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前頭葉がワクワク 【馬場典子 コラムNEWS箸休め】

OVO [オーヴォ] / 2024年8月10日 12時0分

前頭葉がワクワク 【馬場典子 コラムNEWS箸休め】

 「オリエンタルランドがクルーズ事業に参入」というニュースに、久々にワクワクしました(ちなみにワクワクが減るのは前頭葉の衰えとのこと、気を付けなくては)。6月に開業し、メディアを賑(にぎ)わせた「ファンタジースプリングス」と投資総額は同じくらいだそうですが、クルーズ事業は、よりディズニーファン以外にも響いたかもしれません。

 子どもの頃「さんふらわあ号」に乗ったことがあります。船酔いしてしまい、残念なことに、横になりながら繰り返し聞いていた「さんふらわあの唄(うた)」のサビと、船体に描かれた大きな太陽しか記憶にありません。大間のマグロ釣りのロケでは、酔い止め薬がバッチリ効いて、ほとんどの時間ウトウトしていただけ。よくいじられも怒られもせずに済んだものです。そんな私でも、いつかは・・・!と憧れているクルーズ船の旅。

 このニュースをきっかけに、ウォルト・ディズニー社が1998年からディズニー・クルーズラインというクルーズ事業を手がけていたこと、現在5隻のクルーズ船と、バハマ諸島にプライベートアイランドまで所有していることを知りました。この島でもミッキーやミニーに会えるそうなので、つい調べちゃいました。あるサイトによるとバハマ諸島は32度を超えることはめったにないとのこと。海風も気持ち良いだろうと想像しますが、夏は湿度が高めとか。ミッキーたちもどうか熱中症には気を付けてほしいです。

 さらに、今年12月には6隻目が、来年はシンガポール発着のものなど2隻(7、8隻目)が就航予定とのことで、5隻で驚いていた数分前の自分に苦笑い。世界情勢は不安定ですし、どの国も物価高に悩まされていると耳にしますが、訪日外国人の賑わい同様、やっぱり世界は景気が良いのだなぁ、と感じてしまいます。

 2028年度の就航を目指す9隻目は、総トン数、客室数、乗員定員数の全てで現在日本籍船最大の「飛鳥Ⅱ」の約3〜4倍規模。日本発着で2〜4泊、一般的な客室で1人当たり10万〜30万円。円安が悩ましく、国内宿泊施設も高騰している今、アルコール類やオプション以外は追加料金が発生しないオールインクルーシヴは案外リーズナブルかも?

 9隻目にはまだ名前が付いていませんが、1隻目から「ディズニー・マジック」「・ワンダー」「・ドリーム」「・ファンタジー」「・ウィッシュ」「・トレジャー」「・アドベンチャー」「・デスティニー」・・・。こうして名前を打ちながら脳内再生されると、なんだか気分が高揚していることに気付きます。行き先も、バハマ、カリブ海、地中海、アラスカなどで、ディズニーランドの「カリブの海賊」しか知らない私は、地名を聞いただけでも、サイトの写真を見ているだけでも、胸がトキメキます。
 独身生活も相まって慢性化しがちな前頭葉が、ディズニー・パワーを実感しているようです。

【KyodoWeekly(株式会社共同通信社発行)No. 32からの転載】

馬場典子(ばば・のりこ)/ 東京都出身。早稲田大学商学部卒業。1997年日本テレビに入社し、情報・バラエティー・スポーツ・料理まで局を代表する数々の番組を担当。2014年7月からフリーアナウンサーとして、テレビ・インターネット番組・執筆・イベント司会・ナレーションなど幅広く活動中。大阪芸術大学放送学科教授も務める。

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