【コラム】新シーズンで大きなチャンスをつかんだイングリッシュ

ParOn.(パーオン) / 2013年11月19日 16時47分

大きなステップとなる勝利を飾ったハリス・イングリッシュ写真・Getty Images

 メキシコのカンクーンでOHLクラシック・アット・マヤコバが開催。今年最後の米PGAツアー公式戦はハリス・イングリッシュ(米国)が今季2勝目を挙げて幕を閉じた。

 これで年明け、ツアー勝者だけが出場できる現代トーナメント・オブ・チャンピオンズ(2014年1月3日~6日、ハワイ州マウイ島)までの約1カ月半、本格的なオフシーズンとなる。

 10月に開幕した13-14年シーズンは、年内にアジアでの2試合を含む6試合が行われた。米PGAツアーがこれまで「来季のシード権争い」と位置づけられていた“フォールシリーズ”の活性化を図るために考えられたもの。

 新しいシーズンの成績になるのだから、これまで出場しなかった上位選手の出場が期待された。

 しかし、フタを開けてみればアジアのWGC-HSBCチャンピオンズを除くと、やっぱりシード争いなど無縁のトップ選手の参戦は見られなかった。10~11月は欧州ツアーや日本ツアー、豪州ツアーといった米以外のツアーが佳境を迎える時期。だからトップ選手は母国のツアーに出場したり、ゴルフが発展途上の地域に参戦する。タイガー・ウッズ(米国)がトルコオープンに参戦、アダム・スコット(オーストラリア)が母国のメジャーに出場することはゴルフ界にとってはとても重要なことだ。

 さらにPGAツアーのフェデックスカップを制したヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が欧州ツアーの賞金タイトル「レース・トゥ・ドバイ」を制したことで世界のゴルフは盛り上がった。

 石川遼と松山英樹が日本ツアーに戻ってその雄姿を見せたことで大いに日本ツアーは盛り上がっている。

 勝ったイングリッシュはジョージア州出身の24歳でプロ3年目。13年シーズンは6月にセント・ジュードクラシックで初勝利を挙げたばかり。これでツアー2勝となり彼にとっては大きなステップとなった。

 米PGAツアーの望む盛り上がりはちょっと難しいけど、10~11月の新シーズンはやっぱり中堅クラスの選手にとっては大きなチャンス、そう考えれば新システムも悪くない。

文・武川玲子

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