今年の「猛暑」がプラス効果に働いた企業も エアコン、アパレル、アイスなど季節商材で恩恵
OVO [オーヴォ] / 2024年10月22日 8時30分
ようやく終わった今年の猛暑。熱中症や農作物への高温被害など、日常生活ではマイナス面しか思い浮かばなかったが、もちろん恩恵を受けた分野もある。帝国データバンク(東京)は、企業から収集した情報に基づいて猛暑のプラス、マイナスの影響を分析、多くの小売業にプラス効果がみられ、特にエアコンやアパレル、アイスなど季節商材が恩恵を受けていた。
国内の各証券取引所に株式を上場する全企業を対象にしたもので、猛暑、酷暑による影響や対応について具体的な情報開示を行った上場企業は、10月16日までに少なくとも102社。このうち、売り上げの増加や新商品の開発など、自社の業績・企業活動にプラス効果がみられた企業は63社にのぼり、開示企業の6割で猛暑が追い風となったようだ。
プラスの影響を開示した63社を業種別にみると、プラスが最も多かったのは「小売業」で、約4割(25社)を占めた。Tシャツなど夏物衣料を中心としたアパレルや、猛暑対策グッズなど雑貨類の売れ行きが好調だった雑貨店が目立ち、販売ペースに在庫が追い付かないといったケースもみられた。「製造業」(15社)は、アイスや飲料品などの生産に加え、エアコン関連部材やボディケア製品など猛暑対策グッズが好調といったプラス影響があったほか、関連する新商品の開発も活発だった。「サービス業」(8社)は、屋内レジャー施設や屋外作業代行などで好影響となった。
一方、「マイナス」の影響は39社。このうち「小売業」が18社と約半数を占めた。屋外レジャー施設や飲食店では猛暑で店舗への来客数が鈍化するといった影響がみられた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
街角景気10月小幅低下、物価高で節約志向 判断は維持
ロイター / 2024年11月11日 15時6分
-
国内景気は個人消費の停滞で4カ月ぶりに悪化 季節需要の低迷や節約志向の高まりが下押し、『小売』は1年8カ月ぶりに30台へ低下
PR TIMES / 2024年11月7日 17時40分
-
TOPIX採用企業の今期純利益0.4%増、夏場の円高が伸び抑制=SMBC日興集計
ロイター / 2024年11月7日 15時40分
-
コメの売上個数が減少 価格上昇に加え前月の反動減も
PR TIMES / 2024年10月30日 15時15分
-
9月全国百貨店売上高は前年比2.3%増、31カ月連続プラス
ロイター / 2024年10月25日 14時58分
ランキング
-
1副業を探す人が知らない「看板広告」意外な儲け方 病院の看板広告をやけにみかける納得の理由
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 19時0分
-
2【独自】所得減税、富裕層の適用制限案 「103万円の壁」引き上げで
共同通信 / 2024年11月23日 18時57分
-
3ローソンストア100「だけ弁当」第12弾は「イシイのミートボール」とコラボした「だけ弁当(イシイのミートボール)」
食品新聞 / 2024年11月23日 20時40分
-
4《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン / 2024年11月23日 16時15分
-
5ドーミーイン系4つ星ホテル「3300円朝食」に驚愕 コスパ最高、味も絶品!極上のモーニングがここに
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください