年末に断捨離で「捨てていいもの」と「ダメなもの」は?
OTONA SALONE / 2018年12月9日 11時30分
12月に入り、年末に向けて身の回りの断捨離を考えている人も多いのではないでしょうか。年内にすっきり片付けて、すがすがしい気持ちで新年をむかえたいですね。
しかし、いざ始めてみると、捨ててよいものかどうか悩むこともしばしば。
そこで今回は、捨てていいものとダメなものを、ジャンル別にお伝えします。
洋服は、身体と相談
断捨離と言えば、まず洋服からどうにかしたい、と思っている人は多いようです。洋服が増えてしまう理由はシンプルで、処分するよりも買う服のほうが多いからです。
クロゼットがあふれている人は、洋服からすっきりさせましょう。
捨てる服は、着ていない服。今年一年を振り返って、一度も袖を通していない服は捨てる服候補になります。ただし、慶弔用などの特別な服は除いて考えましょう。
次に、代わりのある服も捨てる候補。着てはいるけれど、少しくたびれてきているものがあれば、代わりの服を持っていないか考えてみます。このニットにはこのパンツ、と決めていても、そのパンツに合わせるニットなどが他にもあれば、くたびれたほうのニットは処分してもいいのでは。
また、サイズが合わない服も処分候補です。どんなにオシャレな服でも、サイズが合わなければ服の良さが生かせません。もう少しやせたら着られる、と思う服もあるかもしれませんが、体型は年齢とともに変わることが自然です。
無理に着るより、これからの体型に合う服に、徐々にシフトしていきましょう。
捨ててはダメな服は、身体に合う服です。今まで出番のない服でも、着てみて身体にしっくりくるのであれば、これから活躍する服かもしれません。捨てずに、コーディネートを考えて、活躍できるタイミングを待ちましょう。
本の処分は重労働
本もまた、いつの間にか増えてしまうものです。何度も読み返すような愛読書でなければ、年に一度は本棚を整理するためにも処分するといいでしょう。
処分せずにとっておく本は、今後読み返すと思われるもの。読むたびに感動があったり、仕事などの資料にしたり、本の利用価値はさまざまです。一冊ごとに自分なりの価値をはかってみることをお勧めします。
ただし、ほとんどの本を「もしかしたらまた読むかもしれない」と決して大きくはない可能性のために残しておくのは、後々になって困ってしまうかもしれません。
本は、重いものです。特にカラー写真の多いものは、発色をよくするために紙に金属が含まれているので、さらに重くなります。そのため、まとめて処分するのは重労働。こまめに整理するといいですね。
処分は、服、本ともゴミとは別に資源回収に出す方法が、手軽です。
しかし、少々の手間がかかりますが、フリマアプリに出品したり、古着屋・古本屋に持ち込んで買い取ってもらったり、という方法もあります。ブランド物の服や、有名作家の初版本などがあれば、ただ捨ててしまうのはもったいないので検討してみましょう。
また、寄付をする、という方法もあります。
NPO法人や、病院などの医療機関、福祉施設などでおこなっていて、品物は持込だけではなく、集荷を頼めるところが増えていますので、あまり手間をかけずに寄付することができます。
服や本は、寄付した先でリユースする他に、古着・古本として売った代金を寄付することもあります。
断捨離をしながら、ちょっとした社会貢献もできますね。
保存食品は災害の備えにも
さて、近年気になる自然災害への備えとして、保存食品を買いだめしている人も多いでしょう。水のほか、缶詰、レトルト食品、フリーズドライなど、保存食品の種類も以前よりバラエティ豊かになり、お味もずっとグレードアップしています。
いざという時に困らないように、という気持ちと、賞味期限までが長期間ということもあり、備蓄が増えすぎてはいないでしょうか。
備蓄を何日分用意するべきか、これは悩ましい問題です。
ちなみに、東京都が災害時などの帰宅困難者対策として、事業所が従業員のために備蓄しておくべき量の目安は3日間となっていますので、ひとつの参考になるでしょう。
使わなかった保存食品は、賞味期限をむかえたら新しいものと入れ替える必要があります。
日もちする食品が安売りになっていると、つい買いたくなってしまいますが、入れ替えの量が多ければ、連日フリーズドライやレトルト食品、ということにもなりかねませんので、あまり多すぎないようにしておきたいですね。
災害の備蓄用として特別に考えるのではなく、普段使いの食品のストックを多めにしておく、という方法も一案です。
せっかくお金を出して買っておいた保存食品を、賞味期限切れのために処分してしまうのは大きな損失。災害に遭わなかったのは良かったと言えますが、できるだけ損はしないでおきましょう。
洋服、本、保存食品は、いつの間にか増えてしまうアイテムの代表格です。
これらの断捨離をすすめれば、お部屋はかなりすっきりするでしょう。今年は早めに始めて、年末年始をゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー
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