びわこビジターズビューローが観光情報発信 琵琶湖畔のオーベルジュ紹介

　滋賀県の観光情報を発信するびわこビジターズビューロー（大津市）は、「滋賀県は琵琶湖と発酵食文化が豊かに息づく地」だとして、琵琶湖に程近い特色ある三つの美食の宿、オーベルジュ（レストランホテル）を紹介している。

　北部の港町にある「奥琵琶湖 海津 湖里庵（こりあん）」（高島市）は、琵琶湖の伝統的な発酵食品である「鮒（ふな）ずし」をメインにした料理を味わえるオーベルジュ。鮒ずしは、琵琶湖でとれるニゴロブナを乳酸菌で発酵させた郷土料理で、千年以上の歴史を持つという。湖里庵では、この伝統料理を現代の技法とともに洗練させた「湖魚料理」を提供している。

　彦根市にある「料亭旅館やす井」は、おもてなしと季節を感じる懐石料理が自慢。食事は、日本三大和牛である近江牛や湖魚、旬の近江野菜など地元の食材を使い「料理人が一品一品丹精込めて仕上げた懐石料理を堪能できる」という。

　「ロテル・デュ・ラク」（長浜市）は、琵琶湖最北部の湖畔にたたずむオーベルジュ。小高い丘に広がる約4万坪の敷地にわずか15室というぜいたくな空間を提供。食事は「湖北キュイジーヌ」をテーマに、山・湖・里の恵みを生かしたここでしか味わえない料理を提供しているという。

　びわこビジターズビューローは「琵琶湖の恵みとともに独自の食文化を体感できるこれらのオーベルジュを通じて、滋賀の豊かな自然と伝統の味を楽しんでほしい」とアピールしている。