好きなマンガのジャンルは子どもの頃から同じ？変わった？ マンガを週1回以上読む男女に調査

　マンガ好きの人は多いと思うが、マンガの好みは昔も今も同じだろうか？　双葉社（東京）が運営するマンガ配信サイト「Webアクション」はこのほど、週に1回以上マンガを読む20代～40代の男女331人を対象に「マンガの好み」に関する調査を実施した。調査期間は昨年12月12日～12月16日。

　出版科学研究所の「出版指標」によると、2023年の日本のマンガ市場規模は紙媒体が2107億円、電子媒体が4830億円、合計で6937億円と6年連続で成長を続けた。マンガは子どもが読むものというのが昔の相場だったものの、マンガ好きで知られる麻生元首相を筆頭にオトナでマンガを好んで読む人は多い。

　今回の調査では、週に1回以上マンガを読む20代～40代男女の約8割は、小学生以前からマンガを読み始めているとの結果となるなど、子どもの時の習慣が続いている様子だ。具体的な数値は「小学生以前から」が79.2％、2位が「中学生の頃から」が13.0％、3位が「高校生の頃から」が3.6％となっている。

　マンガの好みについては、読み始め当初と「変わった」人が51.7％、「変わっていない」人が48.3％で、全体としては好みが「変わった」人は半数強。

　マンガを読み始めた頃から今までに好きなマンガのジャンルは変わったと回答した人に「マンガを読み始めた頃好きだったマンガのジャンル」を聞くと、男性は1位が「アクション・バトル」で61.7％、2位が「コメディ・ギャグ」で43.2％、3位が「スポーツ」で34.6％、女性は1位が「恋愛・ラブコメ」で71.1％、2位が「コメディ・ギャグ」で31.1％、3位が「ファンタジー・SF・冒険」で24.4%となっている。

　一方、好きなマンガのジャンルが変わったと回答した人に「現在好きなマンガのジャンル」を聞くと、全体1位が「日常系」で46.2％、2位が「ヒューマンドラマ」で40.4％、3位が「ミステリー・サスペンス」で39.8％という結果に。男女別にみると、男性は1位が「ファンタジー・SF・冒険」で44.4％、2位が「ヒューマンドラマ」で42.0％、3位が同率で「アクション・バトル」「ミステリー・サスペンス」「日常系」で40.7％、女性は1位が「日常系」で51.1％、2位が「恋愛・ラブコメ」で40.0％、3位が「ミステリー・サスペンス」で38.9％となっており、男女共に、好きなジャンルがマンガを読み始めた頃とかなり変わっているようだ。