梅雨を彩る優しい香り 神戸・六甲高山植物園で自生のコアジサイ花が見頃

　

　神戸市の六甲高山植物園 (六甲山観光・神戸市)で、優しい香りで梅雨を彩る「コアジサイ」の花が見頃を迎えている。

　コアジサイは、別名「シバアジサイ」。関東地方以西の本州・四国・九州に自生し、六甲山でも自生している花を見ることができる。高さ1～1.5メートルになる落葉低木。5弁の細かい両性花だけが集まって咲き、ガクアジサイなどに見られる大きな飾り花を持たないが、甘い香りを放ち、花粉を運ぶ昆虫を誘う。花は薄い青紫色、花の外に長く出るおしべの色調が和らげられ、落ち着いた風情を見せる。今年の同園のコアジサイは6月下旬まで楽しめる見込み。

　六甲高山植物園の開園時間は、10時～17時（16時30分受け付け終了）。入園料は、大人（中学生以上）900円、小人（4歳～小学生）450円。有料駐車場あり。今年の開園期間は、11月24日(日)まで。