燃料電池トラック用製品の生産強化 水素社会実現に向け住友理工
OVO [オーヴォ] / 2024年8月8日 23時0分
脱炭素と水素社会の実現に向けた事業活動の一環で、自動車用品メーカー住友理工(名古屋市)が、小型の燃料電池(FC)トラック用製品の開発・生産を強化している。
現在量産している製品は、小型FCトラック用の防振ゴムや水素ホースなど。防振ゴムは、水素と空気中の酸素を反応させて電気を作る燃料電池用の水素を詰めた「水素タンク」を車体にしっかり固定するためのもの。水素ホースは、電気を起こすためにタンクの水素を供給するために必要な製品。水素の漏れを防ぐ性能を高めている。
小型FCトラックは、地域の物流拠点から量販店・コンビニエンスストア向けの配送や郵便配達で活躍する地域物流の主力車両。住友理工は「物流業界では今後もFCトラックの活用が見込まれる。FCトラック用製品のさらなる開発を推進する」としている。
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