谷川俊太郎さん最後の翻訳絵本『クリスマスはいっしょの時間』 日本初出版で急きょ重版、12月2日に発売
OVO [オーヴォ] / 2024年12月1日 10時0分
11月13日に亡くなった詩人、谷川俊太郎さんの日本語訳による絵本『クリスマスはいっしょの時間(スヌーピーえほん)』 (河出書房新社)が、12月2日(月)に発売される。
同書は、チャールズ・M・シュルツ著/谷川俊太郎訳の『ピーナッツ』から生まれた大ベストセラー絵本。『しあわせはあったかい子犬(スヌーピーえほん)』(チャールズ・M・シュルツ著、谷川俊太郎訳)のクリスマス版として、1964年に刊行された描き下ろし絵本。アメリカで刊行されて60年を迎える今年、谷川さんは去る10月に日本語訳の作業を終え、その出版を楽しみに待っていた。55年間、スヌーピーたちと一緒に日本語訳に取り組んできた谷川さんが贈る、“最期の『ピーナッツ』”。待望の谷川訳により日本初出版。谷川さんの逝去を受け、同書も注目されて予約が急増し、緊急の重版が決定した。税込み1540円。また、『しあわせはあったかい子犬』(同1540円)も、同日に装いも新たに発売される。スヌーピーの仲間と一緒に楽しいクリスマスの時間を過ごそう!
谷川さんは1931年、東京生まれ。高校時代に詩を作り始め、1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。その詩は時代を超えて親しまれてきた。1969年には、アメリカの大人気漫画、スヌーピーとチャーリーブラウンたちで有名なチャールズ・M・シュルツ著『ピーナッツ』の翻訳出版を開始。2020年、『完全版ピーナッツ全集』(小社刊)全25巻の完結により、全1万7897編の個人完訳という世界で初めての偉業を成し遂げた。
チャールズ・M・シュルツ氏は、1922年、米・ミネソタ州生まれの漫画家。1950年、『ピーナッツ』を連載開始。以来、50年にわたって描き続け、史上最も多くの読者を持つ新聞漫画となる。2000年、最終回が配信される前日に逝去した。
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