江戸にひかりを当てるイベントで日本の文化・伝統の魅力を発信 千代田区の伝統芸能若手チーム「禮(REI)」が楽曲披露

　日本舞踊や和楽器の演奏というのは、日本人でも見たり聴いたりする機会が減っている。国外からの観光客も多い昨今、東京の千代田区観光協会は、日本舞踊・和楽器の若手の演者で構成したチーム「禮(REI)」を千代田区観光協会文化観光大使に任命した。1月17日(金)には、大手町・丸の内・有楽町地区の江戸情緒あふれる景観を創出するイベント 「江戸にひかり大丸有」のオープニングセレモニーでオリジナル曲「SENYOU 千耀」を初披露する。イベント実施時間は17時～17時50分。実施場所は行幸行幸通り（東京駅丸の内側）特別ステージ。　

　「禮(REI)」は、三味線、篠笛、箏、はやし、日本舞踊などから成るチームで、日本の伝統芸術の価値を広めたいと古典の魅力を新しいアプローチで発信している。活動拠点だった国立劇場（現在建て替えのため閉鎖中）を運営する日本芸術文化振興会と千代田区は連携協力協定を締結しており、観光大使の任命で、今後区内で行われる観光イベントへの出演など演奏を楽しめる機会が増えそうだ。

　披露されるオリジナル曲は「静寂と躍動が共鳴する時の流れ」。和楽器の繊細な響きが、千代田区に息づく歴史の重みを静かに伝え、無数の物語が音楽の中に溶け込む。現代的なリズムが躍動感を与え、未来への希望と新たな挑戦に向けたエネルギーを刺激する曲だ。