それは「容姿イジり」じゃなくてDVです!あなたのカレは大丈夫?
OTONA SALONE / 2018年12月17日 18時0分
こんにちは。恋愛ライターの中島アイです。寝る前にネットで恋愛話を読んでいたら、「容姿をイジる彼氏」の話にカチンときました。私はもし自分がやられたら絶対許さない、即別れると思うのですが、実は我慢している女性も結構いるみたい? 腹が立ったので、そのボーダーラインを考察してみました。
容姿イジりは愛があってこそ?そんなワケないでしょう(怒)
とある女性は、彼から“容姿に関する小言”を言われるそう。例えば2ショット写真を見ている時には「顔丸いな~」と言われたり、ぽっちゃりした体形を揶揄して「ドラえもんみたい」と言われるようです。
彼がふざけて言っているのはわかっているそうですが、女性は「そういうイジりは好きではありません」と一刀両断。そして最後に「容姿のことをイジる彼氏は普通ですか?」と疑問を投げていました。
「普通な訳ない。そんな性格の悪い彼氏のどこがいいの?」
「無理です。普通にモラハラ予備軍ですよ」
「“イジる=面白い俺”と勘違いしてるイタい男でしかない」
「そういう男いるよね。私も付き合ったことあるけど、数カ月したら容姿をイジり始めたからサヨナラした」
「そういう彼氏嫌い。イジり始めた途端別れます」
「親しき仲にも礼儀ありって言うけど、それがわかってない人間と付き合ってもろくなことないよ」
といった否定的な声が続出しています。
イジりに愛があったとしても、言われている側が嫌と感じているならモラハラの可能性アリ。やっぱりみんな、それが彼氏だとしても“容姿イジりはナシ”と考えている人が多いようで、ちょっと安心しました。
世の中の女性が受けたヒドイ“モラハラ体験”
パートナーがすでに「モラハラ男」な女性も多いようで、掲示板には様々なモラハラ体験談が寄せられていました。
私が特にヒドイと感じたものを挙げていきます。書いているだけで腹が立ってきますが、これ、皆さん別れずにオトナな態度で受け流すか、ひたすら我慢しているということですよね。よそのパートナーシップにはそれぞれの関係性があるので、他人が口を出すことではないのですが……。私なら正直耐えかねます。
「旦那に『お前はいつも家に居れていいよな。寄生虫と変わらん』と言われたことある」
「旦那がガンになった時『お前のせいでガンになった』と言われた。私の作る食事、私の掃除の仕方でなったんだとさ」
「旦那に借金され、生活費を殆ど家に入れず生活費を私が出してた。私が『お金ない』って言ったら『お前が働かないからだ!』と言われました」
「子どもに『お母さんは頭おかしいから』って言ってるのを目撃した」
モラハラは「精神的DV」とも言われ、第三者からは気づかれづらいハラスメント。私の周囲にもガチなモラハラ被害者がいますが、やられ続けるうちにだんだん「これが普通」という正常化バイアスが働き、慣れてしまって「逃げどき」がわからなくなるとのこと。
彼女は「泥酔して暴言さえ吐かなければいい人なのに」と我慢していたのですが、そもそも常識的な一般男性は泥酔して暴言は吐かないですよね。また、「そんな人には見えない」と善意の援護射撃をしてくる友人との付き合いもしんどく、どんどん孤立していったそう。
このモラハラ、やはり人格は一日にしてならずで、「つきあう前にモラハラを見抜くには」というネットの書き込みを読んでいくと「レストランの店員さんなど弱い立場の人に横柄な態度をとることがあった」「子どもやお年寄りに突然舌打ちをすることがあった」など、予兆はあることが多いようです。
つまり、「この性格さえ治ってくれたら」という期待には意味がなく、モラハラ男は人生の最後までモラハラ男。ダメ男三種の神器たる「浮気、借金、DV」は、気づいたら即逃げる以外の対策はなさそうです。私が最近行った区役所の窓口では、手に取りやすい位置に「パートナーからの暴力にお悩みの方」という東京ウィメンズプラザのカードが置いてありました。こうした公共機関は住居の手配も相談に乗ってくれます。
「好きな人がモラハラ男だったら…」と考えるのは悲しいものですが、モラハラに対する知識や対処法を知っておくことも大切かもしれませんね。
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