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鈴木京香、破局報道に見る「恋愛と結婚はセットなのか?」問題

OTONA SALONE / 2018年12月21日 21時0分

女優・鈴木京香と俳優・長谷川博己の破局を「女性セブン」(小学館)が報じました。二人は2010年のNHKドラマ「セカンドバージン」で共演したことがきっかけで交際を開始。以降、何度も結婚間近だと報じられ、京香の50歳の誕生日に入籍するのではと見る人もいたようですが、破局となったようです。

 

タイミングがつかめなかった二人

京香と共演したころは売り出し中の新人俳優と見られていた長谷川ですが、その後順調にキャリアを積み、現在はNHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演中。2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、主役の明智光秀に抜擢されました。「女性セブン」(小学館)によると、京香は別れを決めた理由を友人に「私、もう彼を育て切ったでしょ?」と説明したそうですが、確かに文句のつけようがないほど、長谷川は成長したと言えるでしょう。

 

結婚はタイミングだと言われますが、このカップルもタイミングが合わなかったのだろうと思います。同誌によると、交際当初、京香に結婚願望があったそうですが、長谷川が“格差婚”と呼ばれるのを嫌がり、「もうちょっと待って」とストップをかけていたそう。会社員であれば、昇進試験に受かったらとか、転勤などといったわかりやすい節目がありますが、俳優業の場合、それがない。また、京香と肩を並べる俳優になるのは、時間がかかることは明白です。

 

また、芸能人の場合、売れたから結婚というようにもいかないようです。

以前にも書いたと思いますが、安室奈美恵の育ての親である事務所社長によると、女性芸能人は大ブレイクすると、プレッシャーに耐えかねて不安定になったり、結婚すると言い出したりするので、付き人を増やして精神的なケアをするそうです。けれど、男性芸能人は不安になるなんてことはなく、ひたすら調子に乗るそうです。女性とつきあっても、結婚したいということは皆無。男性には高級車やマンションなど、対外的に自分を誇示できるご褒美を与えるほうが、仕事のモチベーションが上がるのだそうです。

 

恋愛は結婚のためにするものなのか?

タイミングが合わないと結婚はできないので、しょうがないとしか言いようがないのですが、なんとなく思うのです。そもそ恋愛と結婚はセットなのでしょうか。恋愛は結婚のためにするものなのでしょうか?

 

恋愛の先には、結婚があると私たちは何となく信じています。けれど、この2つはよく考えると全然違うのではないかと思うのです。

 

結婚の決め手はメリットだと私はしつこく書いていますが、恋愛はメリットがなくても成り立ちますし、むしろメリットがないほうが楽しいのかもしれない。

 

たとえば、京香が長谷川と知り合ったのは42歳の頃です。すでに女優として、確固たるポジションを確立し、私生活も充実していたでしょう。対する長谷川は当時若手の俳優でしたから、目に見えるもの、たとえばカネとか仕事といったものは与えることができないでしょう。結婚生活は与え合わなければ破綻しますが、目に見えて得るものがないのに楽しいのが恋なのではないかと思うのです。

 

恋愛をして、結婚する。この2つをセットにして考えていいのは、25歳くらいまでではないかと個人的に思っています。学生時代の彼氏、もしくは社内の同期の彼との結婚といった具合に、社会的経験値がないうちに「そういうルールだ」と思える最後がこの年代。動物学的に見ても、生物は年齢と共に相手にときめくが減るそうです。となると、恋愛と結婚をセットにした場合、アラフォーはますますゴールが遠のいてしまうでしょう。

 

あなたが求めているのは、恋愛か結婚か?次ページ

結婚願望のあるアラフォーが選ぶべき男性とは?

アラフォーは恋愛をすっ飛ばして、結婚向きのオトコを探せと言いたいのではありません。
あなたが求めているのは、恋愛なのか、結婚なのかもう一度考えてみたらどうでしょうか。一緒に食事を楽しんだり、セックスをしたり、デートを楽しむ、かつ自分に経済力があるのなら、恋愛をしてパートナーを探せばいいですし、経済的に心もとないとか、法的な結婚をしてみたいというのであれば、婚活したほうがいいでしょう。恋愛と結婚は似ていそうで全然違うので、そのあたりをあいまいにして活動をすると、自分のメンタルがやられてしまうと思います。

 

前回書いた森口博子は、結婚を選ばなかった理由について「僕より前に出ないで」と相手に言われたと「サワコの朝」(TBS系)で話していました。ということは、彼氏も俳優やミュージシャンなど出役の人なのでしょう。京香の元カレ、長谷川も俳優ですから、出役です。

 

アラフォー以上で、自分の仕事に自信がある人は、自分の仕事の裏方にあたる男性を選んでみたらどうでしょうか? 出役の男性は確かに華やかで魅力的なのだと思いますが、キャリアがぶつかりますし、出役の人は自己顕示欲が強いので、結婚するなら若い女性を選びます。裏方なんて地味でいやだと思う人もいるでしょうが、裏方の仕事がなければ仕事が成立しないわけですから、あなたの理解者になってくれる可能性は大です。男性に自分の話を聞いてほしいタイプの人は、“ほぼ同業者”をお勧めします。

 

話を京香に戻しましょう。「女性セブン」の報道は、年上の女が自ら身を引くという美しい論調になっています。どこまで本当かはわかりませんが、長谷川は身辺に気を付けたほうがいいでしょう。若い恋人がすでにいたなんてバレた日には、リアル明智光秀として、日本中のアラフォーを敵に回してしまうことは、火を見るより明らかですから。

 

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