横峯さくら 単独2位でもいいと思ったのがよかった

ParOn.(パーオン) / 2013年11月17日 18時30分

感情をうまくコントロールして優勝を手に入れた横峯さくら 伊藤園レディスゴルフトーナメント(2013)(最終日) 写真・佐々木啓

伊藤園レディスゴルフトーナメント(11月15~17日、千葉県・グレートアイランドC、6639ヤード、パー72)

 首位と1打差からスタートした横峯さくらが、3番(パー5)で1メートル、8番(パー4)では6メートル、9番(パー4)では5メートルを沈めてバーディ。前半を3バーディ、ノーボギーとし、首位をとらえハーフターン。折り返した10番(パー4)でもカラーからの8メートルをねじ込みバーディ。3連続バーディで一気に単独トップに躍り出た。

「昨日と比べてショットが思うようにうまくいきませんでした。ティショットは右にいっていましたが、セカンドでカバーできて、長いパットも入ってくれました。今日もボギーなしのラウンドでよかったです」

 大会を通じてボギーは2日目の一つだけ。抜群の安定感を見せた横峯が賞金ランキングでも森田理香子を抜き、1200万円あまりの差をつけて逆転した。

「実は15番を終わった時に、単独2位でもいいかなと思っていました。18番も、3パットでプレーオフになってもいいと思っていました。ガツガツいかなかったのが優勝につながりました」

 2年前の本大会では、10アンダーで並んで迎えた18番ホールで、左のピンを狙い池に打ち込みダブルボギー。パーとした藤本麻子に優勝を献上した。苦い思い出のホールで同じ失敗は繰り返さず、この日はグリーンセンターに無難に乗せてパーをセーブ。取り入れたメンタルトレーニングの成果がはっきり現れた。

「今までの私はネガティブでした。だから無理にポジティブにいこうと思って、それが失敗すると落ち込んでいました。今は、湧き出た感情を見極めたうえでそれを受け入れてやっています」

 決してマイナス思考ではなく、自分を徹底的に分析した結果、“高望み”をしないこのトレーニング法が完全にマッチした。だからこそチャンスがきた時に確実にそれをモノにすることができている。

「しばらく優勝していなかったので、早く勝ちたいと思っていました。でもその考え方を変えて、一回優勝を諦めたんです。そうしたらサイバーエージェント レディスで勝てたんです」

 これで今季4勝目、復活優勝から一気に目覚めた感があるが、いよいよ賞金レースでトップに立った。残り2試合、どんな感情が横峯を支配し、どんなパフォーマンスを見せるのか。メンタルトレーニングの効果が一番問われるクライマックスになってきた。

文・高桑均

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