精神科医が解き明かす源氏物語 こころの言葉に着目した新しい視点の手引書
OVO [オーヴォ] / 2024年11月19日 11時30分
一般的に文学作品として読み込む源氏物語を、特定分野の専門家の視点で読むと、また違った側面が見えてくるかもしれない。精神科医で小説家の帚木蓬生氏が、50年読み込んだ源氏物語の「こころの言葉」を解き明かした『源氏物語のこころ』(朝日新聞出版、税込み1870円)が発売されている。
源氏物語を底支えしている300以上もの「こころの言葉」から、紫式部の、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力である「ネガティブ・ケイパビリティ」に注目。その創作視点に迫った一冊だ。全54帖を通して繰り返される別離と死別の様相。主な25人の女君たちの生き方、人生観の違いを「心表現」でどのように描きわけたのか。さらに藤壺宮をめぐる光源氏と桐壺帝のように、恋に挑む7つの「三角関係」に複雑な心の道筋を追っている。
また本居宣長、小林秀雄の源氏物語への洞察をもとに、短編『源氏の君の最後の恋』を書いたユルスナールにつなげる独自な文学地図を示し、微細で多様な心の言葉から大作に向かう道筋を解きあかしている。新しい視点で読める源氏物語の手引書だ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【紫式部『源氏物語』の秘密】大河ドラマ「光る君へ」をより深く理解できる一冊『源氏物語のこころ』/精神科医で小説家の帚木蓬生氏が、50年読み込んだ『源氏物語』の「こころの言葉」を解き明かす
PR TIMES / 2024年11月18日 13時15分
-
「光る君へ」ウイカ ききょう&まひろは「ひねくれた縁で…」“カチコミ”シーン「心で泣きながら挑んだ」
スポニチアネックス / 2024年11月10日 20時47分
-
大河ドラマ「光る君へ」を『源氏物語大辞典』共著者はどう見ている? 初回から驚き、中盤でうならされ、最終回に向けて期待すること
まいどなニュース / 2024年11月8日 16時0分
-
「光る君へ」実資の愛娘“かぐや姫”千古の母役「誇らしく」考証&演者“異色の二刀流”千野裕子語る裏側
スポニチアネックス / 2024年11月8日 11時3分
-
平安文化を見て・知って・感じる!「平安貴族の暮らしと文化」が源氏物語ゆかりの斎宮歴史博物館にて開催
IGNITE / 2024年10月20日 18時0分
ランキング
-
1「KK線」廃止で「伝説の首都高」どうなるの!? 地図にも無い謎の「首都高8号線」に注目 新たな「地下ルート」開通後のゆくえは
くるまのニュース / 2024年11月19日 7時40分
-
2男女600人超が答えた「今、取りたい資格」ランキング 2位「日商簿記検定」…1位は?
オトナンサー / 2024年11月18日 21時10分
-
3おばさんLINEを添削してみたら……どんな文章になる? 絵文字で演出する“親しみやすさ”は逆効果
オールアバウト / 2024年11月18日 21時5分
-
4「日本と並ぶ長寿国」の不都合な真実…「野菜と果物生活」をやめたスペイン人が代わりにたっぷり食べているもの
プレジデントオンライン / 2024年11月18日 18時15分
-
5ケンタッキー、11月21日で「あの限定品」が販売終了へ こんな値段ではもう買えない…
Sirabee / 2024年11月18日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください