【コラム】C・カーク、特別な意味がたくさんある勝利

ParOn.(パーオン) / 2013年11月12日 16時42分

最終日、17番でバーディを決め声援に応えるクリス・カーク 写真・Getty Images

 クリス・カーク(米国)が地元ジョージア州で開催されたザ・マッグラッドリークラシック(シーアイランドGCシーサイドC)で勝利、11年のバイキングクラシック以来、うれしいツアー通算2勝目を挙げた。

 28歳のカークにとって、この勝利は特別な意味がたくさんあった。

 今大会のホストプロを務めるのはデービス・ラブIII(米国)。実はカークにとってラブは大好きなプロ。ゴルフを真剣に取り組み始めた12、3歳のころから憧れだった。

「きっとデービスは覚えていないだろう。僕は大勢の子供の中の一人だったからね。デービスと僕が一緒に写っている写真を両親はまだ暖炉に上に飾っているよ。この大会で勝ったことの意味は本当に大きい」とカークはいう。

 そしてもう一つは、この勝利で初出場となる来年のマスターズの出場権を獲得したこと。カークの出身はジョージア州アトランタ。どれほどこのマスターズに出ることを夢見てきたことだろう。

 ツアー初優勝を飾ったバイキングクラシックは、フォールシリーズだったため得られなかった資格。新システムになった大きな恩恵だ。

「マスターズに勝つということは僕のゴルフ人生にとって最大の目標。でも出場しなければ勝つことはできないからね」

 そしてシーアイランドはカークがほんの1カ月半前まで暮らしていたところ。来月に第2子の誕生を控えて親族の住むアトランタに越したばかり。典型的な中堅プロで決して目立った存在ではなかったが、この日ばかりは地元の英雄となった。

「これから2週間くらい過ぎると、もう僕の名前を雑誌とかで見ることはなくなるだろう。そういうものだって理解している。だけど今週は僕の名前をあちこちで見られる。だから僕はこの勝利をしっかりエンジョイしたい」

 いや、勝利を重ねていけば、もっともっとカークの名前は知られるようになる。

文・武川玲子

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