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高橋真麻、結婚発表から考える「オトコともだち」という表現のこと

OTONA SALONE / 2018年12月28日 21時0分

仕事が途切れない人って、「持ってる」と思うのです。

 

たとえば、元フジテレビアナウンサーの高橋真麻。

 

彼女が2004年にフジテレビに入局し、「新人アナの高橋真麻です」と元気いっぱいに挨拶をしていたとき、私はいやーな予感がしたものでした。フジテレビは社風として、お嬢さまと呼ばれる裕福な家庭に育った子女、もしくはミスコンの覇者や元アイドルを採用しています。有名俳優・高橋英樹のひとり娘である真麻は条件項のお嬢さまはクリアしている。けれど、後者は・・・ということで、苦労することは目に見えていました。

 

真麻、フジテレビ時代の受難

実際に、真麻はいじられて、いや、いじめられていた。

 

コネ入社の疑惑をはらすためでしょう、「みなさんのおかげでした」(フジテレビ系)でとんねるずと共演し、一斗缶で殴られ、熱湯をかけられたり、鼻フックされたりしていました。

 

スタジオに高橋英樹がいて、一緒に笑っていたのは「これはいじめではありませんよ、だから、親である私も笑っていられるんですよ」というメッセージだったのでしょう。けれど、お母さんは複雑だったようです。

 

「ウチくる!?」(フジテレビ系)で真麻本人が明かしたところによると、お正月特番で、振袖の着付けのために女子アナたちは早朝に仕事場に集められます。が、真麻だけ着ぐるみを着せられたのです。着ぐるみですから、顔は出ません。元女優であるお母さんが「ここまでされないといけないのかしら」と言ったそうです。

 

ネットで悪口を言われまくって傷ついた真麻は「かわいいって言われないなら、細いって言われたい」とダイエットに力をいれていきます。ラーメンを吸いあげる力もないほどに、やせてしまったこともあったそうです。デパートでご本人を見たことがありますが、本当に細くてびっくりしました。

 

ここまでの流れで言えば、メンタルのバランスを崩して、いつのまにか画面に映らなくなることを想像するでしょう。しかし、真麻は「持って」いた。リア充嫌いの世の中がやってきたのです。

 

フジテレビの女子アナと言えば、リア充の象徴的な存在。恵まれているアピールが大嫌いな視聴者にとって、真麻は親しみやすい存在でした。また、真麻もよくがんばって、大物俳優の娘であることをにおわせるようなことはしないのです(フジテレビの社食で真麻が爆食するVTRの時に、エルメスを持っていたのはご愛敬です)。

 

30代を迎えた真麻はフリーとなりますが、非リア充目線で物を語れる女子アナはいないので、仕事が途切れることはなく、フリーアナウンサーとして勝ち組ともいえるポジションに上り詰めたのでした。

 

次ページ、男ともだちという表現の裏にあるものは

男友達イコール結婚相手になる理由

そんな真麻が結婚を発表しました。

 

相手は以前から交際していた会社員の男性だそうです。3年前の交際発覚時にワイドショーの直撃を受けた真麻は、交際の経緯を「以前からの友達で、みんなで遊びに行く仲」と説明していましたが、この瞬間「結婚は決まりだな」と思ったのです。決め手は「友達」という言葉です。

 

人間関係にはいろいろな呼称があります。先輩、後輩、同僚、上司、友人、恋人など。年齢が上がれば上がるほど使わなくなるのが、異性の友達という言葉ではないでしょうか。

 

たとえば、学生時代であれば毎日机を並べていますから、なんらかの接点や共通点があるでしょうし、テストの時だけつながる“友達”がいる場合もある。しかし、社会人の場合、それらがなくなりますし、会う口実もへるでしょう。それでは、オトナになってからの異性の友達って何を指すのでしょうか。

 

私は男女関係を考える時に、“ちんころじ~”をベースにして考えます。

 

“ちんころじ~”とは「男性は性的メリットを優先する」「男性の判断には、無意識に性的メリットが絡む」というもの。女性は男性を見るときに「外見はこうで、内面はこう」というふうに両者を別物として考えることが多いのですが、男性の場合は「外見が好みだと、内面もよく見える」といった具合に、外見イコール内面となること。

 

この仮説で考えてみると、男性がなぜ性的メリットがない女性とつながっていようとするかは一目瞭然です。

 

男性は女性のことが好きであわよくばと思っているけれど、女性のほうはなんとも思っていないからこそ「友達」なのです。

 

真麻の場合で言うと、最初から男性側は好意があって、彼氏に昇格する日を待っていたということではないでしょうか。友達でいられるくらいですから、性格的な相性もいいということでしょう。となると、何らかのきっかけで交際が始まり、結婚することは不思議ではありません。

 

結婚はメリットだとしつこく書いていますが、真麻のように資産家家庭のひとり娘であると、メリットはありありです。読者のみなさんも、アラフォーにしてつながりのある男友達がいるのなら、彼らをターゲットにしてみたらどうでしょう。

 

リア充らしさを見せない主義の真麻らしく、ブログは通常通りの営業、お父さんである英樹がブログに結納時の写真をちらっと載せるにとどめています。有名俳優の一人娘として、蝶よ花よと育てられたであろうに、ここまで徹底した芸風を見せられると、経験した苦労のすさまじさを思わされると共に、仕事は当分安泰だろうと思わされるのでした。

 

 

≪フリーライター 仁科友里さんの他の記事をチェック!≫

 

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