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アムールトラの赤ちゃんが生後1カ月に 和歌山・アドベンチャーワールドで一般公開スタート

OVO [オーヴォ] / 2024年6月17日 16時0分

アムールトラの赤ちゃんが生後1カ月に 和歌山・アドベンチャーワールドで一般公開スタート

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で5月19日に生まれた2頭のアムールトラの赤ちゃんが生後1カ月目前となり、6月17日(月)に一般公開がスタートした。

 誕生後、母親が赤ちゃんを育てる様子を観察カメラで見守っていたが、6日目に育成状態を確認するため、体重測定をしたところ想定体重に達しておらず、1頭に低体温が確認された。このため授乳量が不足していると判断し、2頭を人工保育へと切り替えた。現在は、動物の保育や治療などを行う館内の「ワイルドアニマルメディカルセンター」で、スタッフからミルクをもらい、毎日少しずつ体が大きくなっている。6月13日時点の赤ちゃんたちの体重は、1頭目が2850g(メス)、2頭目が2150g(オス)。健康状態が安定していることと、今しか見ることができない貴重な成長段階を多くの人に見てもらうために、期間限定で公開する。

 公開時間は10時~15時、場所はワイルドアニマルメディカルセンター。同センターは、イルカやクジラたちのパフォーマンス会場となる「ビッグオーシャン」の1階にある。

 中国東北部~シベリアに生息するアムールトラ。赤ちゃんは、体重1kg前後、目も開かない未熟な状態で産まれる。飼育下での寿命は20~25年とされる。

トラの毛皮や骨は、装飾品や漢方薬の材料として高値で取引されることから密猟が増え、アムールトラの個体数が減少。国際自然保護連合(IUCN、スイス・グラン)が絶滅危惧種に指定している。野生での生息数は500頭程度といわれ、世界中の動物園が種の保存のために協力。国内で飼育している個体だけでは、遺伝的多様性を保ちながら種を保存していくのが難しく、オスを2019年にドイツのハーゲンベック動物園から、メスを2022年に韓国のソウル大公園からそれぞれ受け入れ、今回の赤ちゃんの誕生に至った。

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