ルーのバーディを量産したニューパターとは?

ParOn.(パーオン) / 2013年11月10日 18時9分

新パターがさえわたったテレサ・ルー ミズノクラシック(2013)(最終日) 写真・村上航

ミズノクラシック(11月8~10日、三重県・近鉄賢島CC、6506ヤード、パー72)

 前半のハーフを終えた時点ではまだ首位に3打遅れていた台湾出身の26歳、テレサ・ルー。しかし、インに入り、11番パー3で2.5メートルのバーディパットを沈めたのを合図に、どとうのバーディラッシュが始まる。12、13番の連続バーディで首位にいたシェラ・チョイをとらえると、続く14番のバーディであっさりと抜き去り、単独首位に立つ。16番パー5で1組前を回っていたチョイがバーディを奪い、首位に並ばれたが、17番パー3で8メートルを沈めて、再び単独首位に。最終18番パー4でも5メートルを沈め、2位以下に2打差をつけてのツアー初優勝を飾った。

「ベリーハッピー、ベリーハッピー。プロになって8年間待ち続けた優勝ですし、しかもUSLPGAツアーとしても開催している試合だけに、大きな意味のある1勝だと思います」

 と、満面の笑みを浮かべて答えたルー。05年にプロ転向し、06年からUSLPGAツアーに挑戦。結果を出せず、気分転換の意味も込めて。10年から日本ツアーに参戦するようになった。シード権を得て3年目の今年、2位が3回あったものの、あと一歩優勝に及ばなかった。そのストレスを発散するかのような気分爽快な勝ち方だったが、何といってもその原動力となったのはパッティングだ。最終日はアウト12パット、イン10パットの計22パットと、入れまくった。

「実は、今週から新しいパターに替えたんです。そのパターがよかったですね」

 気になるそのパターとはオデッセイの“ミルドプロトタイプ#7”で、メーカーによると、まだ製品化されておらず、来年発売予定だという。形は女子プロの多くが使っているツノがあるタイプと同じで、フェースにインサートが入っていないのが特徴だ。その代わりに、軟鉄の削り出しの表面に小さな穴を数多く開けることで、打感をよくしている。ちなみに、先週のマイナビABCチャンピオンシップで優勝した池田勇太が同タイプの#1を使用していた。

 今までは同社の2ボールタイプを使っていたルーだが、たまたま練習日に試した結果、すぐに気に入ったという。今大会はグリーンが硬く、速いイメージがあったが、出球がゆっくりで転がりがいいパターを使ったことで、ラインを出しやすかったのかもしれない。

 今回の優勝でUSLPGAツアーの来季出場権を得たルー。

「自分を試す意味で米国の試合に出たい気持ちはありますが、日本が大好きなので、この環境でずっとプレーしたいと思います」

 と、来季も国内ツアーをメインに戦う予定だ。とりあえず、勝ち星を一つでも増やし、同郷のヤニ・ツェンに少しでも追いつけるよう頑張るのが今の目標だ。

文・山西英希

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