上田桃子 崖っぷちからはい上がれるか?

ParOn.(パーオン) / 2013年11月20日 18時23分

シード権を確保するには上位入賞が必須の上田桃子 大王製紙エリエールレディスオープン(2013)(事前情報) 写真・鈴木祥

大王製紙エリエールレディスオープン(11月21~24日、愛媛県・エリエールGC松山、6442ヤード、パー72)

 11月5日に肋軟骨骨折が判明し、全治3週間と診断された上田桃子。

 日本女子ツアーの賞金ランキング55位と来季のシード権獲得が厳しい状況に立たされている。

 上田は上位50人に与えられる賞金シードを獲得するため、明日からの試合に主催者推薦で出場し、最後の望みを賭ける。

 ケガのため今週は月曜日まで休み、火曜日から打ち込みを始めたが、体調のことは気にかけている。

「常に痛いというわけではないんですけれど、クラブを振らないときでもズキンと痛むことはあります。今日も最後のほうに痛みはありましたが、明日は実際にプレーしてみないとわからないですね」

 上田は今大会に出場するまで、すべてを治療に費やした。痛み止めを飲み、都内にある病院では治療用のカプセルに入って、血の巡りをよくしたり、骨折した部分をくっつける治療に専念。現場にも病院から借りた治療器具を持ってきたほどだ。

「治療の甲斐あってか、今では普通にプレーする分にはそこまで問題ありません。実戦から遠ざかっている分、ベストな状態ではありませんが、集中力や経験、そして気持ちを大事にしていきたい」

 試合に賭ける思いが伝わってくる言葉だが、窮地に立たされた場面は今回ばかりではない。すでに米ツアーで経験済みだ。

「米ツアーで2年もシードがないなか、毎試合出場しているなかで感じていた緊張感はありました。なので、今週も特別に緊張するということはありません」

 今の上田には米ツアーで戦ってきた精神的なタフさはすでに備わっているといっていいだろう。

「あとは痛みが出ず、自分のゴルフができればおのずと結果は出せると思います」

 最終的に賞金ランキング55位の上田が、賞金シードのボーダーラインとなる51位に入るには、今大会で単独7位以内に入ることが最低条件だ。もし、55位以内であれば、ファイナルQT(12月3~6日、静岡県・葛城GC)へ、56位以下であればサードQT(11月26~28日、麻生CC、美奈木GC)に出場せざるを得ない状況だ。 

「QTに行ったときはそれはそれで、自分のゴルフができないといけないので、とにかく自分のゴルフを心がけるだけです」

 元賞金女王が起死回生のシード獲得を果たすのか、はたまた過酷な道からの来季出場権を目指すのか――。上田にとっては、今後のゴルフ人生を左右する忘れられない一戦になりそうだ。

文・キム・ミョンウ

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