吉田弓美子 女王なんてムリ! それより1勝したい

ParOn.(パーオン) / 2013年11月17日 17時45分

残り2試合で1勝を目指す吉田弓美子 伊藤園レディスゴルフトーナメント(2013)(最終日) 写真・佐々木啓

伊藤園レディスゴルフトーナメント(11月15~17日、千葉県・グレートアイランドC、6639ヤード、パー72)

「インが苦手なので、前半飛ばしていきます」

 そう宣言して出て行った吉田弓美子が1番(パー4)でバーディを奪い好発進。3番、5番のパー5もしっかりとバーディを奪い、9番(パー4)でも4つ目のバーディを決め、同組の服部真夕とともに9アンダーの首位で折り返した。

「8番で服部さんがバーディを決めたので、9番で私も絶対に入れてやる! と思っていました。後半は12番くらいから頑張ろうと思いました」

 いい形でハーフターン、追撃態勢に入りたかったが、14番まではしぶとくパーを重ね、最初のバーディは15番のパー5だった。3打目をグリーン奥に落とし、バックスピンで3メートルにつけてこれを沈め10アンダーまで伸ばし、首位をいく横峯さくらをとらえた。

 迎えた17番(パー3)、ホールの左には池が続き、ピンも左の難しいパー3だが、安全にセンターに乗せ、8メートルのバーディパットを残した。がしかし、「パンチが入ってしまった」というファーストパットが2メートルオーバーし、返しも外しボギー。一歩後退して、最終ホールを迎えた。

「18番は、風が左から来ていたので、逃げずに池のほうに打って、『帰ってこい!』と思って4メートルにつきました。よくつけられたなと思います。外れましたが、結果なんで……」

 池を怖がらずに左に切られたピンを狙う度胸満点のショットは圧巻だった。結果1打足りずに単独2位フィニッシュ。惜しくも優勝は逃したが、これで賞金ランキングは佐伯三貴らを抜いて3位に浮上。逆転女王にかすかな望みをつないだ。

「賞金女王なんてとんでもないですよ。2連勝? ムリムリ(笑)。それより本当にもう1勝したいんです。ショットの調子もいいですし、これで残り2試合も自信が持てます。しっかりと優勝争いできる位置で戦いたいです」

 これで賞金は、1億円プレーヤー目前の8540万円まできた。トップに立った横峯との差は3360万円あるが、強気の姿勢と、「あと1勝」への闘争心が、残り2試合をけん引し、奇跡の大逆転へと導く。

文・高桑均

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