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#125 私って何なの? 2回目デートでいだいた不安【40代編集長の婚活記】

OTONA SALONE / 2018年12月26日 17時0分

46歳・独身・恋人いない歴9年のOTONA SALONE編集長・アサミ。人生初の婚活をスタートさせてから2年以上経つが、恋人さえできないまま月日は経過。

仕事で知り合ったらしきジェントルさん(49歳・バツイチ・子持ち・ゲイ疑惑あり)と2回目デートをすることになったが、デートの展開が謎すぎる様相を呈し…。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

銀座デート、と思いきや

パンの美味しいカフェでランチを終えて銀座へ行くことになった。

なぜ、さほどカフェから近くはない銀座へ? と思ったら、目的はまさかの仕事の打ち合わせ。しかも「すぐ終わるので一緒に来ていただけますか?」というジェントルさん。

私はどういう立場で同席したらいいのか悩みながらも、結局同席することにした。

 

謎すぎる2回目デートの展開

半分は仕事だが半分はプライベートというその打ち合わせは、30分強で終わった。

やっと終了と思いきや、打ち合わせのお相手から「せっかくだからちょっと近くでお茶しない?」と誘われる。

さすがにデート中(?)だし、それは遠慮するのかしらと思ったが、ほぼ即答で「いいですね。そうしましょう」とジェントルさん。

そして今度こそ別行動になるのかと思ったら、「行きましょう」と言ってくる……。お知り合いの男性を含めて3人でお茶することになった。

 

そこはかとなく不安を感じて

さすがに不安になった。

お知り合いの男性のオフィスを出ようとするジェントルさんを見上げると、目が合った。

ジェントル「ごめんなさい。断りにくくて。すぐ切り上げますからお付き合いいただけますか?」

両手を合わせてごめんなさいのポーズをしながら謝ってくる彼。申し訳なさそうな顔をしている。その仕草と表情がにくめなくて思わず

アサミ「大丈夫です」

と言ってしまった。

3人で喫茶店へ

なんだかキュートな男性だな、と思った(やっぱりちょっとゲイっぽいけど)。ジェントルさんのことを。思わず大丈夫と言ってしまったのは、そんな彼ともう少し一緒にいてみたいと思ったからだ。

お知り合いのオフィスビルの隣にある喫茶店へ3人で入る。

オーダーをしたお茶が運ばれてきたが、正直まったくのどが渇いていない。ランチのドリンクを飲み、オフィスでも所在のなさを埋めるために、ひたすらお茶を飲んでいたからだ。

 

うなずきながら聞いていた

喫茶店でも、私はほとんど口をはさむところはなかった。

お知り合いの男性はジェントルさんより年上。だからなのか、基本、お知り合いのかたの近況をジェントルさんが聞くという会話の流れだった。

ジェントルさんの隣に座って、私も一緒にうなずきながら話を聞いていた。いまひとつ何の話だかつかめないままだったけれど…。

喫茶店でもやはり所在ないポジションの私。オーダーしたコーヒーに口をつけてみるが、すでにお腹はだいぶタプタプだった。うーん、これ以上飲めない。

 

突然の質問にうろたえる

お知り合い「アサミさんは編集のお仕事でしたっけ?」

アサミ「はい、そうです」

お知り合い「今日はなに、お仕事なの?」

ふいにそう聞かれた。オフィスでは私が一緒にきた理由を特に聞かなかったけれど、ここになって質問された。

なんて答えたらいいのだろう。仕事では…ない。かといって、デートとも言えない。するとジェントルさんがこう言った。

ジェントル「はい、打ち合わせで。このあとも行くところがあって」

空気を読んでみたけれど

あ、そう。なるほど、この場はそう答えるのね。実際がどうあれ、今日は打ち合わせで会っているという言葉にのったほうがいいわけね(ま、いまだにデートなのかわかんないけど)。

アサミ「はい、そうなんです」

ジェントルさんに話を合わせた。なんの打ち合わせもしていないけれど。

お知り合い「本のデザインとか?」

ジェントル「はい。まあ、そんなところです」

その言葉を聞いてちょっと微妙な気持ちになる。私のことを仕事相手、ということにするんだ。お友達でもないんだ。最初の出会いが仕事っぽいからそうなのかもしれないけど…。

私ってジェントルさんの何なのだろう?

 

飲み終わったら、と言うので

お知り合い「うしろがあるんじゃ、あんまり長居するのはよくないね。飲み終わったら出ようか」

飲み終わったら⁉ え!

ジェントルさんとお知り合いの男性のカップを見たら、もうあまり残ってはいない。一方、すでにお腹がタプタプだった私のコーヒーはまだ半分以上残っている。でも、飲み終わらなかったら喫茶店から出られない。

早く出たい…。

ちょっと苦しいけれどガマンして、残りのコーヒーを一気に飲み干した。私のお腹はさらにタプタプになった。あぁお腹いっぱい。

 

やっとデートに戻る2人

やっとお知り合いの男性と別れ、ジェントルさんと2人になった。時刻はだいたい午後の4時。やっとデート(?)に戻る。

ジェントル「GINZA SIXでも行きませんか? ここから近いですし」

アサミ「あ、いいですね! ちょっと見たいところあったので」

銀座の街をジェントルさんと歩く。ちょっとお腹が苦しいせいか、体が重い。自然と歩調がゆっくりになってしまう。

それを察してか、ジェントルさんは私に歩調を合わせてゆっくり歩いてくれた。よく考えたら銀座へ移動してくるときもそうだった。けっしてズンズンと先を行ったりしない。ついてくるわけでもない。合わせてくれる。

そんなところを紳士的と感じて、やっぱりうれしくなる。

 

やっぱり紳士なジェントルさん

少し歩いて、GINZA SIXに着いた。エスカレーターにのるときもサッと一歩引いて、つねにレディファーストなジェントルさん。

ひとつ後ろのステップに乗り手すりに手を置く。それがまるで後ろから守るような感じに思えてドキドキしてきた。

人生で今まであまり、そういうことされてこなかった気がする…。

 

つねに先頭を歩いてきた私

仕事でキャリアを積んだせいなのか、もともとの性格なのか、私は気がつくと先頭を歩いてリードしていることが多かった気がする。

それはプライベートも。一人のときは当然だが、友達といても気が付くとリードする立場になっていたような。……やっぱり性格⁉

こんなふうに誰かにエスコートされている感じなんて、しかもそれが男性と1対1だなんて、本当にいままでの人生でなかった。とても女性として扱ってもらえている感。

さっきまでの謎すぎるデートや、私を仕事相手としたことに戸惑っていたけれど、ジェントルさんの紳士なエスコートにまたドキドキしてくるのであった。

 

【謎すぎるジェントルさんとの2回目デート、さらに謎な状況に⁉ 来週1月2日(水)17時をお楽しみに!】

 

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【前回はコチラ】

#124 どうなの? デートの途中に仕事をはさむ男って【40代編集長の婚活記】

  40代編集長の婚活記まとめ

 

【婚活記、マンガ版も始まったよ!】

#マンガ40代編集長の婚活記

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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