理香子とさくらの言葉に見る“賞金女王”の受け止め方

ParOn.(パーオン) / 2013年11月20日 17時52分

「追う方が楽」という横峯さくらが今季初めて追われる立場に立ったが…… 大王製紙エリエールレディスオープン(2013)(事前情報) 写真・鈴木祥

大王製紙エリエールレディスオープン(11月21~24日、愛媛県・エリエールGC松山、6442ヤード、パー72)

 女子ツアーも大王製紙エリエールレディスとLPGAツアーチャンピオンシップの残り2試合となったいま、がぜん注目を浴びるのは、森田理香子と横峯さくらの賞金女王争いだ。

 森田は伊藤園レディスを制した横峯に賞金ランキングトップの座を譲り、その差は約1170万円となった。
仮に今週、横峯が優勝した場合、森田が単独6位以下ならば、2009年以来4年ぶりの賞金女王が確定する。

 そんな状況だけに現場に訪れる記者も、二人に対する取材には熱が入らざるを得ない。

 ただ、毎週、繰り返される同じような質問に対して、少々うんざり気味の“理香子”と追われる立場は初の経験という“さくら”の賞金女王争い対するスタンスに違いがあるのは当然だ。二人は賞金女王レースをどのように受け止めているのだろうか。

 森田は終盤戦に入って、賞金女王という単語を何度も繰り返し聞かされてきた。それが少しプレッシャーになっているようにも見えるのだが、彼女の受け止め方はこうだ。

「賞金女王争いに関しては、追う立場になりましたが、どちらの立場がいいのかは正直ピンときていません。でも、どちらも経験できているというのはいいことだと思います」

 森田は現状を受け入れ、残り2試合を戦うということだ。そのあとに続いた言葉からも、ある程度リラックスできている状況がうかがえる。

「今年で引退でもするようにみなさんからは質問もされるのですが、今年で終わりじゃありませんし、私もまだ23歳なので先もあります(笑)。追っても追われても、どちらの立場も経験していた方が、私にとってはプラスになります。来年以降もこの経験によって、今年以上のゴルフができると思っています」

 一方の横峯はきっぱりこういった。

「私にとっては追う立場のほうが楽ですね」

 その理由は2009年に初の賞金女王になったときは逆転で手に入れた称号だったため、追われる立場の女王争いは初めての経験だからだ。

「気持ちの面では、追う時と追われる時とあまり変わりないんですけれど、明日になればまた違う感情が出てくるかもしれません。逆転されるかもしれないという意識を持つよりも、とにかく一日一日を大切にして戦っていくことが大事だと思います」

 決して慌てないスマートな口調が、落ち着きを感じさせるのだが、

「実際には重要なティショットはまだまだ緊張するシーンもあります。それを受け入れたうえで、これから経験値をどれだけあげていけるかが大事ですね」

 と正直に話す。

 いずれにしても、今週と来週で賞金女王が決まる。二人のレースは今週が山場だ。

文・キム・ミョンウ

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