“王者のゴルフ”を見せた室田淳、賞金王に王手!

ParOn.(パーオン) / 2013年11月3日 17時26分

強い勝ち方でシニアツアー10勝目を挙げた室田淳 日本シニアオープン(2013)(最終日) 写真・鈴木健夫

日本シニアオープン(10月31~11月3日、福岡県・麻生飯塚GCブルー・グリーンC、6726ヤード、パー72)

 18番のティショットを打ち終えてから、室田の顔に笑顔がこぼれた。最後のパーパットを沈めた瞬間、優勝の喜びをかみしめるようにゆっくりと顔を上げ、そしてギャラリーに向かって何度も深々と頭を下げた。

「感謝の気持ちでいっぱいです。幸せ者だと思っています」

 優勝インタビューの第一声でも、感謝の気持ちを述べた室田。しかし最終日は苦しみ抜いたラウンドだった。

「守りに入ったらボギーは出るし、開き直っても結果は出ない。特に1番で3パット、2番で取り戻したと思ったら3番のワンピンのバーディパットが入らない」

 一度は同じ最終組の水巻善典に6番で並ばれたが、後半出だしの10番で、狭いグリーン左サイドを狙ったセカンドショットは、距離ピッタリの1.5メートルにつけ、イーグルを奪った。

「前半で二つ縮められたのが、戻ったなくらいで、あまり意識はしていなかったけれど、水巻君にしてはショックだったかもしれないね」

 その後はミスをしてもしっかりリカバリーして、スコアを崩さない。不安視していたパッティングも、勝負所になると確実に決めてくる。まさしく“王者のゴルフ”を貫いた。これで優勝賞金1600万円を加算し、賞金は4300万円を越え、ランキングもダントツのトップ。5000万円の大台獲得も夢ではなくなった。今後はシニアツアーの残り2戦と、レギュラーツアーの三井住友太平洋VISAマスターズ、そしてカシオオープンに出場する予定だ。

「シニアでは必ず優勝争いに絡んで、試合を盛り上げようというスタンスでやっている。しかしレギュラーツアーの関西オープンから数えて、8月の2週から今まで毎週試合に出場している。あと4週頑張るよ」

 レギュラーツアーの賞金シードももくろむ室田。この強さはまさしく“ホンモノ”だ。

文・石原健司

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