すきま時間に味わえる名随筆 1編5分の中に「生き方の発見」がある『雀の手帖』
OVO [オーヴォ] / 2024年8月28日 14時30分
取材や執筆に追われていた作家・幸田文が、日常の暮らしの中のささいな出来事や人の姿に目をとめ、毎日1編ずつつづった『雀の手帖』。その新しい文庫版(新潮社)が発売された。税込み781円。
今年生誕120年の幸田文。『雀の手帖』は刊行されて以降、長く読み継がれてきた。「おでんやすきやき」の季節が、「タケノコとそら豆」になるまでの1~5月、何気ない日々のできごとを書き留めた百日の手帖は、ことばに対する鋭敏な感覚と、生きることの確かさが織り込まれている。
女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、出張先で急に切なくなる「朝の別れ」ほか、「おこると働く」「木の声」「豆」「吹きながし」など、移りゆく暮らしの実感を自在につづって古びない名随筆たち。幸田文のかっこよさがしみじみ伝わる一冊だ。
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