石川遼 4日間戦えるチャンスを生かす

ParOn.(パーオン) / 2013年11月2日 19時15分

この日68をマークし、ゴルフ全体のリズムがよくなってきた石川遼 WGC-HSBCチャンピオンズ(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

WGC-HSBCチャンピオンズ(10月31日~11月3日、中国・シーシャンGC、7266ヤード、パー72)

 石川遼は、ジュニアゴルファーのときから試合に重きを置いていた。試合でうまくなる、が信条だからだ。ジュニアの試合で何度か優勝を飾るようになったころ、友だちとちょっと遊びすぎて練習を怠ると、父の勝美氏から試合出場中止を言い渡されたことがある。そのとき石川少年は反省し、練習を重ね、そして試合で結果を出してきた。試合がどれだけ自分をうまくさせるか、そのときから肌で感じている。

 最悪と表現した初日の81から、悪いになった2日目の72。そして、3日目は5バーディ、1ボギーの68。「ぐちゃぐちゃ」といっていたスイングは、必死の練習で感触が戻りつつある。

「いいショットが増えてきました。2日目が終わった段階で、2週間前のいいときに比べて、アドレスで手が下がり過ぎ、前傾角度が少し深くなっていました。気づけたそのことを注意しつつの3日目のプレーでした」

 ショットがよくなれば、他の部分もよくなるがゴルフ。10番スタートの石川は、11番で12メートル、14番でも7メートルを沈めてパットのリズムも出てきた。そして、17番では左バンカーからピンまで25ヤードをチップイン。何度も右手を振り上げる姿は、ゴルフ全体のリズムがよくなっている一つの現れだ。

「自分の中ではショットはまだまだです。打った瞬間にピンに行くと思ったボールは、目標より4メートル左に行っています。全体的にドロー回転が強いと思います。予選落ちがなく4日間できる試合なので、試合を通して直していけます。練習ではできていても、試合でできないと本当の修正にはならないと思います」

 日に日によくなり、最終日を迎える石川。

「あと一日で、どれだけ直すことができるか。その結果で、来週取り組むことも変わってきます」

 来週のHEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(11月7~10日、茨城県・美浦GC)で、今季2度目の日本ツアーに参戦する。日本のゴルフファンの前でエキサイティングなプレーを見せるためにも、上海での最終日はより気合が入ることになる。

文・井上兼行

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