【マスターズ名シーン1987】“地元っ子”ラリー・マイズがサドンデスを制す

ParOn.(パーオン) / 2014年4月9日 12時0分

前年度優勝者のニクラスからグリーンジャケットを渡されたマイズ

 勝負は4日間72ホールで決着がつかず、3人によるプレーオフにもつれ込んだ。

 1980年、93年と2度マスターズを制しているセベ・バレステロス、人気・実力ともに世界ナンバーワンと評されていたグレッグ・ノーマン。そして地元オーガスタ出身の若者であるラリー・マイズが、二人のビッグネームに必死で食らいついているという状況。

 バレステロスが10番でボギーをたたき脱落し、アーメンコーナーの入り口とされる11番ではノーマンとマイズの一騎打ちとなった。その2打目、マイズは残り170ヤードの距離を右にプッシュアウトしてしまい、グリーンを大きく外して40ヤードのショットを残してしまう。逆にノーマンはきっちりとグリーンエッジまで運び、絶対有利のシチュエーションを作った。

 マイズは絶体絶命の窮地に立たされ、とてつもないプレッシャーの中、第3打を放つ。ボールはグリーンエッジでバウンドし、この年から一段と速さが増した“ガラスのグリーン”をスルスルと滑っていく。そして吸い込まれるようにボールはカップイン。その瞬間マイズは何度も跳びはねて“奇跡のチップイン”を成し遂げた喜びを表現した。

 逆にノーマンの表情は一気にこわばっていく。パトロンたちが固唾(かたず)を飲んで見守る中、サドンデス継続をかけた勝負のパットは左に外れ、“地元っ子”のマスターズチャンピオンが誕生した。

順位
1 L・マイズ(米国) -3(プレーオフ)
2T S・バレステロス(スペイン) -3
2T G・ノーマン(豪) -3
4T B・クレンショー(米国) -2
4T R・モルトビー(米国) -2
4T J・マッド(米国) -2
7T J・ハース(米国) +1
7T B・ランガー(ドイツ) +1
7T J・ニクラス(米国) +1
7T T・ワトソン(米国) +1
7T D.A.ウェイブリング(米国) +1
12T C・ベック(米国) +2
12T 陳志忠(中国) +2
12T M・マッカンバー(米国) +2
12T C・ストレンジ(米国) +2
17T P・エイジンガー(米国) +3
17T M・カルカベッキア(米国) +3
17T S・ライル(スコットランド) +3
17T C・スタドラー(米国) +3
予落 中嶋常幸
予落 尾崎将司
予落 青木功

ParOn.(パーオン)

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