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手洗いは食品衛生の基本 AIでチェックする判定システム発売

OVO [オーヴォ] / 2025年1月24日 12時8分

手洗いは食品衛生の基本 AIでチェックする判定システム発売

 電子機器メーカーの株式会社コンテック (本社:大阪市西淀川区) は、食品などを扱う作業者が手を洗う際に、きちんと手順を踏んでいるか人工知能(AI)で自動判定するシステムを発売した。

 食品衛生法の改正により、2021年6月から国際的な衛生管理法「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理の導入・運用が義務化された。ハサップとは安全な食品を消費者に届けるため、工場や飲食店での衛生管理の方法を定めたもの。原則すべての事業者が、衛生管理計画を建て、計画に沿って作業を行い、作業の記録を取りチェックするという衛生管理が必須になっている。作業開始前に手を洗う場合、図のような厚生労働省が推奨する手洗い6ステップが有効とされているが、どのように手を洗っているか、どんな洗剤を使っているか、どれぐらいの時間をかけているかなどについて平準化することや記録を付けることが必要だ。

 同社のAI手洗い判定システム「IVA-HW100」は、洗面所などに本体とカメラを設置し、AIによる画像認識で手洗い6ステップの動作の正しさを自動判定する。食品メーカーとの実証実験により学習を積み重ねることで、各ステップの手洗いの正しさを判定、通常の画像処理では難しいとされる消毒液やハンドソープの使用、流水状態も認識する技術を確立したという。

 同社ではこのシステムによる判定結果を工場監査のエビデンスとして活用することを想定しており「従業員への意識づけ、不適切行動の抑止効果、また、不祥事が発生した際の原因究明にも活用できるものと考えています」(広報)としている。

AI手洗い判定システム「IVA-HW100」

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