#121 自分から「連絡できない」。恋愛ご無沙汰女子にありがちなこと【40代編集長の婚活記】
OTONA SALONE / 2018年11月28日 17時0分
46歳・独身・恋人いない歴は9年のOTONA SALONE編集長・アサミ。婚活を始めて2年以上になるが、依然としてゴールは見えない。40代婚活の現実はきびしい。
久しぶりの婚活デート(?)相手のジェントルさん(49歳・バツイチ・別居中の娘アリ)には、ゲイ疑惑が浮上してしまい……⁉ これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
デートしてから思っていたこと
ジェントルさんとは、表参道でディナーをして直後に御礼のメッセージのやりとりはあったものの、3週間近くプッツリと連絡が途絶えていた。
でも、実はずっと私は気になっていた。ジェントルさんのことが。
1週間くらい経ったころ、自分から連絡してみようとも思った。でも、できなかった。それは「怖かった」からだ。
初デートで「ときめき」始める
会う前はジェントルさんのことを警戒していた。何者だかわからないし、どういう意図で私と会う気なのかもわからなかったから。
だけど、やさしく穏やかな話し方。料理を取り分けたり、ドリンクを気にかけてくれたりする。私のキャリアや仕事のことをほめてくれる。会話も楽しい……。
気がつけば、私はジェントルさんにほんのりときめき始めていたのだと思う。
久しぶりにときめいたけど
だけど会話が進むにつれて浮上した、ジェントルさんのゲイ疑惑。女性のファッションやビューティにやたら詳しい。だいぶ攻めたネイルを「カワイイ」「僕もやりたい」と発言する。よくよく見ると仕草がフェミニン。
これは間違いなくゲイでしょう!
職業柄、私の周囲にはそういう方が少なくない。そしてわりと仲良くさせてもらっている。それだけに彼らとの共通項のあまりの多さに、疑惑はグレーゾーンではなく黒だと判定した。
久しぶりにちょっとときめいたのに……。
連絡するのが「できなかった」理由
怖かった理由は、これだ。
ホントはジェントルさんのことが気になる。また会ってみたい気がする。だけど……。ジェントルさんはゲイだから、そもそも私のことは恋愛対象じゃないかもしれない。ただ単に、シングル同士のお友達として会ったのかも。
その気持ちが拭えなくて、私は自分からジェントルさんへ連絡できなかったのだ。
傷つくのが怖かったから……。
自分で自分の気持ちに「フタ」をする
ちょっとときめき始めた相手なのに、早くも対象外だと知ってしまうのが怖かった。だから、自分で自分の気持ちにフタをした。「別になんとも思ってませんから」と。
さらにいえば、恋愛がご無沙汰すぎるとときめきに対しても慎重になる。
だからジェントルさんに対して「完全にときめき」認定はできず、「ほんのりときめき」とまでしか認定できない。たまたま食事のときやさしかったから、ちょっと舞い上がっただけだ。ディナーのお店は照明が暗めだったしお酒も入っていたし、昼に会ったら違うかも……等々。
いろいろ考えてしまうのは、恋愛から遠ざかっているからか。
ご無沙汰女子、素直によろこぶ
3週間あまり、そんな気持ちで過ごしていたから……ジェントルさんからの2回目のお誘いは、素直にうれしかった。
彼がゲイでもバイでも、そうじゃなくてもいい。自分がちょっと気になっている相手から誘われたことが、ただただうれしかったのだ。
ある3連休の月曜、ランチデート。彼がお気に入りだという「パンが美味しいカフェ」で会うことになった。
初デート(?)時を反省する
誘われたときから考えていた。今度はどういう恰好をしていこうか、と。
初めてのデート(?)のときは、何者だかわからないし、どういう意図で会うのかもわからず、ものすごく警戒した。だから、意思が強そうなキツめヘア&メイクにし、ファッションは民族衣装のような男ウケゼロのモード寄り。女らしさを一切、排除した。
ジェントルさんはあの時「個性的でオシャレです」と言ってくれたけど……。
2回目デートの恰好に悩む独女
こんな私でさえも「女性らしい」と言ってくれたり、つねにレディファーストな立ち居振る舞いで女性扱いをしてくれたジェントルさん。今度会うときは……ちゃんと「女性らしい」って思われたい、かもしれない。そんな気持ちになっていた。
迷いに迷って選んだ服は、白いトップスに赤いスカート、そしてカーディガンを羽織った。髪はゆるく巻いてからひとつにまとめ、メイクはまつ毛をキレイに長く。口元は明るめの赤で顔色をよく見せるようにした。
女性らしいって、思ってもらえるかな……。
やっぱり恋愛は妄想ネガティブ
待ち合せは午前11時。私は指定された場所に5分前に到着した。ジェントルさんはまだいなかった。彼を待っている途中、迷いに迷って選んだ恰好なのに、ちょっと不安になってきた。
赤いスカートが派手すぎたかな。
もしかして個性的なほうが好みだったかな。
そもそもやっぱりゲイだから意味ないかな。
いろんな妄想ネガティブが頭をめぐる。他のことはそうではないのに、恋愛のことだけネガティブな考えが出てしまいがち……。
約束の時間、目に飛び込んできたのは
ほぼ約束の時間になったとき、目の前に1台のタクシーが止まった。
ドアが開いた。ジェントルさんが乗っていた。
ジェントル「アサミさん、お待たせしました。ちょっとここから少し先なので、乗ってください」
アサミ「あ、はい…」
言われるままタクシーに乗った。
タクシーの後部座席にジェントルさんと隣合わせになる。ディナーもカウンター席だったから隣だったけど、そのときより距離が近い。ふと、自分ではない香りがただよってきた。
さわやかでちょっとウッディな香り。ジェントルさんの香水? いい香り……。この間は気づかなかったけれどジェントルさんから香るにおいは、なんだか私をドキドキさせる香りだった。
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【2回目デートの移動中、ジェントルさんのにおいにドキッとするアサミ。来週12月5日(水)17時をお楽しみに!】
【前回はコチラ】
#120 恋愛「ご無沙汰女子」の婚活が進まない、決定的な理由【40代編集長の婚活記】
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