よみうりランドの大観覧車がフィナーレイベント 思いを乗せて回ってきた44年を振り返る

　ゆっくり回る大観覧車からの眺め。時代を問わずどこでも楽しいと思える乗り物の一つだ。東京・稲城市にある遊園地「よみうりランド」は12月6日(金)～2025年1月13日(月・祝)の期間、「ありがとう！さようなら！大観覧車フィナーレイベント」を開催する。たくさんの思いを乗せてきた44年を振り返ることができるイベントだ。

　「大観覧車」は1980年のオープン。利用した人の思い出エピソードや過去開催してきたイベント、オープン当初の貴重な写真などを紹介するパネルを展示。1月4日(土)～13日(月・祝)は、1日24人限定で、大観覧車のゴンドラ搬器内や窓に直接メッセージを書けるイベントもある。そうして日々増えるみんなのメッセージと共に、最終運行日を迎える予定だ。

　期間中は10月24日にオープンした新観覧車「Sky-Go-LAND」とともに、2基の観覧車が並んで運行する、日本で唯一の「ツイン観覧車」が楽しめる。16時からは「ジュエルミネーション」に合わせて2基をライトアップする圧巻の「デュアル・グランオブジェ」も必見。

　営業終了後「大観覧車」は解体され、ゴンドラ搬器や銘板など実際に使用していた部品や装飾品の一部を、公式ECサイト「よみランモール」で販売する。収益の一部は「社会福祉法人　読売光と愛の事業団」に寄付、子ども育成支援事業に充てられる。