じ上着で通しています。

でも、周りの友人たちはアラフォーになっても彼氏ができたり結婚したり、自分とは全然違う毎日を送っていて。

私も彼氏が欲しい! と思うんだけど、いざ合コンや婚活パーティーに行こうと思っても、まず服がない。

買うのも大変だしメイクも流行りを勉強しないといけないし、なかなか行動に移せません。

一度、一人で買い物に行ってみたけど、ダサい私服でお出かけ用のスカートを選ぶ自分が恥ずかしくて、結局何も買えませんでした。

こんな女らしくない私なんて、誰からも好かれないんだろうなと思うとゾッとします。

「女性らしさ」って、どうすれば取り戻せるんだろう。

ズボラな自分を変えるには、何から始めれば良いですか?」(38歳/事務)

 

上の女性の悩みは、「女性らしさのない自分を変えたい」ことでした。

「周りのみんなみたいに、アラフォーになっても綺麗でキラキラした女性がモテる」。

これが彼女の結論です。

ですが、女であることを派手にアピールするのが、本当に幸せな恋愛につながるのでしょうか。

 

「アラフォーでも綺麗でキラキラしている」からモテるわけではない

確かに、40代とは思えないほどスタイルの良い女性、若々しさを保つ女性は大勢います。

男性の関心も引きやすいとは思いますが、もし中身がダメだったら? お近づきになるのを敬遠したくなるような気性だったら?

”外見の良さ”はいつの年代でもわかりやすくモテますが、お付き合いで肝心なのはやっぱりその人の性格や人間性。

「女性らしくあれば彼氏ができる」のではなく、「付き合いたいと思えるような中身のある女性に彼氏ができる」のですね。

アラフォーでも綺麗でキラキラしている女性が男性に囲まれる本当の理由は、「外側も内側も美しい」から。

目に見えるものより内側の充実により関心を寄せられることを知っているからこそ、自分に手を抜かないポジティブさを持っています。

楽しい自分でありたい、人間性を磨きたいと思えば、自然と外見にも気を使うようになり、「他人から見た自分」を意識するようになりますよね。

上記の彼女は、無理に着飾るのではなく、まず内側の自分と向き合う覚悟が必要です。

 

日々ダラダラと過ごしてしまうのは、「〇〇」がないから?

「目的」を作るために今の自分を知る

ろくに自炊もせず、お風呂に入らない日もあったり、掃除が苦手だからとコンビニのゴミ箱を日々頼ったり。

「中年のオッサンみたい」と自覚があるのなら、服を買いに行く前に生活のスタイルを変えることが肝心です。

今のままで外見だけ美しくなれたとしても、実際に男性と接していればいずれ”ボロ”は出ます。

「いいと思ったのに、ズボラな女性なんだな」と思われたら、せっかくの出会いも恋愛に発展できませんよね。

彼女が日々ダラダラと過ごしてしまうのは、「目的」がないのが原因の一つです。

「9号の服を着たいからダイエットする」「仕事に役立つ資格を取得する」「未来の旦那さまのために料理の腕を上げる」など、小さくても”なりたい自分”があれば、それを支えに努力ができます。

目的があれば、かなえるためには生活を整えることが避けて通れません。

ダイエットのために自炊を始めたり、勉強に集中できる環境を作るために部屋を掃除したりと、達成するためにやっていることがそのまま自分の糧になります。

では、「目的」を見つけるためにはどうすれば良いか。

こうありたいという未来は、今の自分から発生します。今の自分を知るのがより中身を充実させるためには重要なこと。

「ズボラでだらしない自分をもっと見るなんて、苦痛しかない」

と彼女は言いましたが、その自分を肯定してあげないと正しい目的は見つかりません。

「彼氏が欲しい」は「ともに愛し合える誠実な男性とめぐり逢いたい」ことですよね。

それなら、具体的にどんな男性と出会いたいのかを考えないといけませんが、その理想と釣り合うような女性になるためには今の自分を知らないと改善する方法もわかりません。

逃げずに向き合うこと。その勇気が、自分の内側を魅力で満たす最初の一歩になります。

 

 

一人の時間が長くなると、どこかで「このままでいいか」という甘えが生まれます。

それを放置していて、いきなり彼氏が欲しい! と思っても何から変えれば良いかが見えません。

変わりたいと願うのは、自分をより良く知るチャンス。

自分を愛し、信じている姿こそ、男性には何より美しく見えると心得たいですね。

 

≪恋愛相談家 ひろたかおりさんの他の記事をチェック!≫

 

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