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しみったれ倹約家も豪快ギャンブラーもみんなケチ!【40代・最後の婚活#5】

OTONA SALONE / 2018年12月11日 17時0分

 

街も人も1年で最も華やぐこの季節。クリスマスソングがあちこちから聞こえてくると、ウキウキモード全開に! そんな中、何度目か忘れたシングルベルのウミは、なんとなく物憂い気分だった。

 

思いだすのは幸せだった1年前のクリスマス

「プレゼントはついに指輪…!?」

「入籍日を決めて会社に報告しないと」

 

お花畑もいいところ、幸せの絶頂をスキップしていた私。まさかスーパーマリオのように穴に落ちてTHE END、旗ゲットならずとは…トホホ。

 

なにかと浮き足立つこの時季、油断は禁物なのかもしれない。

 

「クリスマス」に初めてわかった、あのこととは…

私はなぜか12月からお付き合いを始めることが多い。2人で迎える最初のイベントが「クリスマス」だ。敬虔なクリスチャンでもないのに、クリスマスで浮かれるってどうよ!? と、男性方は思われるかもしれない。

 

いつもよりちょっとだけ豪華な料理を作ったり。ケーキをまるごとホールで食べたり。キラキラまばゆいイルミネーションを眺めたり――なんだかんだ、非日常な「ハレ」の日を楽しんでいたっけ。

 

誕生日のような特別な日じゃないけれども、なぜか魔法にかかってしまうクリスマス。まさかデートでお相手の経済観念を知るとは…夢から醒めて唖然とするのだった。

 

ケチがイヤなのはお金の問題じゃないんです!

  • 初デートで一銭もださない(交通費だけを持参)

――ホストと勘違いしてない!?  途中で帰らなかった私に拍手を送りたいわ。「次では僕が出すよ」という言葉を信じて待っていたけれども…。次はなくて結局バイバイ。

 

  • 誘っておいて、1円単位でキッチリ割り勘(そのくせ「小銭ない」と少なく出す)

――大きいお札しかなかった私が全額支払うハメに! 「ヒマならごはんいこうよ」というお誘いに、働く独女は安易に乗ってはいけない(おサイフをあてにされている可能性大!)。

 

  • 手みやげを渡しても、うんともすんとも言わず&「ありがとう」もない“当たり前”の態度

――ショックを通り越して、この人「ない」な…。「ありがとう」が言えない方とのお付き合いは、まず考えられません。

 

  • プレゼントはディスカウントショップで買ったものばっかり!

――自分に「30%OFF」のシール貼られているみたい…コイツに金かけるのはもったいない、と思われているようで心痛むわ。

 

 

なんだかなぁと悲しくなるクリスマスの思い出。ケチなお相手がいずれも同年代なのも、萎えてしまう。

クリスマスの魔法にかかって浮かれ、ぽーっとした状態で相手を見てはかなり危険。この時季、やっぱり油断は禁物なのかもしれない。

 

豪快パチプロさんはギャンブラーの仮面をかぶったケチだった!

第3話にちょっと登場したパチプロさん。じつは、数年同居した人だったりする。パチプロは趣味(の延長)で、定職持ち。一応断っておくが、生活費はきちんと折半していた。

 

言うまでもなく、勝ったとき彼はとても気前がいい。調子よく高級ビールを買ってきたり、後輩にご馳走したり。喜びを分かち合おうとする彼の心遣いがとても嬉しく好きだった。

 

一方、負けたときはびっくりするほどケチに。「一日につぎ込んだ金額」? 「今までつぎ込んだ金額」? 私には計算方法が理解できないが、いずれにせよ、負け続きだった彼の一言で、私は別れを決心したのである。

 

胃潰瘍とノロウイルスのWパンチで寝込んでいた私。病気で動けないうえに治療費でお金もない。そんな中、「負けてお金ないから外食できないし、ごはん作るしかないよ」――彼が何気なく言い放った言葉。

 

ええ、しんどくても買い物行って料理してやりましたとも。
回復と同時にサヨナラしましたとも。

 

結局、ギャンブラーも豪快なのは最初だけ。「釣った魚に餌を与えない」普段はケチ男だったのだ。ましてや、恋人が病気で苦しんでいるのに「自分ファースト」だなんて、信じられない!

 

言わせて! これだからケチケチさんとは結婚できないの

お相手の「ケチ」な部分が見えた瞬間、私は「結婚できない」と決断してきた。猶予? そんなものはございません。相手に言ったところで、価値観はそう簡単に変わるものじゃないから。「倹約家」と「ケチ」の境を見極めるのは確かに難しい。でも、相手の行動から窺えるものが「心地いい」か「気分悪い」か、それで判断してもいいんじゃないかな。

 

だから、ボヤかせてほしい。

私は「ケチ」な人が苦手だ。お金に対して「ケチ」なのがイヤなのではない。見え隠れする「自分ファースト」なえげつなさが受け入れられないから、結婚しなかったのだ。結婚生活は2人で送るもの。独りよがりではなく、互いに思いやる気持ちこそ大切なのでは。

 

「『誰得』て?『オレ得』でしょ」と考えている方、バレていますよ。不思議と女性は見抜けるもの。なぜなら、女性は「誰得」じゃなくて、「一緒に」「2人で」心地いいと感じられるものを待っているのだから。

 

【毎週火曜17時に連載・つづく】

#1 結婚できないんじゃなくて、しない選択してきたんです!

#2 婚活カードの「性格」って何を書けばいいの?就活みたいな自己分析にウンザリ

#3 「見る目」があるから「結婚しなかった」んです!

#4 ボーダー服を着るオンナはモテないって言われたけれど

#5 しみったれ倹約家も豪快ギャンブラーもみんなケチ!

 

≪ライター・編集者 イトウウミさんの他の記事をチェック!≫

 

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